日本女性の装いにぴったり♡凛とした秋の草花を感じる香り
まだまだ残暑が厳しいですが、流れる風や空の高さから少しずつ秋を感じるようになりましたね。今回は、そんな秋を代表する草花をご紹介しつつ、それらをテーマにした香りをご紹介します。四季の中でも秋は大人っぽく、静かな中に強さを感じる植物がたくさん!ぜひ、この秋の装いに合わせて香りをまとってみてください♡
2021年09月01日更新
記事の目次
[1]秋の草花の特徴
華やかでも主張しすぎない花々
コスモスや菊など秋には華やかな花々が開花します。しかし、華やかな見た目とは裏腹に香りが弱い花も多いです。
反対にキンモクセイのように香りは華やかでも小ぶりな見た目の花もあったりと、昔から秋の花々は、繊細で凛とした日本女性のイメージにぴったりと言われてきました。
昔から日本の文化に欠かせない存在
秋はなんとなく人恋しくなる季節。
平安時代からは和歌、室町時代からは華道などで秋の草花は日本人の生活に馴染んでいくようになったと言われています。
また、秋は収穫の季節でもあります。お米や木の実のように食料としても秋の草花は私たちの生活を助けてくれています。
[2]秋の花々をイメージした香りたち
コスモスをイメージした香り
プラダ「キャンディ・フロラーレ・オーデトワレ」
コスモスの可憐な花を連想させるフローラルノート。
キャンディのような甘い香りと優しいホワイトコスモスが出会うことで、女性らしい華やかな香りになっています。
ミドルノートではダイナミックで官能的な一面も存在感を現し、多様な個性を反映しています。
最後に温かみのあるハチミツのような香りが、キャンディの官能的な本質を表現しています。
少し春っぽい香りですが、少し厚着を始めた晩秋にも似合います。今年初めてのニットを着る日に♡
栗をイメージした香り
ラルチザンパフューム「ノワール・エクスキィ・オードパルファム」
マロングラッセをはじめ、コーヒーやメイプルシロップが香ります。
「ノワール・エクスキィ」とはフランス語で“優美な黒”という意味ですが、気品と暖かさにあふれています。
洋菓子店を連想するようなワクワクきゅんきゅんする香り。
休日はこの香りをまとって、テラスのあるカフェで読書なんていかが?
リンドウをイメージした香り
エルメス「オー・ド・ジャンシャンヌ・ブランシュ・オーデコロン」
「ジャンシャンヌ」とは日本名のリンドウ。リンドウは実際あまり香りが強い花ではありませんが、凛とした佇まいから強い存在感を放つ秋を代表する花です。
この香水は、そんなリンドウのもつ、静かで、見るものを虜にする美しさを表現しています。
秋の早朝、少し肌寒い森林を歩いているかのような自然味あふれる香りは、森林浴をしているような癒しをもたらしてくれます。
主張はしっかりしているのに、軽やかで上品な香りのため、オフィスや会食にも受け入れられやすいのが特徴。
いつもより少し冷静になりたい時、爽やかな気持ちで1日を過ごしたい時に欠かせない1本です。
キンモクセイをイメージした香り
オゥパラディ「#07 Osmanthus(オスマンサス)」
秋の代表といえばキンモクセイの香り。
『オゥパラディ』は日本の香り文化を大事にしているコスメブランドで、秋限定で発売しているオスマンサスは、まるで本物のキンモクセイをまとっているかのような香りを放つのが特徴です。
ノスタルジックで冬の到来を告げるキンモクセイの香りはどこか寂しげですが、自分の内面と向き合いたい時にぴったり。
数量限定なので急いでショップへGO!
菊をイメージした香り
日本香堂「お香 大江戸香 長寿菊花(ちょうじゅきっか)
最後は、菊をイメージした香りのご紹介。香水ではなく“お香”です。
菊は長寿の象徴。江戸時代には一躍人気を集め、花壇菊、菊細工など、派手好きの江戸っ子は形も香りも良い菊に熱狂したといわれています。
そんな菊は、見た目だけではなく薬効もあると言われ、薬種としても人々を支えてきました。清涼でなめらかな菊の香りは、秋の夜長にぴったり。
おうち時間のお供にどうぞ♡
[3]短い秋は香りのベストシーズン!
よく旅行にいくときにベストシーズンはいつだろう?と考えると思いますが、私は香りのベストシーズンは秋だと感じています。
春も夏も冬もそれぞれ素敵な香りがありますが、純粋に香りの素顔を楽しめるのは、気候が穏やかで爽やかな秋がぴったり。今回ご紹介した香りはもちろん、いろいろな香りを楽しんで欲しいと思います。
また、道端には秋にしか見られない草花、市場には秋にしか味わえない味覚がたくさん!
ぜひそんな自然の恵みを目でも舌でも満喫して、その優しい香りに癒されてみてください。