「サンダルウッド(白檀)」の香水おすすめ10選!手作り香水の作り方もご紹介
心にも体にもリラックス効果をもたらす、古来から世界中で愛されているサンダルウッド。日本名では「白檀」と言えばさらにその高貴なイメージが湧くことでしょう。静かで深いウッディなその香りはオリエンタルで神秘的。思わず振り返りたくなるような気品溢れる香りです。そんな美と癒し効果のある香り、ぜひ活用してみたいですね。おすすめのサンダルウッドの香水10選をご紹介いたします!
2019年06月05日更新
記事の目次
[1] サンダルウッドとは?
サンダルウッドの歴史
サンダルウッドの名前は、サンスクリット語の「チャンダナ(candana)」に由来しており日本名では「白檀(びゃくだん)」として知られています。
例えば扇子をあおいだ時にふんわりと香る優しくて気品溢れるあのうっとりとする懐かしい香りです。
サンダルウッドは仏教やヒンドゥー教と深い関わりがあり、古代から寺院の建築で使用される木材や家具の材料としても重宝されてきました。
その香りは深いリラックス効果や精神を安定させスピリットに働きかける効果があると言われ、瞑想に使用する薫香としても世界中で愛され親しまれてきました。
そのような長い歴史のあるサンダルウッドは現代でも化粧品、アロマセラピー、香水と様々な分野で癒しの効果を発揮し世界中でその香りが楽しまれています。
サンダルウッドの効果効能
▼心への効果効能
サンダルウッドの代表的な効果は、まず神経の緊張や不安を和らげ心を鎮め深いリラックス効果を得られることです。
お寺や神社を連想させるウッディで甘くオリエンタルな香りに包まれ、静かで穏やかな気持ちになる鎮静作用があります。
頭痛の軽減や安眠などにも効果的です。催淫作用がありセクシーな気分にさせ異性を惹きつける香りとしても知られています。
▼体への効果効能
サンダルウッドは優れた殺菌消毒作用があり、喉の痛みなどの炎症や、泌尿器系・膀胱炎などの感染症の暖和といった体への効能にも作用し効果があります。
また、血液のめぐりをよくし、冷えやむくみを暖和したい時にも効果的です。
アーユルベーダでもサンダルウッドは古来から万能薬として扱われてきました。
▼肌への効果効能
サンダルウッドの精油は鎮静作用が優れているためニキビや乾燥、かゆみなどの肌荒れや炎症にも効果的です。
また保湿作用も高く水分の蒸発を抑えて肌に潤いを与えてくれ柔らかく整えてくれるので特に季節の変わり目の乾燥肌、老化肌などに有効です。※妊娠中の全身使用にはご注意ください。
[2]サンダルウッドの香水おすすめ10選
シャネル エゴイスト
シャネルから元々はメンズ用として発売されるも、その気品溢れるドラマティックな香りは男女共に圧倒的な支持を得て世界中で愛される香水となりました。
甘いバニラの香りから始まり、次に芯の通った凛としたスパイスの香りに包まれ、やる気のスイッチをオン。
ラストには色気のある花のたおやかな残香が残ります。大人のクール系女子におすすめです。
ゲラン サムサラ
サムサラとは、サンスクリット語で「永遠の再生」=「輪廻」を意味する言葉”というゲランの公式説明の通り、まさに深い永遠の愛を感じる、静かでとろけるような甘いミルキーな香りと濃厚なサンダルウッドのオリエンタルな優しいウッディ感が溢れる香水です。ゆったりと甘い気分に浸りたい恋する女性へおすすめです。
ディプティック タムダオ
ディプティックといえばパッケージデザインのオシャレさでも持っているだけで気分が上がる香水としてオシャレ女子に大人気。
タムダオはローズウッド・サイプレス・アンバーグリス・サンダルウッドとまさにウッディー系の王道の香りが調合された、まるで深い森に包み込まれたかのような気分に浸れる究極の癒し系香水です。
ジョーマローン オリス&サンダルウッド コロン インテンス
ウッディな香りのエキスパートと言われるマスターパフューマーのピエール・ネグリンとジョーマローンのフレグランス ディレクターのセリーヌ・ルートのコラボレートによって生まれたパフューム界で最も高貴な原料と知られる大変貴重で高価なオリスを使用した香水。
フィレンツェ郊外トスカーナに咲くアイリスの花の根茎、オリスにローズや様々な花を加え、研究を重ねサンダルウッドとのコンビネーションに行き着いた。
リッチでいてクリーミー、ウッディーでありながらほんのりパウダリーな奥深い香りに包まれます。
ブルガリ オムニア クリスタリン オードパルファム
クリスタルとロータスフラワー(蓮の花)をテーマにした、宝石のような透明感のある光を纏ったような輝きと蓮の花を象徴する純潔と永遠の美を表現したフレグランス。
サンダルウッドやロータスフラワーに加えムスクやイリス、マンダリンなどの天然原料を取り入れ、透明感がありふんわりとした甘い香りに包まれる香水です。
年代を問わず世代を選ばないリラックスしたい人におすすめの香り。
トム・フォード ウード・ウッド
世界でも最高級成分の貴重なウード・ウッドを使用したエキゾチックで五感を覚醒させるような香水。ハンサムでラグジュアリーなウッディ系のその香りは男女問わず世界中のセレブにも大人気となり話題になりました。
トム・フォードがチベット仏教の地であるブータンを訪れた際、寺院で嗅いだウード・ウッドの香りをヒントにしてこの香水の構想を立てました。
ウード特有のお香を連想させる静けさのある香りに加え、さらに濃厚なバニラ、アンバー、スパイスが程よくミックスされた気品溢れる奥行きのある香りです。
シャネル No.5パルファム
「私のパジャマはシャネルのNo.5だけ」というマリリン・モンローのセリフでも有名な、永遠の女性らしさを語る香水。
サンダルウッドの香りをベースにイランイラン、ジャスミン、ローズドゥメ、オレンジなどが構成され、ふんわりとした贅沢な花のブーケのような女性らしさを表現。
女性ホルモンと男性ホルモン両方を刺激する絶妙な色気のある香りです。
ブルガリ ローズ ゴルデア オードパルファム
このフレグランスを纏うことは美を纏うこと。希少な最高級のダスマスクローズをはじめとする高貴な花々の優雅な香りとサンダルウッドやムスクなどウッディでパウダリーな香りが融合。
まるで大輪のバラが咲き誇るように堂々と自信あふれる女性らしい美のオーラに包み込まれます。
アナ スイ ラッキー ウィッシュ
持っているだけで幸運が舞い込むようなキュートで魅惑的なボトルデザイン。明るく前向きなパワーを生み出すタンジェリンやグレープフルーツの瑞々しく爽やかなトップノート。オーキッドやクリーミーなサンダルウッドと甘いムスクが艶やかで癒される香りを残します。軽やかでいて幻想的などんな願いも叶えてくれそうなマジカルな香りです。
グレ カボティーヌ
パリのブランド「グレ」を代表する香水、カボティーヌ。数あるフレグランスの中でもロングセラーで根強い人気を誇る香りです。
トップノートにはタンジェリンなど爽やかなシトラス系の香りが漂い、ミドルではジンジャーリリーやホワイトヒヤシンス、イリスなどゆったりとしたフローラルブーケの香りに変化していきます。
さらに深みのある落ち着いた大人の香りサンダルウッドやムスク、カシスが融合されていることによって、全体的に彩り豊かな女性らしさを演出してくれます。
[3]サンダルウッドの精油を使ったアロマ香水を手作りしてみよう!
アロマ香水は市販されている合成香水とは違い、ごく微香のナチュラルな香りが楽しめることに加え精油のもたらす植物からの成分によって日々の生活を助けるポジティブな心理作用が期待できることが特徴です。
100%ピュアの精油を使って世界でたったひとつしかない自分だけのオリジナルアロマ香水を作ってみましょう。
今回は中でも精神とスピリットに働きかける抜群のリラックス効果のあるサンダルウッドの精油を使ったアロマ香水のレシピをご紹介します。
初めての方にも簡単!まずは気軽にトライしてみましょう。
準備するもの
- 精油(エッセンシャルオイル)(3~4種類の香りを調合します)
- 無水エタノール
- ビーカー(メモリの分かるものが使いやすくおすすめです)
- 保存用の遮光瓶
- 付箋紙やティッシュペーパー(香りをチェックするために使用します)
精油のブレンドレシピと混ぜる順番
精油のブレンドに特別な規則はなく、個人の好みによるところが大きいのですが、サンダルウッドの精油は個性的でとても強い香りですので、今回は特にサンダルウッドと相性の良い精油をご紹介します。
下記の精油を用意したら、これらをそれぞれお好みで2~5滴ずつブレンドするだけ。
ただし、混ぜる順番が重要です。精油を入れていく順番は「ベースノート」→「ミドルノート」→「トップノート」です。
この順番を守ることがより良い香りを引き出すコツとなりますので覚えておいてくださいね。
- サンダルウッド2滴(ベースノート)…ウッディ系で香りの持続時間が長い
- ラベンダー3滴(ミドルノート)…ハーブ系でトップの後からじわじわと香りが広がってきます
- ゼラニウム3滴(ミドルノート)…フローラル系、新鮮なグリーンと甘いフローラルが混ざったような香り
- スイートオレンジ2滴(トップノート)…フレッシュなシトラス系、比較的香りが早く消え持続性がない
アロマ香水の作り方
基本的なアロマ香水の作り方は、無水エタノール5mlに対して、精油10滴(精油1滴が0.05ml)です。つまりこの配分で作ると10%の香りの濃度となります。
無水エタノール5mlと精油(今回は上記4種類の香りを調合します)10滴を用意して、早速作ってみましょう。
- 遮光瓶に先にエタノールを入れてから精油を加えます。香りのバランスを取りながら少しづつ入れていくのがコツ。
- 精油を遮光瓶に入れ終わったらしっかり蓋をしてよく混ぜます。
- 一晩寝かせたものをよく振ってから、付箋紙に付けて香りをチェック。精油の組み合わせで物足りなさを感じた場合はここでお好みの精油を1滴づつプラスして調合します。
使い方と保存期間
アロマ香水は身体につけてその香りをお楽しみいただけます。
お肌の弱い方は肌に直接つけず香りをかいだりハンカチやティッシュに垂らして使うこともおすすめです。
ナチュラル成分の精油はとても繊細で空気に触れると劣化が進行するため、手作りしたアロマ香水は2~3週間で使い切ることをオススメします。
保管する場合は密封袋に入れて冷蔵庫の野菜室に保管するのがおすすめです。
[4]サンダルウッドの香水で癒しの香りを纏う
いかがでしたでしょうか?心にも体にも深い森の奥にいるような癒しの効果を与えてくれるサンダルウッド。古来から世界中で愛され続けている理由はその万能効果によるものなのですね。
オリエンタルで神秘的、さらにふんわりとした色気と優しさが漂うその香りを纏って、まずはあなた自身をどっぷり癒し、そして周りの人々にも安らぎを与える究極の癒し系女神となってハッピーライフを送りましょう。
※アロマオイル(精油/エッセンシャルオイル)を使う際の注意点
アロマオイルは医薬品ではないため、「治療」できるものではありません。ここに掲載されている内容は精油の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。予めご了承ください。症状がひどい場合は医療機関を受診することをおすすめいたします。実際にアロマの香りに癒されるという方はたくさんいます。自分の体の状態や気分に合わせて上手に取り入れてくださいね。