『JO MALONE LONDON』の限定コレクション「ブロッサムズ」が今年も登場!
『JO MALONE LONDON(ジョーマローンロンドン)』から、今年も限定コレクション「ブロッサムズ」が登場しました。今回はかつてないポップなボトルが目を引きますが、いったいどんな香りなのでしょう?無事GETしたアイテムの紹介も交えて、本コレクションの魅力に迫ります♪
2021年05月11日更新
記事の目次
[1]2022年の「ブロッサムズ」の特徴
ここ数年、『JO MALONE LONDON(ジョー・マローン・ロンドン)』が、春から初夏にかけて発表している「ブロッサムズ」というフローラル系の香りのコレクション。
これまでは、色で例えるとパステルカラーのような淡いイメージのフローラル系が多かったのですが、今年はこれまでとは異なり、「ハイビスカス」をメインに取り上げたコレクションで、いつになく夏を思わせるイメージになりました。
コレクションに登場する香りのうち、コロンは従来同様の4種類。
このうち、「イエローハイビスカス」と「レッドハイビスカス」が新作です。
「レッドハイビスカス」は「ブロッサムズコレクション」としては初めて、コロンインテンスという、通常ラインより上級者向けの上質な香りラインの仲間となります。
残る2種類は、「ナシブロッサム」と「フランジパニフラワー」で、これらは過去に限定発売されたことのある香りの復刻版です。
また、今回はコロン以外に本コレクションとしては初となるボディミストも登場。
香りは従来品の「ネクタリンブロッサム&ハニー」です。
ホームフレグランスでは「シルクブロッサム」のディフューザーが発売されました。
さらに一部店舗限定品として「ブロッサムズ ソリッド セント デュオ」という練り香水も発売となっています。
こちらは、2種類の練り香水がセットになったもので、「オレンジブロッサム」と「ネクタリンブロッサム&ハニー」の組み合わせです。
香りは従来からあるものですが、「オレンジブロッサム」の練り香水は今回初登場。
また、通常の練り香水と異なる点として、ケースを入れる袋が今回の「ブロッサムズ」のラッピングボックスと同じ柄となっています。
全国発売は、昨年より早めの4月16日(金)から。コロンについては、30mlと100mlの2サイズが展開された点は昨年同様です。
今年いちばんの驚きは、これまでの『JO MALONE LONDON(ジョー・マローン・ロンドン)』ではなかった、円柱のボトルと丸いカラフルなキャップというビジュアル。
キャップは半透明で、キャンディのようなポップさもあり、全色揃えて置いておきたくなるような可愛らしさ・遊び心があります。
もちろん、100mlサイズだけでなく、30mlも同じキャップ・カラー展開です。
こうして変わったボトルデザインを楽しめるのも、限定品の醍醐味ですよね♪
[2]コロンの4つの香りを試香してみました!
昨年は、まさにこの「ブロッサムズ」が発売されたタイミングで緊急事態宣言が出て、首都圏の実店舗はどこもクローズしてしまい、発売前に香りを試すことができなかったのですが、今年は試すことができてほっとひと安心でした。
実際に店頭でボトルを見たら、やっぱりいつになくポップでお茶目な雰囲気がより一層楽しげで、コロナ禍の落ち込んだ日常がパッと明るくなるような印象を受けました。
今回のシリーズ、テーマは「ハワイ」だそうで、言われてみれば確かにいずれも南国のリゾートっぽい開放感あふれる陽気な香りに感じました。
ボックスも、鮮やかな赤で描かれた植物柄のモチーフがハワイらしい一品ですね。(上の写真は、ボックスの底面です)
コロンは、初めて体験する2つのハイビスカスの香りを中心に試しました。
イエローハイビスカス コロン
出典 jomalone.jp/
30ml 9,240円、100ml 18,480円(各税込)
トップノート:イエローハイビスカス
ミドルノート:ローズ
ベースノート:ホワイトムスク
嗅いだ瞬間、パイナップルキャンディみたいな程よい酸味と甘さを感じて、思わず「おいしそう!」と声が出てしまいました。
とにかく明るくて陽気で、笑顔を連想するような香り。
トップにはライムの目が覚めるようなフレッシュさ、ミドルにはローズのキラキラとした美しさ、ラストにはホワイトムスクのクリーンなイメージが重なり、シアー感のある綺麗なフローラルが広がります。
清潔感もフルーティな親しみやすさも兼ね備えているため、オンでもオフでも使い勝手が良さそうです。
手元に実際につけてもみたのですが、あいにく私の肌では、結構あっという間に飛び去ってしまいました…。つける人がつければ、きっと最後まで綺麗に香る香りだと思います。
「ハワイ」をイメージした香りということで、この香りを試している最中、昔行ったハワイの光景の中からどのシーンがいちばんしっくりくるかなぁ?と思いをめぐらせたのですが、ふと頭に浮かんだのは、カイルアの美しい青い海やかわいらしいのどかな街の光景。
そこで食べたアサイーボウルを、なぜか思い出したりもしました。
陽気でお気楽、ハッピーな要素満載の「イエローハイビスカス コロン」は、つければ自宅にいながらにして常夏の楽園へといざなってくれそうな香りです。
公式サイトでのおすすめコンバイニングは、「イングリッシュペアー&フリージア」。
透明感のある香り同士で、気分も明るく過ごせそうです。
レッドハイビスカス コロンインテンス
出典 jomalone.jp/
30ml 12,430円、100ml 24,860円(各税込)
トップノート:マンダリン
ミドルノート:レッドハイビスカス
ベースノート:バニラ
「ブロッサム」シリーズでは初のコロンインテンスの香りということで、今回発売された他の3つに比べると奥行きと深みのある香りに感じました。
ゆったりとした贅沢な時間…ラグジュアリーなホテルで過ごす昼下がり。オーシャンビューの部屋のベッドで、ほっとひと息ついているような感覚になれます。
もしくは夕方、美しい夕陽を眺めながらのんびり砂浜を散策しているような、そういうリラックスした時間を連想させる香り。
ベースにはココナッツみたいなふくよかな甘さも感じられ、全体的にどこか90年代を思わせる懐かしさがありました。
お店の方によると、『JO MALONE LONDON(ジョー・マローン・ロンドン)』としては珍しくソーラーアコード(おひさまのような香り)の香料が使われているそうで、そうしたところが太陽の明るさ、海水浴のような開放感を連想させるのかもしれません(ちょっとサンオイルみたいな香りがするのです)。
こちらも肌上で試しましたが、私がつけると、フローラルよりはバニラっぽい甘さが目立ちました。
「イエローハイビスカス」同様、この香りから連想するハワイの体験としては、なぜか「アアラモアナセンター」が思い浮かびました。賑わう人波、熱気、陽気な雰囲気が、そう連想させたのかもしれません。
魅惑的な赤いハイビスカスとジャスミンサンバック、バニラが重なったやや官能的な香りは、公式サイトでのおすすめの組み合わせとして「ブラックベリー&ベイ」を挙げていますが、個人的には「ミルラ&トンカ」を合わせても良さそうだなと思いました。
ナシブロッサム コロン
出典 jomalone.jp/
30ml 9,240円、100ml 18,480円(各税込)
トップノート:レモン
ミドルノート:ナシブロッサム
ベースノート:ホワイトムスク
今年の「ブロッサムズ」を試した中で、今いちばん使いたいと思えた香りは、実はこの「ナシブロッサム」でした。
ナシの白い花は春の訪れを知らせるとのことで、発売された時期にぴったりだったこともあったのかもしれません。
爽やかさやみずみずしさ、透明感のある嫌味のない香りで、シンプルかつクリーンな印象もあります。
熟しきっていない果実を思わせるような、青さを持ったフルーティさも兼ね備えたピュアな香りは、親しみやすさと快活さがあり、優しく寄り添ってくれるような香り。
レモン、リンゴなどの果実の香りとローズ、ナシブロッサムといったソフトなフローラル、そしてラストは清潔感のあるホワイトムスクで閉じます。
公式サイトでは、「ピオニー&ブラッシュスエード」との重ねづけが提案されているあたり、特に若い女性にお似合いかもしれません。
フランジパニフラワー コロン
出典 jomalone.jp/
30ml 9,240円、100ml 18,480円(各税別)
トップノート:ジャスミンの花びら
ミドルノート:フランジパニ
ベースノート:サンダルウッド
みずみずしさがある点では「ナシブロッサム」にも近いものがありますが、「フランジパニフラワー」の方がより温かみが感じられます。
心地よい風がそよぎ、柔らかく温かい日の光が降り注ぐウッドデッキでまどろむ午後を思わせるような、ほっとくつろぐ香り…。肩の力を抜いてリラックスしたい時に似合いそうな香りです。
トップのレモンがフレッシュに香った後、ジャスミンやイランイラン、フランジパニなどの南国調のフローラルが、ぬくもりのある甘さを放ちます。
ラストは、サンダルウッドのクリーミーな香りに包まれて、穏やかな気分に浸れます。
公式サイトでおすすめされている「ワイルドブルーベル」と重ねづけすれば、より一層可憐でソフトな印象を与えられそうです。
[3]「ブロッサムズ」から初登場のボディミストをGET♪
95ml 8,800円(税込)
店頭で4種類のコロンの香りを試しましたが、実は今回のシリーズで私が目をつけていたのは、「ブロッサムズ」シリーズとしては初お目見えとなったボディミストでした。
香りも、長らく憧れていながら未だ製品としては持っていない「ネクタリンブロッサム&ハニー」ということで、これを試して気に入ったら、ぜひお迎えしたいと思っていたのです。
『JO MALONE LONDON(ジョー・マローン・ロンドン)』の製品は、同じ香りでもアイテムの基材によって若干香りだちが異なるものも存在します。
なので、コロンで気に入った香りであっても、別のアイテムだと印象が変わる可能性もあるので、一回一回直接試してみた方が良い、というのが私の持論です。
今回発売された限定品のボディミストは、コロンの「ネクタリンブロッサム&ハニー」と遜色なく、とてもきれいな状態に香るし、肌につけてみたら香りの持続もあったので、すっかり気に入って即予約をしてしまいました!
ボディミストと聞くと、香りのついた化粧水のような、水っぽいさっぱりしたイメージだったのですが、こちらのボディミストはグリセリンが含まれているとのことで、スプレーして肌にのばした後、結構しっとりとしたテクスチャーでなじむ点も気に入ったポイントでした。
『JO MALONE LONDON(ジョー マローン ロンドン)』では、限定品発売時にはそのコレクションやイメージに合ったデコレーションをショッパーに施してくれます。
今回はテーマが「ハワイ」ということで、イエローとレッドのハイビスカスが咲いたハッピーなイメージ満載のデコレーションで渡されました(笑)。
私はボディミストしか購入しなかったからか、ボックスはあの赤い植物柄モチーフのものではなく、ブラックボックスにハワイ柄のリボンが巻かれたものでした。
でも、このベージュとブラックが普段のものと反転したカラーリングのボックスもレアだし、大人っぽくて素敵ですね。
ボディミストも、しっかりコロンと同じ色つきの丸いキャップがキュート!色は、ネクタリンブロッサムを連想させるピーチっぽいピンクとオレンジの中間色でした。
ちなみに今年の「ブロッサムズ」コレクションのボトルは、中に通っているスプレーの管もキャップと同じ色になっているんです!それがまるで花の茎のようにも見えるあたり、なかなか凝った作りですよね。
ただ、ボディミストは製品の性質上、中の液体が白濁しているので、使い進めていかないとその管の様子が見えないのですが。
ボトルはコロンと同じくガラス製。容量は95mlとなっています。
これから夏を迎えて蒸し暑くなってきた時に、良い香りを楽しみながら肌をいたわりつつ、ボディをクールダウンできる優れものだと思います。
『JO MALONE LONDON(ジョー・マローン・ロンドン)』のアイテムでボディミストというのも、過去に数回限定で発売されただけでとてもレアなものなので、コレクター人気も高い一品ではないでしょうか。
「ネクタリンブロッサム&ハニー」の香りは、ピーチやアプリコットの熟した果実を思わせるこっくりとジューシーな甘さが特徴で、今回発売の4種類のコロンとは、どれとも相性抜群だと思います♪
[4]常夏のハワイに思いを馳せる香りで、おうちでリゾート気分を味わおう♪
今年の「ブロッサムズ コレクション」は、昨年とは打って変わって、南国ハワイを思わせる開放感と明るさのあるイメージに仕上がっていました。
コロナ禍の今、海外旅行は実現が難しいですが、「ブロッサムズ」の香りは、そんな閉塞感のある日常を打破するためにはうってつけなアイテムだと思います。
この香りを身にまとって、せめて気分だけでも南国のリゾート気分を味わってリフレッシュ&リラックスしてみてはいかがでしょうか?
5月11日現在、公式オンラインショップにも、コロンは全ての香りの在庫があります(サイズにより在庫が異なります)。
ただし、先日訪れたGINZA SIX店では、「シルクブロッサム」のルームディフューザーは、予約段階で完売と言われました。
コロナ禍で、実は香水以上にルームフレグランス(キャンドルやディフューザー、ルームスプレー)がよく売れているのだとか。
「シルクブロッサム」は香りの人気もさることながら、そうした点からも今回あっという間に売り切れてしまったのかもしれませんね。
なお、緊急事態宣言の影響で、地域によっては休業中や営業時間短縮のショップも多いかと思います。購入の際は、事前にショップが入っている商業施設のホームページなどで情報をご確認ください。
コロナの影響はまだ当分続くかもしれませんが、香りの衣替えをして、せめて気分だけは前向きにしていきたいものですね♪
>>『JO MALONE LONDON(ジョー・マローン・ロンドン)』公式サイトはこちら