香りの流行が劇的チェンジ!いま旬なのは、甘さ控えめの柑橘系
ここ最近“ノンシュガラー”と呼ばれる人たちが増えているのをご存知ですか?甘くないものを好む人々のことを表しているのですが、香りの流行にも同じ変化が!フローラル系を抑えて1位に君臨したのはあの香り。令和の香りの流行を紐解いてみましょう。
2020年10月08日更新
記事の目次
[1]香りのトレンドが変わった!柑橘系、無香料系がトップに
近ごろ香りを中心にグルメ・ファッション・メイクなど幅広い分野で、甘さ控えめのものが人気なのだとか。
この甘くないものを好む人々は“ノンシュガラー”と呼ばれています。
今トレンドにはどのような変化が起きているのでしょうか?
衣料用洗剤・柔軟剤などを製造・販売するNSファーファ・ジャパン株式会社が20代~50代の女性に行った「令和の香りトレンドとノンシュガラーに関する意識調査」によると、
どちらも幅広い年代から甘すぎない香りを好む“ノンシュガラー”の傾向が見られました。
人気の香りと言えばフローラル系を連想する方も多いのではないでしょうか?
ここからは実際の人気ランキングを見てみましょう。興味深い結果に驚くかもしれませんよ!
「LIPS」レディース香水人気ランキング1位は“柑橘系の香り”
・フィアンセ「ボディミスト ピュアシャンプーの香り」
出典 idalabo.co.jp/product/p4901008640440/
国内最大級のコスメクチコミアプリ「LIPS」の“【2020年最新】レディース香水人気おすすめランキング50選”で、550万人のLIPSユーザーが選んだ人気の香水1位は『フィアンセ』の「ボディミスト ピュアシャンプーの香り」。
青リンゴ、レモンをベースとした香りです。
このように、最新のランキングでも一番人気は“柑橘系の香り”ですね。
私も同商品を試したことがありますが、さっぱりとしたトーンで、誰からも好感を持たれる香りだと感じました。
オン・オフ問わず使えるので、ノンシュガラー思考の女性から愛されているのも納得です。
イチオシの柑橘系香水は?
“ノンシュガラーらしい香り”とはどのようなものを言うのでしょうか?
甘すぎない柑橘系でオススメの香水と言えば…
・SHIRO(シロ)「テイク イット イージー」
人気コスメブランド『SHIRO(シロ)』の「テイク イット イージー」がマッチしていると思います。
ベルガモット、マンダリン、サイプレスが織りなす香りの変化にきっと心を奪われますよ。
天然香料のみで作られており、果実や植物本来の生き生きとした香りが印象的。
爽やかさの中にも程よくキレがあり、甘さを抑えた今っぽい雰囲気をまとうことができるので、まさにノンシュガラーのイメージにぴったりです。
柔軟剤の香りにもノンシュガラーの流れが
出典 monoreco.ameba.jp/22349800010838/#content_8
私たちの暮らしで身近な存在の柔軟剤。実はここでも香りの好みに変化が見られました。
情報サイト「モノレコ」が主婦300人に好きな柔軟剤アンケートを行ったところ、2位と5位に“消臭&シトラス系の香り”がランクイン。
洗濯物の消臭目的に加えて、爽快な柑橘系の香りが好まれているようです。
このように、香りのトレンドは柑橘系や無香料の人気が急上昇中。
柑橘系の香りにはリフレッシュ効果や気持ちを明るくする作用があると言われています。
今年はコロナの影響もあり、前向きな気持ちに導いてくれる香りが支持されているのかもしれませんね。
[2]飲み物、スイーツも「すっきり&さっぱり系」が好き♡
嗜好品にもノンシュガラーの流れが見られました。
缶コーヒーはブラックや微糖の人気が高く、炭酸飲料でも甘すぎない味が好まれるという結果に。
出典 ranking.net/rankings/best-popular-cannedcoffee
ランキングサイトを見ると、缶コーヒーでは上位に無糖が3点ランクイン。
炭酸飲料でもレモン無糖やジンジャー味など、明らかに脱甘い系の人気が高いことが分かります。
出典 mognavi.jp/news/matome/162549/
また、好きなスイーツでも“甘くない系の味”が好まれており、例えば“ほうじ茶味”はTV番組「マツコの知らない世界」でも取り上げられるなど勢いがあります。
>>ほうじ茶人気が急上昇「マツコの知らない世界」(19年11月19日放送)
私もローソンのほうじ茶ラテにハマっています。ほろ苦さと香ばしさのバランスが絶妙なんですよ♡
[3]ファッションは#メンズライクが旬
脱甘い系の流れから、ファッションも85%以上の女性が“カジュアル系”を好むという結果に。
実際に人気ショップのコーディネートを見てみましょう。
「BEAMS LIGHTS(ビームスライト)」
出典 beams.co.jp/item/beamslights/blouson/52180110824/
「andR(アンドアール)」
出典 andr-online.jp/SHOP/73-145760.html
2つのスタイリングはまるでメンズアイテムを着ているかのような、ゆったりとしたラインが特徴的。
でも、どこか女性らしい色香を感じるのは、アクセサリーやヘアメイクで艶っぽさを出しているからでしょうか。
今年は在宅勤務の方が増えたため、着心地が楽なカジュアル人気に拍車がかかったのかもしれません。
ショッピングモールを訪れると、どのブランドもスエットワンピースやワイドパンツなどカジュアルなアイテムを数多く打ち出していることに気がつきます。
[4]アイメイクはオレンジ系が人気急上昇
定番人気のブラウン系シャドウに続き、オレンジ系の勢いが加速中。調査結果からも10%の女性が愛用していることが分かります。
実はVoCEベストコスメ2020上半期 アイシャドウ部門でも同じ傾向が見られました。
出典 i-voce.jp/cosme/bestcosme/archive/2020ss/makeup/01.html
マスク着用の毎日で、唯一楽しめるポイントメイクが目元ですよね。オレンジ系のアイメイクならマスク越しでも華やかな表情になりそうです。
[5]あの人気ブランド&アイテムもノンシュガラー
・L’OCCITANE(ロクシタン)「ヴァーベナ オードトワレ」
私は『L’OCCITANE(ロクシタン)』が好きで、よくお店へ行きます。
以前は店頭の目立つコーナーにバラの香りを多く見かけました。一方で柑橘系は暑い時期のみ前面に出ていた記憶があります。
でも、最近は年間を通して爽やか系の香りがメインコーナーを陣取っています。
同ブランドで売り上げNo.1の香りは「ヴァーベナ」です。ピュアシトラスとレモンをベースとした香りで、かなりさっぱりとしたトーン。
店頭でスタッフに聞いてみたところ「ヴァーベナはここ数年、男女問わずリピ買いする方が増えました。元々オールシーズン人気の香りでしたが、コロナの影響もあって、今年は特に売れていますよ」とのこと。
すでに香りの専門店ではノンシュガラーの人気が定着しているのかもしれませんね。
そして多くの女性から人気の『Murchison Hume(マーチソンヒューム)』と『N organic(エヌオーガニック)』も共通して柑橘系の香りです。
愛用者のほとんどが「香りが好き」と語っていることからも、時代の流れを感じます。
・Murchison Hume(マーチソンヒューム)
『Murchison Hume(マーチソンヒューム)』はおしゃれなハウスクリーニングブランドとして大人気。製品はホワイトグレープフルーツの香りが楽しめます。
私も愛用していますが、香りに癒されてお掃除も上機嫌でこなせるから不思議。まさにノンシュガラー好みの香りですね!
・N organic(エヌオーガニック)
ナチュラルな暮らしを愛する女性たちから人気の、日本生まれのオーガニックスキンケアブランド。
「深呼吸したくなる心地よい香り」をコンセプトにした製品は、レモンやタンジェリンをベースにした癒しのラインナップ。
その香りに魅了され、リピーターが多いことでも有名です。
[6]新しい時代は自分らしさを引き立てる香りで
甘さをセーブしたノンシュガラーが香りのトレンドに。
いかがでしたか?当てはまるポイントはありましたか。
爽やかな“柑橘系の香り”や“無香料”が好まれているのは、自ら目指す道を切り開いて行きたいという、時代の流れが反映された結果なのかもしれません。
新しい香りのトレンド。あなたなら、どんな香りを選びますか?
参考:PR TIMES