三越伊勢丹「サロン ド パルファン 2020」公認サポーター“milly”のレポート

今年も大盛況だった「サロン ド パルファン」!去年に続き、公認サポーターに選ばれたmillyが綴る「去年と今年の違い・傾向」、そして注目のブランド・限定品などについてを綴っていきます。ぜひ!ご覧ください。

2020年12月01日更新

香水/フレグランス

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[1]去年と今年の違い・傾向


出典 fashion-press.net/news/65965

「サロン ド パルファン」は年に一度の香りの祭典!

各ブランドの先行発売品限定品など、話題の品が数多く並ぶ楽しいイベントです。

今回11月4日(水)~11月10日(火)伊勢丹新宿店で開催されたイベントの様子、その魅力について綴っていきたいと思います。

また、私は去年も「サロン ド パルファン」公認サポーターをしておりましたので、去年と今年の傾向についてもお話したいと思います。

「サロン ド パルファン2019」について

去年は伊勢丹新宿店の6階催事場全てを駆使して、約40ものフレグランスブランドが一同に会しておりました。

日本初上陸の『エルメティカ』や『Parfum de la Bastide(パルファム ドゥ ラ バスティード)』、コスメブランド『NARS(ナーズ)』初の香水、「サロン ド パルファン」初参加の『KILIAN(キリアン)』や『FREDERIC MALLE(フレデリック マル)』、『FUEGUIA 1833(フエギア)』など、注目すべきブランドがかなり多かったように思います。

「サロン ド パルファン2020」について

それに対し、今年は初参加のブランドは少なく会場も1階となりましたが、伊勢丹新宿店だけでなく全国展開だったり、「meeco(ミーコ)」によるオンライン販売だったり、去年とは全く異なるベクトルで大変な賑わいとなっていました。

特筆すべきは限定品の完売の早さでしょうか。

『KILIAN(キリアン)』と『FREDERIC MALLE(フレデリック・マル)』、『メゾン・フランシス・クルジャン』の限定品は初日で全て完売しておりました。

去年はそんなことはなかったのですが…。きっと例年よりもWEBやSNSでの情報をみなさんが早く察知し、目的買いが多かったのだろうと思います。

[2]「サロン ド パルファン 2020」注目のブランド

今年の見どころは、伊勢丹新宿店本館1階中央のザ・ステージと、POPUP展開していた
『Christian Louboutin(クリスチャン・ルブタン)』『GUERLAIN(ゲラン)』『Maison Francis Kurkdjan(メゾン・フランシス・クルジャン)』です。

個人的には、『KILIAN(キリアン)』『EDIT(h)(エディット)』が私の推しなので、その辺についても綴っていきたいと思います。

Christian Louboutin(クリスチャン・ルブタン)

あの『Christian Louboutin(クリスチャン・ルブタン)』から一気に7種類もの新作が登場!とういことで、発売前からうずうずしていました。

まるでマジシャンの赤いハットから取り出されたような、レッドラッカーのボトルと幻想的なキャップたち。見ているだけで心躍ります♪

写真の「ルビルージュ」は、オリエンタルスパイシー。アイリスとバニラ、それにセンシュアルなカルダモン。甘いだけでなくピリッとスパイシーさが効いていてクセになります♪

私は7種類の中でいちばんこちらが好みでした。

左から…パイナップルのキュートなキャップが素敵な「ルビファンク」。ブラックカラント、ターキッシュ・ローズ、パチュリをブレンドした華やかな香り。

招き猫が幸運をもたらしてくれそうな「ルビドゥー」はストロベリーにローズブーケとシダーウッドが混ざり合ったスウィートな香り。

オシャレなスカルがポイント♪の「ルビキス」はジャスミン、チュベローズ、ムスクなどフローラルで美しい香り。

ライオンのボトルがクール!な「ルビラージ」はスエードレザーとシダーウッドにピンクペッパーを組み合わせた香り。

クールな王冠のボトルが目を惹く「ルビクラウン」はシダーウッドにパチュリとトンカビーンズが調和したウッディオリエンタルの香り。

クロコダイルが燦然と輝く「ルビクロック」はミルラとシプリオル、サンダルウッドが効いた少し重厚感ある香り。

どの香りも纏いやすく、香りビギナーの方にもオススメです♪

それにしても、ボトルも個性的でキュートなのでどれにするか思わず目移りしちゃいますね。

選ぶ楽しみがあるラインナップでした!

GUERLAIN(ゲラン)

毎年超豪華なのが『GUERAIN(ゲラン)』のブース。今年はより一層気合が入っているように見えました。

中央にズラリと並んだゴールドのビーボトルは圧巻です!美しくて煌びやかで思わずしばし見入ってしまいました。

ブース右側には、銀白の輝きを放つボトルが飾られていました。

・100周年アニバーサリー エディション〈限定〉「オーデフルール セドラ」


1L 1,540,000 円(税込)、125ml 82,500円(税込)

1Lサイズは全世界で限定29個しかないのだとか!超貴重ですね。

ボトルは植物のブーケをパラジウムで塗装するという、今までに類のない芸術作品として仕上げられています。

こうした普段見られないものを見ることができるのも「サロン ド パルファン」の良さだと思います。

Maison Francis Kurkdjan(メゾン・フランシス・クルジャン)

ホワイトクリスマス…なムードのディスプレイがホリデーのムードを盛り上げてました!『Maison Francis Kurkdjian(メゾン・フランシス・クルジャン)』のブース。

・「フレグランス ワードローブ」(フォーハー/フォーヒム)※写真はフォーハー


各フレグランス 11mL×8本 31,570円(税込)

フォーハーの方に日本未発売の香り「ウードサテンムードエキストレドゥパルファム」が、フォーヒムの方に日本未発売の香り「ウードサテンムードオードパルファム」が入っているところがポイントです。

「ウードサテンムードエキストレドゥパルファム」はウードもしっかり効きつつ、フェミニンで艶やかな印象の香り。

「ウードサテンムードオードパルファム」は、重みのあるウードにバニラやローズが美しく絡み合っている香りです。

KILIAN(キリアン)

『KILIAN(キリアン)』らしい華々しいディスプレイ!

『KILIAN(キリアン)』はLVMHグループの創始者の孫であるキリアン・ヘネシー(Kilian Hennessy)が2007年に立ち上げたブランドです。

世界的コニャックメゾンとして名高いヘネシー家のキリアン・ヘネシーが手掛ける『KILIAN(キリアン)』は、自身が経験した世界中の文化やアート、文学などからインスピレーションを得て作り上げられています。

独特の世界観を感じるボックスのデザインなども特徴的。

特に今年は、コニャックをイメージした「エンジェルズシェア」という香りがリリースされたのですが、そのボトルデザインが素晴らしかったです。

バカラのグラスをイメージしたボトルなのです!上記写真は私が購入したものです。

限定品ではないのですがとても人気のお品で、「サロン ド パルファン」でも売り切れになっておりました。

注目すべき限定品は、「ディスカバリーセット(8本セット)」と、「ミニチュア カラフェ セット」

「ディスカバリーセット」は、8本も入っていてさらにアトマイザー付き!アトマイザーにはアキレスの盾のモチーフが入っています。

普段キリアンが香水をつける時は、自分の周りにシールドをはる気分で使っている、と聞いたことがありますが、そう思うと、このアトマイザーもまるでお守りのように思えてきますね。

香りは、とても爽やかなバンブーハーモニーから、スウィートなブラックファントムメメントモリまで、さまざまな種類が入っていて、その日の気分で使い分けしやすいです♪

ビジュアルからしてキュートなミニチュアカラフェ。こちらも大変人気のお品で、サロン ド パルファン初日午後にはもう完売しておりました!

5種類の香りが入っています。

スプレータイプではないので拡散率はやや低め。華やかに香らせて楽しむというよりは、密やかに自分の中で楽しむ…といった感じです。

こちらのボトル、見ているだけでウットリ…。

ミニチュアカラフェは各10mlですが、本国には、250mlが販売されています。いつか日本にも入ってきて欲しいものです。

EDIT(h)(エディット)

今年の「サロン ド パルファン」で個人的にすごく印象深かったのがこちらの『EDIT(h)(エディット)』です。

1905年創業の朱肉ブランド「日光印」により立ち上げられたブランドで、創業初期より続くクラシックな朱肉作りにおいて使用される天然素材は、フレグランス関連商品の材料として使用されるものを含んでいるのだそう。

また「日光印」は独自に、朱肉にアジア由来の香料を配合して香り付けをしてきたのだとか…。

アジア由来の香料…だからなのか私には西洋の香水よりも、どこか馴染みのある懐かしさをも覚えました。

4種類並んでいた香りのうち、特に新鮮な驚きを感じたのは「RoseMojito(ローズモヒート)」「Earl Grey(アールグレイ)」です。

薔薇とミントのバランスが絶妙で…スーっとしているのにフレッシュな薔薇も感じられて妙に華やかで素敵でした。ミントやグリーン系の香りにはない華やかさを感じる香りで、あまり例を見ない香りかと…

「Earl Grey(アールグレイ)」は、弾けるようなシトラスから徐々に香る紅茶の香り。紅茶をイメージした香りはたくさんありますが、こんなにストレートに茶葉を感じるものは珍しいと思います。

とても個性際立つ香りでしたので…今も忘れられないです。

時々POPUPもされているようですので、気になる方はぜひチェックしてくださいね。

[3]フレグランスコンサルテーション

予約をしないと受けることができないのですが、今回フレグランススペシャリストによるカウンセリングを受けてまいりました。

対面で、まず「どんな香りを持っているのか」や、「今どんな香りが欲しいと思っているか?」「好みの香りは?」などの受け答えをすると、フレグランススペシャリストの方が、ブランドの垣根を越えて、その人の今の気持ちにぴったりな香りを選んでくれる、というものです。

私の場合は、既に多く所持している『diptyque(ディプティック)』や『BYREDO(バイレード)』は外してもらい、他のブランドでピックアップしてもらいました。

そんな中で、お似合いになりそう…ということで『ディファレントカンパニー』の「アジャタイ」を持ってきてくださったり…『ゲラン』の「ボワダルメニ」を持ってきてくださったり…

確かに私の好みをついた香りをお持ちいただいたので、あんな短い時間の中で、よく好きな香りや似合う香りがわかるなぁと感銘を受けました。(どちらの香りも私は持っております)

興味深いのは…例えば私は『BondNo.9(ボンド・ナンバーナイン)』の香りたちを“甘い”というイメージで避けて通ってきていたのですが、そんなボンドの中でもシトラスでいいな、と感じる香りを提示してくださったことです。

これは新たな発見でした。きっと自分だけでは見つけることはできなかったことでしょう。

また、私が「お酒っぽい香りに惹かれる」という話をしたら『PENHALIGON’S(ペンハリガン)』のポートレートシリーズの中から「ラドクリフ」を選んでくださいました。

ラムやタバコ、ジンジャーブレッドの香り。これは今も私の中で候補として上がっている香りです。

日々香水と向き合っている私ですら新鮮な驚きに出会えるのですから、香りビギナーな方はもっとたくさんの驚き発見があるのではないでしょうか?

[4]「サロン ド パルファン」で感じた時代の変化


出典 fashion-press.net/news/65965

今年は例年よりも、“リアルな売り場”だけでなくオンライン「meeco(ミーコ)」の在り方がクローズアップされた年、になるのではないでしょうか。

アパレルの分野でもそうですが、今はリアル店舗のみならずオンラインでの販売が活発になってきています。

このコロナ禍でそれは一層加速度を上げているように思えてなりません。

オンラインはある意味平等というか、現地に足を運ぶことができない方にとってはとても魅力的なものだと思います。

けれどオンラインで満足のいくショッピングをするためには、情報の取捨選択が必要となるでしょう。

そんな時にファッションニュースやSNSの口コミはとても重要度の高い情報となるはずです。

今こうして時折こちらに寄稿させていただいている情報も、香りを求める誰かひとつの判断材料となれるとしたら幸いです。

>>「meecco(ミーコ)」三越伊勢丹化粧品オンラインストアはこちら公式サイトはこちら

 

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