自分の肌との相性が分かる?! 自然派香水『 ダウンパフューム』
自分に似合う香水、みなさんはどんな視点で選びますか?最近は天然素材でできた香水も増えてきました。今回はその中から、日本の風土に合うよう開発され、つけた人の肌に合った香りが見つかるフレグランス『DAWN Perfume(ダウンパフューム)』をご紹介します!
2021年07月09日更新
記事の目次
- 1 [1]『DAWN Perfume(ダウンパフューム)』とは?
- 2 [2]『DAWN Perfume(ダウンパフューム)』の特徴
- 3 [3]オードパルファムの香りレビュー
- 3.1 ame(アメ)
- 3.2 La nouvelle lune(ラ・ヌベル・リュンヌ)
- 3.3 l’eau(ルオウ)
- 3.4 Pamplemousse(パンプルムース)
- 3.5 d’Anjou(ドゥ・アンジュ)
- 3.6 Syrinx(シュリンクス)
- 3.7 Taj Garden(タージガーデン)
- 3.8 Butterfly Nectar(バタフライ・ネクター)
- 3.9 Little Smile(リトル・スマイル)
- 3.10 Bejmat(ベジマット)
- 3.11 Something Blue(サムシングブルー)
- 3.12 Rain(レイン)
- 3.13 Au・Lait(オ・レ)
- 3.14 FORMULA X(フォーミュラ・X)
- 4 [4]ドキドキのスキンタイプ診断!その結果は?
- 5 [5]自分の肌と気候に合った「寄り添える香り」を見つけよう!
[1]『DAWN Perfume(ダウンパフューム)』とは?
『DAWN Perfume(ダウンパフューム)』は、2008年、日本のために誕生したハンドメイドフレグランスブランドです。
香りを手掛けているのは、アメリカ・コロラド州にラボを構える女性パフューマー 、ダウン・M・スペンサー・ヒュウィッツ氏。
画家から調香師に転身した経歴を持ち、アロマセラピストでもある彼女は、天然香料を主体とするハンドメイドの繊細な香り作りを得意としていて、本国では数多くのフレグランスを展開しています。
このダウン・M・スペンサー・ヒュウィッツの生み出すフレグランスに惚れ込んだ日本人ディレクターの杏 喜子(あんず・よしこ)さんが、日本の風土や繊細な感覚に合う香りを依頼してできたのが、『DAWN Perfume(ダウンパフューム)』です。
[2]『DAWN Perfume(ダウンパフューム)』の特徴
『DAWN Perfume(ダウンパフューム)』の製品は、その主成分が天然素材からできています。
たとえば、香料を希釈するためのアルコールはトウモロコシから得られるコーンエタノールを採用。また、水はロッキー山脈の氷河がもたらす湧き水を使用しています。
香料は天然香料を主体としており、これら3つの素材を基礎として、ナチュラルな香り立ちを体現しているのです。
また、同ブランドの最大の特徴は、スキンタイプ診断を軸として、その人に合ったフレグランスを提案していること。
スキンタイプを診断するためのキットとして始まった「フォーミュラ・X」というフレグランスは、今ではその香り自体が人気となり、製品化されています。
私もかつて、スキンタイプ診断を受けたことがありますので、後ほどその時のお話をさせていただきますね♪
ボトルのデザインも、シンプルに全て同じ形のボトルで、ラベルはナチュラルな風合いがあり、親しみやすい印象です。
製品は、オードパルファムのほか、ロールオンタイプのフレグランスオイルや、一部の香りでボディケア製品も展開があります。
購入は公式オンラインショップのほか、新宿の伊勢丹や一部セレクトショップなどで可能です。
特に新宿伊勢丹地下にある「ビューティーアポセカリー」のフレグランスコーナーは、ほぼ全種類のフレグランスが揃いますのでおすすめです。
>>『DAWN Perfume(ダウンパフューム)』公式オンラインショップはこちら
[3]オードパルファムの香りレビュー
現在、公式オンラインショップのサイトで掲載されているオードパルファムは15種類。うち、実際に試すことができた香り14種類について、感想を交えてご紹介します。
ame(アメ)
桃源郷からインスパイアされた香り「アメ」は、『DAWN Perfume(ダウンパフューム)』の最新フレグランスで、珍しいルバーブの香りがメインとなっています。
刈り取った青い草を思わせるフレッシュなグリーン調の香りと、ジューシーで透明感のある甘い香りがトップから立ちのぼり、気分をしゃきっと元気にしてくれそう。
目覚めの朝や、梅雨時のジメジメした季節におすすめな香りです。
La nouvelle lune(ラ・ヌベル・リュンヌ)
フランスの作曲家ドビュッシーの名曲 ”月の光” から着想を得た「ラ・ヌベル・リュンヌ」。
金木犀(きんもくせい)や桜の花びら、蓮の花など、どこかアジアのエキゾチックさも併せ持った花の香りを中心としたエアリーフローラルの香り。
身にまとえば、儚くも美しい香りの調べを体感できることでしょう。
ゆったりと静かな夜に自分の身を委ねたい…そんな時におすすめの香りです。
l’eau(ルオウ)
フランス語で ”水” と命名された「ルオウ」は、その名のとおり、“水”のような透明感を連想させる香り。
現在展開されている『DAWN Perfume(ダウンパフューム)』のオードパルファムの中では、いちばんナチュラルなハーバルアロマティックノートです。
甘すぎず、爽やかで心地よい香り立ちは、性別や年齢を問わず好まれそう。
まるでシャワーを浴びたかのようなリフレッシュできる香りは、特にアロマテラピーが好きな方、シンプルな生活を送りたい方におすすめです。
Pamplemousse(パンプルムース)
「パンプルムース」とは、フランス語で「グレープフルーツ」のこと。
成分のうち98%が天然香料で構成されていて、まさにグレープフルーツそのものを連想させるような、酸味とほろ苦さとみずみずしさをたたえたフレグランスです。
アクセントとしてグリーンティーが、またベースにはサンダルウッドも使われており、ただ元気なだけではなく、凛とした気分にもさせてくれるので、ビジネスシーンとも相性が良さそうです。
d’Anjou(ドゥ・アンジュ)
スイートピーやミモザ、スズランなど、春の花々をベースにした「ドゥ・アンジュ」は、愛らしいフルーティーフローラルノートが特徴です。
ネーミングは、フランスのドゥアンジュ地方で採れるグリーンペア(洋梨)を使用している事から命名されました。
トップにはその洋梨のみずみずしい甘さが広がり、その後、徐々に愛らしい花の香りに変化していきます。
ラストはムスクが優しい表情をあらわし、無邪気な少女を彷彿させるような、ピュアでイノセントなイメージの香りとなっています。
Syrinx(シュリンクス)
2019年に登場した「シュリンクス」は、自由と平和を象徴する葦笛「シュリンクス・パーン」に着想を得た香りです。
ギリシャの島の森に咲く野生の花や、風に乗って漂う果実や草木の香り、潮の香りなどが入り混じった表情豊かなフレグランスは、生き生きとした日々を送りたい人に特に似合います。
現在発売されているオードパルファムの中ではいちばん複雑味があり、アロマティック、グリーン、フルーティ、フローラル、ウッディと、次々に香り立ちが変化するさまも魅力的です。
Taj Garden(タージガーデン)
カラフルに咲き乱れる花々や鳥のさえずり、心地よいそよ風、さんさんと照りつける太陽…そんな“自由な楽園”をイメージさせる開放感あふれる香り「タージガーデン」。
中心となるのは、ジンジャーリリーやジャスミンなどの南国の花の香り。
そこに、スパイシーなジンジャーやアーシーなベチバーなどが絡み、バリ島のような神聖で穏やかな空気感が味わえます。
瞑想的でもあり、力がみなぎるようでもあり…とても不思議な魅力を持った浄化してくれるような香りは、お守りのようにあなたの味方になってくれるでしょう。
Butterfly Nectar(バタフライ・ネクター)
「タージガーデン」とはまた違った系統の、南国ムード漂う明るい幸福感にあふれた香り。
ジューシーなアプリコットや透明感のあるキューカンバーなどに加えて、珍しいコーヒーフラワーなどがブレンドされた、一風変わったフルーティフローラルに仕上がっています。
甘い蜜がしたたるような果実の香りがセンシュアルで、ナツメグやクローブなどスパイスの効いた香りは情熱的でもあります。
果実や花の蜜に誘われて舞う一蝶をイメージさせる南国フローラルは、女性が持つチャーミングな一面がより引き立つ香りと言えるでしょう。
Little Smile(リトル・スマイル)
シュッとひと吹きすると、幼い頃の微笑ましい思い出を呼び覚ますような、ほっこり和める癒しフレグランス。
オレンジ、バニラ、ムスクなどの穏やかで明るくやさしい香りに包まれれば、どんなにささくれだったハートでも笑顔になれるでしょう。
ストレスフルな毎日を送っている大人の人ほど、この香りを使って時には子供の頃の穏やかな気持ちを思い出してニッコリしてほしい…そんな“安心毛布”のような香りです。
Bejmat(ベジマット)
“香りで浄化する”をテーマに、日本のためにゼロから作られた「ベジマット」は、天然香料の割合が高いナチュラルなフレグランスで、市販の香水は苦手という人でもなじみやすい香りに仕上がっています。
メインとなるのは、アロマテラピーでもよく使われる柑橘系精油ベルガモット。
これにヒノキやシダーウッド、ホーウッド、オーストラリア産サンダルウッドなど、ふんだんにウッディノートの香りが加わって、まるで森林浴をしているかのような心地よい穏やかさを体感できます。
男性にもおすすめの香りです。
Something Blue(サムシングブルー)
花嫁が結婚式で4つの物を身に付けると生涯幸せになるという「サムシングフォー」という習慣が欧米にはありますが、これはその一つ「サムシングブルー」をテーマにした香りです。
あじさい、スイートピー、フリージア、スミレなど、清楚な印象のフローラルノートが中心となった、上品でクラシカル且つフェミニンな香りは、まさに花嫁にふさわしいと言えます。
ベースのオリスが徐々にパウダリーになっていき、落ち着きと知的な印象も与えるので、ビジネスシーンにも役立つでしょう。
Rain(レイン)
「レイン」は、スズランやヒヤシンス、ハニーサックル(スイカズラ)といったホワイトフローラルのピュアで清々しい香り。
その名のとおり、「雨」の多い季節にまさにうってつけな、石けんのような清潔感のある香り立ちが特徴で、人気の高いフレグランスです。
雨上がりの空にかかる虹、透明感のある空気、雨露に濡れた草花、静かな時間…
そんな情景を連想させるような、ちょっとノスタルジックな印象のフレグランスで、シーンを問わず使えるオールマイティでさりげない香りです。
Au・Lait(オ・レ)
夜、静かな一人の時間に寛いでお茶を飲む…そんなリラックスタイムを連想させる「オ・レ」は、どこまでもスイートで親しみやすい香りです。
ミルクやバター、甘いクリームなどを連想させるグルマンノートで、特に甘いものに目がない人にはたまりません!これを纏えば、きっと至福のひと時を味わえるでしょう。
また、この「オ・レ」は、ベースに「FORMULA X( フォーミュラ・X )」も含まれていて、肌なじみよい香りに仕上がっています。
FORMULA X(フォーミュラ・X)
「フォーミュラ・X」は、元々肌タイプを診断するために作られたもので、ムエットで嗅いでも香りはよく分かりません。
しかし実際に肌にのせると、つけた人の肌本来の香りを引き出し、魅力的に香らせる「スキンパフューム」として、唯一無二のオリジナルな香りが楽しめるとあり、同ブランドでもいちばん人気の香りとなっています。
また、他の『DAWN Perfume(ダウンパフューム)』のフレグランスとの重ねづけも可能。
自分の持つ肌の香りに癒される人続出のユニークなフレグランスは、いつも自分らしくいたい時に。
[4]ドキドキのスキンタイプ診断!その結果は?
私が初めて『DAWN Perfume(ダウンパフューム)』と出会ったのは、2009年、丸の内にあったメンズ系のセレクトショップでのことでした。
今ではもうなくなってしまった香りもありますが、ショップの男性店員さんに簡単に肌タイプを見てもらい、似合うフレグランスを選んでもらったり、製品の話を聞いたりしたのがすごく楽しかったことを今でも忘れられません。
その5年後、新宿伊勢丹の香水イベント「サロン・ド・パルファン」にて、『DAWN Perfume(ダウンパフューム)』のディレクターで香りスタイリストの杏喜子さんご本人にカウンセリングしていただける機会に恵まれました。
今では大人気すぎて予約枠が数分で埋まってしまうという、杏さんの肌タイプ診断。この日、友達と2人で同時に、しかも無料で受けられたのは本当にラッキーでした。
カウンセリングでは、日常生活のスタイルや普段使う香り、好きな色などを聞かれた後、「フォーミュラ・X」を肌にのせ、スキンタイプを調べました。
『DAWN Perfume(ダウンパフューム)』で診断される肌タイプは9種類ほど(スイート、ビター、ウッディ、グリーン、フローラル、アシッド、ムスキー、ニュートラル、その他)。
日本人の肌には、ムスキーとスイートが多いのだとか。
杏さんにスメリングしてもらった結果、私のスキンタイプは・・・「ムスキースキン」と診断されました!!
実はムスクが苦手なので、「え?よりによって苦手な香りが自分から?」と驚いたのですが、杏さんいわく、私が苦手と感じる要因は、ムスキースキンにアニマルムスクが重なって甘さが強調されて、くどく感じているせいでは?とのことでした。
ムスキータイプの人にとって相性NGなのが、アニマル系香料が強く残る香りや、マリン系の香りなんだそう。なるほど~!!
ちなみに、ムスキースキンの人は他のタイプよりも香りが長続きするそうで、私の場合はさらにパウダリーさが前面に出る肌とのことでした。
この後、『DAWN Perfume(ダウンパフューム)』の中から私の肌に似合う香りをチョイスしてもらったのですが、私がお伝えした普段使う香水のリストを見た杏さん、「トップメインのシンプルな香りはつまらなく感じてしまうタイプですね」と。すっかり私の気持ちが読まれていました(笑)。
結果、提案された香りは、「ベジマット」と「レイン」の2種類となりました!
「ベジマット」は、診断より前にムエットで嗅いだことがあった香り。その時は「ベルガモットのシンプルな香り」としか思わなかったのです。
しかしこの時実際に肌に載せてみたら、ビックリするほど違う顔を出しました!
ヒノキのライトなウッディ感の中にもほろ苦いシトラスが香る、さり気なくかっこいい香りで、かなり好みだったのです♪
もう一つの「レイン」は、清楚系ホワイトフローラルのピュアな香り。
ひと言で言えば石けんや洗いたてのシャツのようなクリーンさをもったスズラン系の香りで、ちょっと私のキャラには合わないような…?
でも、それを肌にのせてみたら、案外しっくりなじんで、ふんわりとってもいい香りに!友達からも杏さんからも似合うと褒められてご満悦で購入に至りました(笑)。
しかもその後、会社につけていったら隣の席の同僚からも、「なんだか普段と違ういい香りがする~♪」と言われ、やはり好きな香水と似合う香水って別なのかなと実感したのでした。
[5]自分の肌と気候に合った「寄り添える香り」を見つけよう!
日本はまだまだ香り文化で言ったら欧米からは遅れをとっています。しかし、それはイコール「香りが嫌い」という訳ではありません。
むしろ繊細な嗅覚を持っているからこそ、西洋の華やかなフレグランスでは香り負けしてしまう、強く感じてしまうという人が多いだけ。
そんな日本人の性質や日本の風土に合った香りで、しかも自分の肌の魅力を最大限に引き出してくれる『DAWN Perfume(ダウンパフューム)』のフレグランスが、現代の日本で人気があるのも頷けますね。
肌診断のカウンセリングは不定期で開催されていて、各種SNSから情報も出ているようですので、気になる方はチェックしてみてください。
>>『DAWN Perfume(ダウンパフューム)』公式Instagramはこちら
つける人の肌の香りと溶け合い、パーソナルな香りとして寄り添う『DAWN Perfume(ダウンパフューム)』のフレグランス。
自分の肌に合った最上の香りを見つけて、いつも「自分らしく」のびのびといられるようになりたいものですね♪