日本初上陸!オーガニックな香水『HERETIC PARFUM(ヘレティック・パルファム)』
LA発、日本初上陸の香水ブランド『HERETIC PARFUM(ヘレティック・パルファム)』は100%ナチュラル・オーガニックの天然香料のみを使用しています。今回は『HERETIC PARFUM(ヘレティック・パルファム)』を代表する香り「ダーティーシリーズ」6種をご紹介します。
2020年08月06日更新
記事の目次
[1]『HERETIC PARFUM』ってどんなブランド?
『HERETIC PARFUM(ヘレティック・パルファム)』が特に注目されるようになったのは、2020年1月頃、ハリウッド女優でありライフスタイルブランド『goop(グープ)』を運営するグウィネス・パルトロウが、『goop(グープ)』のECサイト上で発売したキャンドルが話題になったところから…
その名も「This Smells Like My Vagina(私のアソコのような香り)」。
なんて奇抜な名前なんだ!と私も驚きました。
この奇抜なコンセプトのキャンドルは『goop(グープ)』と『HERETIC PARFUM (ヘレティック・パルファム)』とのコラボ商品で数量限定で制作された商品なんですが、実際の香りは、高貴なバラをイメージしていて、ゼラニウムやダマスクローズがふんだんに使われたフローラルな香調なんだそうです。
こちらは、エルトン・ジョンが爆買いしたとか、オークションサイトでとんでもない高値で転売されていたとか、世界中で話題になりました。
そんな“Heretic=異端者”の名を持つ『HERETIC PARFUM(ヘレティック・パルファム)』ですが、創業者兼、調香師は現代アーティストとしても活動していたダグラス・リトル。
フランスのグラースで香水の専門的な教育を受けてから、LAに戻って2015年にスタートしたブランドです。
ヨーロッパ的な香水の伝統を持ちつつ、LAらしい自由なカルチャー的要素を合わせ持つ、新時代の香水ブランドとして唯一無二の地位を確立しました。
こだわりは、100%ナチュラル・オーガニックの天然香料のみを使用し、香水のベースとなるアルコールも非遺伝子組み換えのオーガニックサトウキビアルコールを使用しているところです。
調香スタイルも、アロマセラピーとアーユルヴェーダの思想と哲学をかけあわせた全く新しいスタイルで作られています。
日本に上陸したのが、古典的な香料素材に魅惑的な新しい側面を追加することを目的とした「ダーティーシリーズ」の6種の香水です。
[2]「ダーティシリーズ」香水6種の香りの特長
“ダーティ(=汚れた)”意味をもち、ブランドのイメージ写真からも奇抜な雰囲気を感じるかもしれませんが、100%ナチュラル・オーガニックの天然香料のみを使用しているのでクリーンな印象で、全体的にとても優しい香り立ちです。
いい意味で期待を裏切ってくれるくらい、普段の生活に取り入れやすい香りになっています。
また、シングルノートの香水のように香りの変化は大きくないので、好きな香りがずっと続くことになり心地よく過ごせるはずです。
ダーティ ネロリ/汚れたネロリ(オードパルファム)
15ml 9,000円(税別)、50ml 22,000円(税別)
ネロリ(ビターオレンジフラワー)とはビターオレンジの花から抽出される精油でことで、天然香料の中では最も高価な香料の一つです。
ベルガモットやタンジェリンの爽やかな柑橘系の香りと、ジャスミン、ナルシス(水仙の花)などのお花の甘さに、ブラックペッパーのスパイスの要素が加わります。
まるでスパイシーな蜂蜜のような香り立ち。爽やかに甘く、でもスパイスを鼻の奥の方で感じる癖になる香りです。
NOTE:
トップ|ベルガモット、ブラックペッパー、タンジェリン
ボディ|ビターオレンジフラワー、ナルシス、ジャスミン、ガルバナム
ベース|ベチバー、ベンゾイン、ペルーバルサム
ダーティ ジンジャー/汚れたジンジャー(オードパルファム)
15ml 9,000円(税別)、50ml 22,000円(税別)
ジンジャー(生姜)と言えば生活の中で香る機会も多くイメージしやすい香りですよね。
これはまるで、土に埋まっている生姜を今まさに収穫した時に嗅げそうな香り。そう、ジンジャー特有の鼻を突き抜けるスパイシーな香りと、土っぽさの両方を感じる香り。
ジンジャー、クミンやブラックペッパーの体の内側から熱くなるようなエネルギッシュな香りは、まるでスパに来た時のような気分にさせてくれます。
NOTE:
トップ|ブラックペッパー、ライム、クミン
ボディ|ジンジャー、シソ
ベース|パロサント、ベチバー、パチョリ
ダーティ ローズ/汚れたローズ(オードパルファム)
15ml 9,000円(税別)、50ml 22,000円(税別)
名前に反して、とてもクラシックなローズの香りです。
“バラの女王”とも言われクレオパトラも愛したと言われる、香り高いダマスクローズと、しっとりした薔薇らしい芳醇な香りで、他の精油とよく調和するローズ・ド・メ(フランス語で5月のバラ意味を持ち、香りの女王とも言われてるローズです)の2種類が使われています。
華やかなローズの香りに、ゼラニウムやマリーゴールドの青みが合わさり最初はサッパリした印象ですが、次第にブラックカラウント(カシス)やアプリコットのフルーティーな香りが押し寄せてきます。
私の印象では肌に乗せると、ローズの紅茶のような芳醇な香りに感じました。
NOTE:
トップ|レモン、ペッパー、ベルガモット、ゼラニウム、クローブ
ボディ|ダマスクローズ、ローズドメ、ブラックカラント、マリーゴールド
ベース|アプリコット
ダーティ フィグ/汚れたフィグ(オードパルファム)
15ml 9,000円(税別)、50ml 22,000円(税別)
天然香料だけで再現するのが難しいフィグ(イチジク)という素材。
そもそも、昔はイチジクの葉からアブソリュートが作られていたようですが、感作性と光毒性(皮膚への接触によりアレルギー反応を誘発したり、肌についた状態で紫外線に当たると皮膚にダメージを与えてしまう)があるため現在は使用禁止となっています。
そんなわけで、フィグは合成香料で再現されることがほとんどですが、『HERETIC PARFUM(ヘレティック・パルファム)』は天然香料だけで再現したのです。
合成香料で再現されたフィグは甘くミルキーですが、これはミルキーすぎず、熟れた果肉のジューシーさと青っぽさも少し合わさる香りです。
グレープフルーツやゼラニウムが鼻あたりのよい青みを再現し、ローズ、ブラックカラウント(カシス)やラズベリーが熟した果肉を表現している、挑発的でセクシーな印象の香りです。
NOTE:
トップ|グレープフルーツ、ベルガモット、ゼラニウム
ボディ|ダマスクローズ、ブラックカラント
ベース|ラズベリー
ダーティ レモン/汚れたレモン(オードパルファム)
15ml 9,000円(税別)、50ml 22,000円(税別)
“清楚なレモンを卑猥に汚す”と言うなんともセンセーショナルなコンセプトですが、この香りを試してみた人には伝わるかもしれません。
“レモン”の香りと言えば誰しも、鼻を突き抜けるような、さっぱりとした爽やかな香りを想像しますよね?この香りで爽やかなのは纏いたての一瞬で、その後は甘みすら感じます。
例えるならレモン味のお菓子のような、クセになる美味しそうな香りです。ピンクペッパーやブラックペッパー、イランイランの花が加わった、まったく新しいレモンの香りです。
個人的には今回ご紹介する6種類の香りの中で最も好きな香りです。
NOTE:
トップ|レモン、ライム、プチグレイン、ピンクペッパー
ボディ|ベルガモット、イランイラン、ブラックペッパー
ベース|パチョリ、サンダルウッド、ジュニパー
ダーティ マンゴー/汚れたマンゴー(オードパルファム)
15ml 9,000円(税別)、50ml 22,000円(税別)
マンゴーといえば肉厚で濃厚なコクのある味わいですよね。香水でこの感じを表現している香りは珍しいのではないでしょうか?
6種類の香りの中で、お店ではこの香りが1番人気だそうです。
オレンジやレモン、ゼラニウムが爽やかやで、みずみずしいグリーンさを、マンゴーとサンダルウッド、アンブレッドがマンゴーの甘くコクのあるミルキーな香りを演出して、情熱的で美味しそうなマンゴーの香りになっています。
NOTE:
トップ|オレンジ、レモン
ボディ|ゼラニウム、マンゴー
ベース|サンダルウッド、アガーウッド、アンブレット
[3]人と被らないナチュラルな香りを纏って
『HERETIC PARFUM(ヘレティック・パルファム)』は「NOSE SHOP」横浜NEWoMAN店がオープンした2020年6月24日に日本上陸、発売したばかりの新しい香水ブランドです。
100%ナチュラル・オーガニックな原料を使っていますが、今までにない新しい発想の香りになっています。ナチュラルな香りで、ニッチな香りを楽しんで見てくださいね。