嗅覚が喜ぶ♪『Aesop(イソップ)』のフレグランスの魅力
女性にも男性にも人気の高いスキンケアブランド『Aesop(イソップ)』。実はフレグランスが存在することをご存知でしょうか? ひとつひとつにユニークな個性があり、どれも香り高いものばかり!今回はそんな『Aesop(イソップ)』の香水を4つご紹介したいと思います。
2020年11月20日更新
記事の目次
[1]『Aesop(イソップ)』ってどんなブランド?
『Aesop(イソップ)』はオーストラリア・メルボルンで誕生したオーガニック・スキンケアブランドで、製品には“最高の素材を使って最適な効果を体感してほしい”という思いが込められています。
世界中から厳選された上質な原料をベースにしていて、合成保存料などケミカルな成分を極力シャットアウト。
パッケージや存在感がおしゃれなだけではなく、その実力も折り紙付きなんです!
『Aesop(イソップ)』のブランド名は“ウソ偽りのないこと”という意味で、イソップ童話をモチーフにつけられたブランド名だそうです。
‘The merit of originality is not novelty; it is sincerity.’
(オリジナリティのメリットは、目新しさではありません。誠実さです。)
と企業理念にあるように(イソップ公式サイトより)、真摯に研究開発に取り組む姿勢は私たちに安心と信頼を与えてくれます。
私が『Aesop(イソップ)』を知ったきっかけはハンドクリームでした。保湿力の高さもさることながら、心惹かれたのはその上質な香りです。
このように香りの良さに魅了されて『Aesop(イソップ)』ファンになった方も多いのではないでしょうか。
[2]『Aesop(イソップ)』4つの体感型フレグランス
『Aesop(イソップ)』のフレグランスは4種類あります。それぞれに全く違う個性があり、どれも文句なしに良い香り!
一度嗅いだら脳裏に焼き付いてしまうくらい素敵な『Aesop(イソップ)』のフレグランスを4つご紹介します。
「Marrakech Intence(マラケシュ・インテンス)」オードトワレ
香りの構成:クローブ、カルダモン、サンダルウッド、ネロリ、ベルガモット、ジャスミン
『Aesop(イソップ)』で初めて発売されたのが「Marrakech Intence(マラケシュ・インテンス)」。
その名の通り、モロッコの都市マラケシュにインスパイアされた香りです。
モロッコの伝統的な料理で使用されるスパイスの刺激的な香り、街を取り囲む砂漠、そしてその土地ならではの温かいおもてなしなどがイメージソースとなったそう。
11世紀にベルベル人による最初のイスラム国家がつくられたマラケシュは、モロッコで2番目に古い街。歴史的な街並みと人間味あふれるマラケシュに魅せられる人も多いと思います。
「Marrakech Intence(マラケシュ・インテンス)」は、エキゾチックなオリエンタルノートで、スパイスの混ざったウッディな香りが続きます。
『Aesop(イソップ)』の4つの香りのなかでは一番パッションが感じられるフレグランスでした。
“静寂”や“透明感”とは正反対のところにある、躍動感や生きる楽しさを与えてくれるような頼もしい香り。
モロッコのマラケシュにインスパイアされた香水は数多く存在しますが、オーガニックな香りが魅力の『Aesop(イソップ)』の「Marrakech Intence(マラケシュ・インテンス)」は、他のどの香りとも被りません。
クリエイターさんにおすすめな、個性的なアーティスティック・フレグランスです!
※日本の『Aesop(イソップ)』公式サイトによると、現在「マラケッシュ・インテンス・オードトワレ(50ml)」はすでに製造終了。2020年12月8日(火)~より香りの持続性の高い「マラケッシュ・インテンス・オードパルファム (50ml)/12,400(税別)」へ切り替えとなるそうです。
「Tacit(タシット)」オードパルファム
香りの構成:ハイチ産のベチバーハート、エジプト産のバジルオイル、柚子
「Tacit(タシット)」は調香師セリーヌ・バレルとのコラボレーション製品で、その意味は「暗黙の」「言葉に表さない」。
「香りは言葉ではなく感じるもの」という『Aesop(イソップ)』らしい世界観です。実はこちら、他に似ているフレグランスが思い当たらないほどオリジナルな香りがしました。
以下の要素をコンセプトにしています。
1、パントーンカラー(世界共通のカラーチャート)No.363のグリーン色
2、イソップの「レバレンス・ハンドバーム」の香り
3、形而上絵画(ダリなど、シュルレアリスム絵画の先駆とされている)の創設者であるジョルジョ・デ・キリコの絵画
4、香港を舞台とする映画「花様年華」
No.363のグリーン色は柚子で、謎めいたジョルジョ・デ・キリコの絵画はエジプト産のバジルオイルで、映画「花様年華」の官能美的な世界観はベチバーハートで表現しているんだそう。
とっても哲学的で、エッジの効いた知的好奇心をくすぐる香りです。おしゃれなのに慎み深いこの香りを身にまとえば、一段とバージョンアップした自分に出会えそう♪
20代後半以降の、変化が欲しい方や、もっと大人の魅力を探求したい方におすすめ。
ジェンダーフリーな香りなので、オフィスはもちろんオフでも品良くまとまり、誰かに「その香りはどこの?」と問われる機会も増えるでしょう。
「Hwyl(ヒュイル)」オードパルファム
香りの構成:サイプレス、フランキンセンス、ベチバー、ウッディ、モス(苔)
「Hwyl(ヒュイル)」は、日本古来のヒバの木と苔寺の青々とした庭から着想を得て誕生しました。日本の森林の静寂さと、神秘性を表しています。
オードパルファムでこんなにも落ち着く香りは初めてかもしれません。
アロマテラピーのようなリラックス効果があり、それでいてしっかりと香りが持続します。
日本の山深いところにある古寺のイメージを、西洋のフィルターをかけて出来上がったような、なんとも洗練された香りです。
『Aesop(イソップ)』のフレグランスのなかでは一番男性的な印象を持ちました。
「Hwyl(ヒュイル)」は、外に出て自分を表現するためのフレグランスというよりは、内省的で自己と向き合えるような、深みのある香りが特徴です。
在宅ワークが続く日常にも大変おすすめです。
ある意味香水っぽくなく、優しくほのかに香るので普段使いにもってこいなフレグランスです。
「Rosu(ローズ)」オードパルファム
香りの構成:シソ、ベチバー、ローズ、グアヤクウッド
2020年4月に登場した『Aesop(イソップ)』最新のフレグランスです。
フランスを代表する建築家であり、モダン・インテリアデザイナーのシャルロット・ペリアンの生涯と、彼女の名を冠した和バラ(バラ作家の國枝啓司氏が作った新しい品種)から着想した香り。
ベージュというか薄いピンクというか、シックで儚いけれどどこか強さもあって、洗練されたインテリアに合うお洒落なバラです。
シャルロット・ペリアンはメンズの香水をこよなく愛したそうですが、「Rosu(ローズ)」にもどことなくメンズフレグランスを思わせるようなシャープさがあります。
日本をイメージしたシソの香りをプラスしたり、お香を焚いた後のようなかすかな残り香を表現しているのもまた粋です。
清潔感にあふれ、『Aesop(イソップ)』らしい上品さを兼ね備えた新感覚のローズフレグランス。
男性も全く違和感なくまとえるので、カップル香水としても活躍するでしょう♪
人と被らないローズの香りを探している方におすすめです。
[3]嗅覚が喜ぶ香りを身にまとって
香りは言葉で説明するものではなく感じるもの、という『Aesop(イソップ)』の哲学がありますが、まさに“百聞は一嗅ぎにしかず!”と言えるべき魅力的なフレグランスです。
従来の香水とも、オーガニックなアロマテラピーとも違う、新感覚で心地の良い香りばかりでした。
ファッションの一環としてのフレグランスというよりは、暮らしを豊かにするために添えたい香りです。
香り豊かな『Aesop(イソップ)』のフレグランスによって、嗅覚の新しい引き出しを開けることができるでしょう♪