香水ボトルに恋をして♪見た目が魅力的なフレグランス!
香り好きのみなさんにとって、ボトルデザインの良さは大切なポイントですよね♪実は、香水のボトルにはその香りの素敵なストーリーが含まれていることが多いんです。今回は、飾っておくだけで気分が上がる、華やかなフレグランスたちをご紹介したいと思います!
2020年11月24日更新
記事の目次
- 1 [1]香りだけじゃない。メッセージ性のあるボトルデザイン
- 2 [2]飾って眺めていたい!魅力的なフレグランス5選
- 2.1 Guerlain(ゲラン)「SHALIMAR PHILTRE DE PARFUM(シャリマー・フィルトル・ドゥ・パルファン)」
- 2.2 PENHALIGONS(ペンハリガン)「CHANGING CONSTANCE(チェンジング・コンスタンス)」
- 2.3 FIFI CHACHNIL(フィフィ・シャシュニル)「FIFI CHACHNIL(フィフィ・シャシュニル)」
- 2.4 Les Parfum de Rosine(レ・パルファン・ ド・ロジーヌ)「Ballerina No4(バレリーナ・ヌメロキャトル)」
- 2.5 GIORGIO ARMANI(ジョルジオ・アルマーニ)「MY WAY(マイ・ウェイ)」
- 3 [3]ボトルからも読み解ける香りの秘密
[1]香りだけじゃない。メッセージ性のあるボトルデザイン
香水はその香りだけでなく、ボトルのデザイン性も選ぶポイントだと思います。
素敵なボトルデザインの香水は、並べてコレクションしたくなりますよね♪
実は香水瓶の歴史は古く、香料が初めて歴史上に登場したとされる古代エジプト時代では、香水瓶はとても高価なものでした。
さらに時代は下り、絹産物や香辛料がヨーロッパに渡った大航海時代を経て、フランス王侯貴族の間に花開いた香水文化。
19世紀になると、それまで王侯貴族の贅沢品であった香水が一般の富裕層にまで広がります。
香水専門店が街中に誕生し、女性たちの心を虜にする優美な香水瓶が次々と生まれました。
現在では、シンプルで洗練された香水ボトルが好まれていますが、その代わりに香りで表現しきれなかった“キャラクター”や“メッセージ性”を持たせていることが少なくありません。
置いておくだけでインテリアにもなる素敵なフレグランスたち。
一度見たら忘れられない、インパクト強めの香水ボトル5選をその香りの特徴と共にご紹介したいと思います♡
[2]飾って眺めていたい!魅力的なフレグランス5選
Guerlain(ゲラン)「SHALIMAR PHILTRE DE PARFUM(シャリマー・フィルトル・ドゥ・パルファン)」
トップノート:ベルガモット、レモン、ラベンダー
ミドルノート:アイリス、ローズ、ジャスミン
ラストノート:バニラ、パチュリー、トルーバルサム
世界初のオリエンタル香水として有名な、『Guerlain(ゲラン)』の「SHALIMAR(シャリマー)」。
この名香シリーズに、「媚薬」という名の新しい香りが2020年12月1日に仲間入り♡
もともと「SHALIMAR(シャリマー)」は、サンスクリット語で「愛の宮殿」を意味します。
「愛の宮殿」に「媚薬」がプラスされた香水、と聞いて、さぞかし官能的なんだろうな…と期待していましたが、この香りは想像の上を行く扇情的なものでした♡
イメージしたのは、戦争においても平和においても決して離れず、インド・ムガール帝国の最盛期を作り上げた皇帝シャーとその愛妃ムムターズのストーリー。
そんな二人のロマンスからインスピレーションを得て創られたこの「SHALIMAR PHILTRE DE PARFUM(シャリマー・フィルトル・ドゥ・パルファン)」は、一滴だけでそのポエティックな世界観に引き込まれるはずです!
これぞ『Guerlain(ゲラン)』!というような、香水の醍醐味を体現したようなダイナミックな香りで、特にラストノートは他にはない存在感で圧倒的に優雅です。
王宮庭園の噴水をイメージしたこの美しいボトル。
サファイアブルーのボトルキャップには、孔雀(クジャク)の冠にインスピレーションを受けたデザインを施しています。
孔雀はインドにおいて、宗教的・伝統的なシンボルであるだけでなく、国鳥としても認定されています。
また不死、楽園、豊かさ、君主の象徴として、インドの宮殿には孔雀のデザインが多く取り入れているそう。
その宝石のようなデザインは、フレグランスとしてだけでなくインテリアを素敵に彩るアイテムとしても楽しめそうですね♪
PENHALIGONS(ペンハリガン)「CHANGING CONSTANCE(チェンジング・コンスタンス)」
トップノート:ピメント、カルダモン
ミドルノート:キャラメル、塩
ラストノート:カシュメラン、タバコ、バニラ
2016年11月、英国のフレグランスブランド『PENHALIGONS(ペンハリガン)』より、イギリスの上流階級の秘密を表現したコレクションとして「ポートレート」が誕生しました。
遊び心のあるキャッチーなコンセプト、そして存在感のあるボトルデザインは一度見たら忘れられません♡
そのなかでも「CHANGING CONSTANCE(チェンジング・コンスタンス)」は、ジェンダーを超えた「先進的な女性、コンスタンス」を意味するスパイシー・オリエンタルなフレグランス。
ピメントとカルダモンから始まる躍動感あふれるオープニングから一転して、塩バターキャラメルの甘い香りに。そして時間の経過と共にほのかなタバコとバニラが、香り全体をスモーキーに包み込んでいきます。
「CHANGING CONSTANCE(チェンジング・コンスタンス)」はユニセックス香水としても使用できる洗練された香りで、パンツルックに良く似合います。
グルマン系フレグランスを探しているけれど、甘ったるい香りが苦手という方や、現代的なユニセックスフレグランスを探している方にとってもおすすめです♪
存在感のあるボトルキャップのデザインは、香りの主人公を動物に例えた真鍮製のもの。
「CHANGING CONSTANCE(チェンジング・コンスタンス)」はシャモアがモチーフとなっています。シャモアはウシ科の動物で、メスでさえも角を持つ珍しい個体なんですね。
香りのコンセプトとボトルデザインがぴったり!
重厚感のあるラグジュアリーなデザインは、きっとインテリアのスパイスになることでしょう♪
FIFI CHACHNIL(フィフィ・シャシュニル)「FIFI CHACHNIL(フィフィ・シャシュニル)」
出典 instagram.com/p/BkAYoYwhWj0/
香調:シトラス、コリアンダー、ローズ、アンバー、タバコ
このボトルデザイン目当てで購入する人もいるほどの「FIFI CHACHNIL(フィフィ・シャシュニル)」。
ピンクにゴールド、リボンをあしらったダイヤモンド型のボトル、そしてなんといってもこのポンプが最高に魅力的ですよね♡
可愛くドリーミーで、女の子の好きを全て凝縮させたような「FIFI CHACHNIL(フィフィ・シャシュニル)」は、実は香りも実力派なんですよ。
過去にはフランスの権威あるコスメ大賞「Victories de la beaute」(ヴィクトワール・ドゥラ・ボーテ)でも受賞歴があるほどです。
女性にしかまとえないような甘くパウダリーな香りなので、ナイトタイムやデートシーンにおすすめです!
出典 instagram.com/p/BI4WJnEj6vd/
『FIFI CHACHNIL(フィフィ・シャシュニル)』はファッションやランジェリーをメインに扱うパリの老舗ブランド。
50年代のフランス女優のお部屋をコンセプトにしたその店内は、ロマンティックな雰囲気にあふれ、一度訪れたら虜になってしまうほどの可愛さです♡
ガーリーなお部屋のワンポイントに、香りも確かな「FIFI CHACHNIL(フィフィ・シャシュニル)」が花を添えてくれそうですね♪
Les Parfum de Rosine(レ・パルファン・ ド・ロジーヌ)「Ballerina No4(バレリーナ・ヌメロキャトル)」
トップノート…ベルガモット、ピンクペッパーコーン、カルダモン
ミドルノート…ブルガリアンローズアブソリュート、ジャスミンアブソリュート、チュベローズ、ピーチ、インセンス
ラストノート…サンダルウッド、トルーバルサム、モス、アンブロクサン
バレエ「白鳥の湖」の主人公、「オデット姫」をイメージした香りが「Ballerina No4(バレリーナ・ヌメロキャトル)」です。
白鳥のように優雅でイノセントなその香りは、ミドルノートのフローラルがとても印象的。真っ白で清潔で、肌の上で香りが踊るような、軽やかでふわふわした着け心地です。
純白のボトルにちょこんと飾られているのは、バレエの衣装に使われるチュチュ♡
『Les Parfum de Rosine(レ・パルファン・ド・ロジーヌ)』は、“ローズの香りとバレリーナ”をかけ合わせた香水を展開していて、そのユニークな発想に目が釘付けになってしまいます。
繊細なディテールの香りと同じように、ボトルにも全てきめ細やかなデザインがあしらわれているので、“鼻でなく感性で楽しむフレグランス”として重宝しそうです!
GIORGIO ARMANI(ジョルジオ・アルマーニ)「MY WAY(マイ・ウェイ)」
トップノート:ベルガモット、オレンジブロッサム
ミドルノート:チュベローズ、ジャスミン
ラストノート:マダガスカル産バニラ、ホワイトムスク
イタリア屈指のファッションブランド『GIORGIO ARMANI(ジョルジオ・アルマーニ)』。
2020年に発売された新作フレグランスの「MY WAY(マイ・ウェイ)」は、力強く自分の道を進む現代の女性にぴったりの香水です。
この香りの素敵なところは、ミラノのようにクラシカルなイメージと、新しさが包み込まれている柔軟性です。明るく華やかさもあり、ここぞというときに身にまといたい、特別感のある香り♡
「新たな経験や出合いが人格を豊かにしてくれる」という『GIORGIO ARMANI(ジョルジオ・アルマーニ)』の想いが詰まった夢のあるフレグランスなんです。
実は「MY WAY(マイ・ウェイ)」はサステイナビリティに重き置いた前衛的なフレグランスで、生産における二酸化炭素の排出量と吸収量を同じにするカーボンニュートラルを実現した製品なんです。
リサイクルできるボトルを使用していて、なんと詰め替えも可能!
ボトルデザインもGIORGIO ARMANI(ジョルジオ・アルマーニ)自らが手掛けています。
青い石で宇宙から見た地球を表現していて、その周りに配された金色のバンドは「道」を表しているそう。
「MY WAY(マイ・ウェイ)」はその香りの素晴らしさもさることながら、私たちに地球の大切さを教えてくれるメッセージ性の高いものでした。
[3]ボトルからも読み解ける香りの秘密
香水のボトルにはそれぞれのキャラクターがよく表れています。
香りとボトルデザインの一致性や意外性、そして隠れたメッセージ性を読み解く面白さがありますよね。
目に見えない香りだからこそ、想像力も広がります♪
香りと一緒にそのデザインにも注目すると、フレグランス選びがもっともっと楽しくなるでしょう♡