失敗知らず!使いやすいアルコールフリーの香水3選
近年ニーズが高まっているアルコールフリーのフレグランス。直接肌にのせるものだからこそ上質な香りを選びたいですよね。今回は、肌に優しく香りも最高な、フレンチメイドのアルコールフリー香水をご紹介したいと思います♡敏感肌さん、必見です♪
2020年12月17日更新
記事の目次
[1]香水にアルコールが使用されているワケ
当たり前ですが、ほとんどのフレグランスにはアルコールが入っています。
香りのもとなる“香料”を溶かすのにアルコールが使われているわけですが、香料の濃度の違いにより、フレグランスのタイプは次のように分けられています。
・パルファム…香料15~20%
・オードパルファム…香料5~10%
・オードトワレ…香料3~5%◆持続時間の長さ…パルファム > オードパルファム > オードトワレ
肌にのせて揮発性の高いアルコール分がとんだあと、香りだけが長時間にわたり残ります。フレグランスの持続時間の違いはここにありました。
香水を安定した状態で長持ちさせてくれる役割を持つアルコールですが、敏感肌さんや嗅覚が過敏な方にとっては「少しキツイ…」と感じることもあるのではないでしょうか。
実は私も、アルコールの香りがちょっと苦手なんです。
フレグランスをつけたての時に香る、パンチのあるトップノートや、服に残ってしまう香りにほんの少し悩んだりしていました。
私が暮らしているフランスでは、香水の種類が飛びぬけて多いので、もちろんアルコールフリーのフレグランスもたくさん存在します。
“持続時間の短い”イメージがあるアルコールフリーのフレグランスでしたが、そんなイメージを覆す、使い勝手の良い素敵な香りを発見しました!
持続時間・肌への優しさ・見た目(パッケージデザイン)ともに優秀な、3つのフレグランスをご紹介したいと思います♡
[2]PETITE CHERIE(プチ・シェリー)ボディ&ヘアミスト/GOUTAL(グタール)
トップノート:ペアー(梨)グリーンノート、ピーチ
ミドルノート:ローズ、ヘディオン、ライラック
ラストノート:レユニオン産バニラ、ホワイトムスク
「PETITE CHERIE(プチ・シェリー)」のオードトワレは、日本で『Goutal(グタール)』の名が広まるきっかけとなった、アイコン的な香り。
そんな「PETITE CHERIE(プチ・シェリー)」シリーズにボディ&ヘアミストが数量限定で発売となっています!
私は身体ではなく髪に試してみました。
驚いたのがその持続時間の長さ!!正午過ぎにブティックで試し、夕食後もずっと髪の毛から良い香りが続いていたんです。
そもそも「PETITE CHERIE(プチ・シェリー)※」は、Annick Goutal(アニック・グータル)が愛娘、Camille(カミーユ)のために創った「小さな愛しい人」という名のフレグランス。
※PETITE CHERIE(プチ・シェリー)=…フランス人が年下の女の子に愛情をもって呼ぶ名称です。娘、義理の娘、妹、姪などによく使います。
そんな愛娘のためのフレグランス「PETITE CHERIE(プチ・シェリー)」は純真無垢なキュートさがありつつ、性別の垣根を超えて惹きつけられる、慈愛に満ちた香りがするんです。
頬ずりしたくなるほど清潔感に満ちていて、可愛らしく、日向ぼっこしているようなポカポカとした温もりがあります。
出典 instagram.com/p/CC569GAnu-k/
ポイントはブティックのアドバイザーが言っていた通り、「髪につけること」でした。
階段の昇り降りや自宅で家事をしている時、香水ほど主張はないのですが「PETITE CHERIE(プチ・シェリー)」の愛くるしい香りを、身体を動かすたびに感じ取ることができます。
私の感想は、「これぞ究極のモテ香水」!
保護欲を駆り立てるような、ペアー(洋梨)とバニラの愛情深い香り、そして更に髪からふんわりと香る…これはもしや、世の中の男性の弱点を突いたフレグランスなのでは⁈と思いました。
ボディにつければ、アルコールフリーなので紫外線を気にせず香りを楽しむことができます。もちろん肌にも髪にも安心!
陶器のような美しくつややかなホワイトボトルにも注目です♪
オン・オフ問わず、どんなシーンでも好感度が上がる「PETITE CHERIE(プチ・シェリー)」は数量限定とのことなので、気になる方は早めにゲットしてくださいね。
[3]EAU TRIPLE OUD DE MEDINE(オー・トリプル・ウード・ドゥ・メディンヌ)/BULY(ビュリー)
出典 https://www.buly1803.com/jp/
香調…チュベローズ・デュ・メキシク、リケン・デコス、マカサー、ビガラード・ドゥ・セヴィーユ、ローズ・ドゥ・ダマス、アル・カシール、ミエル・ダングルテール
パリの総合美容専門店『BULY(ビュリー)』から、水性香水シリーズ「オー・トリプル」の新作が仲間入りしました♪
「オー・トリプル」シリーズといえば、アルコールやエタノールを一切使用しない水性のフレグランスライン。
とろみのあるテクスチャーが特徴で肌に優しく、ボディローション効果(保湿効果)があります。
トップノート・ミドルノート・ラストノートという概念はなく、その香りは最初から最後までずっと同じ。特別感のあるボトルも素敵ですよね♪
周囲に香りを振りまくアルコール性フレグランスとは異なり、近付いたときにだけフワッと香るので、 なんだか自分だけが知っている“秘密の香水”のようです♡
異国へのノスタルジーを表現した「EAU TRIPLE OUD DE MEDINE(オー・トリプル・ウード・ドゥ・メディンヌ)」は、インセンスや乳香といった希少な香りを扱う商人たちに出会うため訪れた、サウジアラビアの思い出を香りに閉じ込めたそう。
この香りは「オー・トリプル」シリーズのなかでも、一番“知的”で“エキゾチック”な印象を持ちました。
オフィスには向かない香りですが、オフの日、特に古着スタイルやヴィンテージな装いと相性が良さそうです♪
[4]Porte bonheur(ポート・ボヌール)/Fragonard(フラゴナール)
フランス旅行のお土産に大人気だという、練り香水のコフレ「Porte bonheur(ポート・ボヌール)」。
以下の4つの香りが楽しめるアルコールフリーの練り香水です。
【Belle de nuit(ベル・ドゥ・ニュイ)】フローラル・フルーティのフェミニンな香り
【Eau de bonheur (オー・ドゥ・ボヌール)】ベルガモットオレンジのハッピーな香り
【Concerto(コンセルト)】オレンジ・ベルガモット・レモンの、ユニセックスで個性的な香り
【Eau de Hongrie(オー・ドゥ・ハングリー)】ベルガモット・ラベンダー・パイナップルの上品な香り
練り香水は香水と違って、ミツロウやホホバオイルなどの肌に優しい成分で作られています。
そのため敏感肌の方やアルコールアレルギーの方でも安心して使えるんですね。
『Fragonard(フラゴナール)』の「Porte bonheur(ポート・ボヌール)」は、練り香水のなかでも香りが濃厚なことで有名です。
ちょこんとつけて、ほんのり長く続く練り香水。パッケージも可愛く小さいので、持ち運びにも便利そう♪
出典 w.instagram.com/p/CCBXBJTo9V1/
『Fragonard(フラゴナール)』は香水の聖地、南仏グラースを代表する香水メゾンです。
クラシックな香りのラインナップが豊富ですが、特に練り香水の香りの良さには驚きました。
ナチュラルなのにしっかり香ってくれて、このプチプラは嬉しい限り!(4つで24ユーロ/約2,880円)
拡散性が弱く、香害にならないので、香水よりもつけられる場所やシーンがぐっと広がるでしょう♪
強い香りが苦手な方にも、香水と併用する香り上級者さんにも大変おすすめです。
>>『Fragonard(フラゴナール)』公式サイトはこちら
[5]良い香りをもっといろいろな場所で
素敵な香りに出会っても、つける場所やシーンを選んでしまってなかなか楽しめない時がありますよね。
今回アルコールフリーのフレグランスを体験してみて感じたのは、「思ったより長く香り、強くも弱くもないちょうど良さ」でした。
個人的には髪にもボディにもつけられるのが大きなポイントで、気分や体調によって使い分けられるメリットがあります。
いつもの香水ラインナップに加えても良いですし、敏感肌さんやティーンの香水デビューにもぴったり♪
上質なアルコールフリーのフレグランスが一本あれば、みなさまの香りライフがより豊かなものになるでしょう♡