【香りのマナー】TPOに合わせた香りと、つけ方のコツって知ってる?
みなさんは香水をつける時にどこにつけてますか?いつも同じ場所につける…。って人も多いのではないでしょうか。服装にTPOがあるように、香りにもその場にふさわしいつけ方があります。大切なシーンで失敗しないために、知っておきたい香りのマナー・つけ方のコツをシーン別にご紹介します。
2019年04月10日更新
記事の目次
[1]「香り」の失敗談
私は昔から「香り」が好きで色々なアイテムを集めて使用してますが、過去に食事の席でTPOをわきまえずに強い香りを身に付けてしまいせっかくの美味しいお料理の香りを台無しにしてしまった経験があります。
幸い、家族での食事でしたので両親に注意される位で済みましたが、これが自分の気になる彼との初デートだったら…。と想像するとその時両親に注意されて良かったなと思いました。
皆さんは「あ、香水付けすぎちゃったな」とか「この香り場違いかも…。」と感じた経験はありませんか。また周りの人が付ける香りによって、気分が悪くなったという人もいると思います。
「香り」はファッションとしても、自分自身のモチベーションを上げたり、気持ちを切り替えるためにも大切です!
しかし「香り」によって周囲に与える第一印象が大きく左右されるのも確かですので、効果的に「香り」を使いたいですよね。
[2]香りは付けるパーツによって香り方も変わる
出典 machicon.jp/ivery/column/19543
香水を手首や耳の後ろなどにつけている人をよく見かけますが、香水は温度が高ければ高いほど強く香りを放つという特徴があるので、血液の多く集まる手首やフェロモンが出る耳の裏につけるのは効果的な方法です。
しかし、同じ香りでも、つけ方で香りの広がり方は大きく変わります。また、皮脂の分泌量や体温などの個人差によって香り方も変わってくるんです。どんな風に香らせたいか、どんな場所に出かけるのかなど、目的別におすすめパーツと付けるのを避けた方がいいパーツをご紹介します。
自分で香りを楽しみたい時、しっかり香らせたいとき
手首、胸元など、ダイレクトに香りが立ち上がってくるところに。
手はどんな作業をしていてもよく動かすパーツで、動きが多い分香りが広がりやすい場所、また胸元も体温も高く、体臭と混ざった甘い香りが広がりやすい場所です。
席を立った時、去り際に香りを漂わせたいとき
うなじ、耳の後ろ、腰など、身体の背面に。
耳の後ろやうなじは体温が高い場所なので香水を軽く肌に馴染ませるだけで、淡い香りが長時間続きます。お腹や胸元にも一緒に香りを一吹きすれば、香水をつけ直さなくても長い間香りを漂わせることができます
食事や仕事など、少しだけ香りを漂わせたいとき
太ももの内側、膝の裏、くるぶしがオススメ。
下半身や足に香水をつけると歩くと同時に香りが立ち上がり、ほのかに香りを漂わせることができます。
香水の香りのキツさが苦手だという人にもこの場所がおすすめです。
香水を付けてはいけないパーツ
脇、足の裏など。汗のかきやすい場所は香水をつけてはいけません。香水と汗のにおいが混じり合うと悪臭を放つ原因になるので、季節を問わず汗のかきやすい足の裏や脇の下に香水をつけるのはやめましょう。
[3]TPO別おすすめの香り
オフィスえではさり気なく香らせて
不特定多数の人が仕事をするオフィスでは、強い香りはNGです。
基本的にはつけないか、さりげなく香らせるのがマナー。濃度の低いオーデコロンや控えめに香る、練り香水がおすすめです。
香りとしてはフローラル系の優しい香りやシトラス系のスッキリした香りも人気ですが、仕事中に気持ちをリフレッシュしたい時に私が愛用している、おすすめの香りがこちらです。
『shiro(シロ)』の「チャクラーサナ」の練り香水
出典 shiro-shiro.jp/item/11895.html
内容量:18g
発売当初価格:¥4,752(税込み)
ヨガを連想させる「チャクラ」その名の通り、深いリラックス効果がある香りです。
使われてる香りの成分も自然由来成分を使用する『shiro』らしく、野菜油やシア脂、ミツロウをベースにして、ゼラニウム、オレンジ果皮油、ユーカリ油、セイヨウハッカ油、クローブの製油から出来ています。
第一印象はハーブ系のスースーするような香りですが、次にオレンジが香り、最後は鼻の奥でゼラニウムが残り深い香りに変わっていきます。この香りを嗅ぎながら深呼吸すると気分がスッと落ち着いてリフレッシュ出来るので、私は仕事中にリフレッシュするときの香りとして愛用しています。
また、練り香水なので香りが広範囲に広がらず周囲の人を気にせず使用できる点と指先の保湿もできる点も気に入っています。
食事の席は香りをつける場所に注意
食事の席、特にお酒を注いだり取り分ける可能性がある会食では手首に香水をつけるとキツくなり過ぎてしまうので要注意です!
料理の香りを損なわないよう、食事の場では下半身(くるぶしや膝の裏)に付け“下から上に”ほのかに香らせるのがおすすめです。
私が愛用しているおすすめの香りはこちら♪
『Diptyque(ディプティック)』の「PHILOSYKOS(フィロシコス)」オードトワレ
出典 gpp-shop.com/shop/g/g2103025/
内容量:50ml
発売当初価格:¥12,960(税込み)
ギリシャ語で「イチジクの友」を意味する「フィロシコス」は、果実だけでなくイチジクの木を丸ごと連想できるような香りです。
太陽が当たる土や木、みずみずしい葉っぱ、果実の甘くミルキーな風味。その全てを脳裏に描けるようなフレッシュな青さとフィグの甘い香りです。
フィグの香りの香水は沢山ありますが、食事の席で『PHILOSYKOS(フィロシコス)』を選んだ理由はトップからラストまでの香りが急激に変わる事がないので、周りの人に与える印象を左右しないからです。
またオードトワレを選ぶ事で、オードパルファムより香りの濃度も薄くなるので料理の香りを損ねず食事の席を楽しめるからです。
女友達と遊ぶ時は最大限のお洒落さアピール
お洒落な女友達とショッピングに繰り出す日は、ファッションもメイクも抜かりなく、そして最後の仕上げに香水を。
そんなシーンでは個性的な香りでも臆すること無く自分の好きな香りを身にまとってほしいです!
つける場所もダイレクトに香る手首や耳の後ろがおすすめ。女友達に「いい香り!なんの香水使ってるの?」と聞かれるかも。
おすすめの香りはこちらです。
『BYREDO(バイレード)』の「INFLORESCENCE (インフロレッセンス)」
内容量:50ml
発売当初価格:¥16,510(税込み)
『BYREDO(バイレード)』はスウェーデンのストックホルム発のフレグランスメゾンです。
バレードで人気の香りは沢山ありますが、私のおすすめは「インフロレッセンス」の香り。
クールなホワイトフローラルの香りで、香りの構成要素はピンクフリージア、ローズ、リリーオブザバレー、マグノリア、ジャスミンと全てお花から構成されているにも関わらず凄くスッキリしたクールな香りなんです。
つけた瞬間はフリージア、マグノリアの花々の甘い香りが広がり、ラストはジャスミンが官能的に香ります。そんな華やかな香りの中、静かにそっと、スズランの青っぽさがたたずみます。クールにまとまるのは、この青っぽさのお陰かもしれません。甘さの強いフローラルがあまり得意でない私でもこの香は大好きで華やかな印象にしたい時は身にまとう事が多いです。
香り自体は飛びやすく、すぐに残り香っぽくなるので、しっかり手首や耳の後ろなどにつけて香らせてもオススメです。
そして、なによりも『BYREDO(バイレード)』はニッチなフレグランスメゾンで人と被りにくいですし、香水瓶もインテリアになる程洗練されていてお洒落なので、女友達から一目置かれるはずです。
彼とのデートは甘い香りで誘惑を
大好きなあの人とデートというときは、やっぱり可愛くみられたいのが女心ですよね♡
ついつい張り切って洋服もメイクも髪も!と気合を入れがちですが、大事なのはヌケ感。
彼と急接近した時、ほんわりと残り香程度に香る香りでOKなんです。なのでつける場所は太ももの内側、膝の裏、くるぶしがマスト。おすすめの香りはこちら。
『DOLCEC&GABBANA BEAUTY(ドルチェ & ガッバーナ ビューティー)』の
「the one(ザ・ワン)」
出典 dolcegabbana.jp/beauty/perfumes/women/the-one/
内容量:30ml
発売当初価格:¥4,935(税込み)
「女性はすべて、The One.」という考えから生まれたオリエンタルフローラルの香り。
ゴールド色のボトルからは強さと官能をイメージしますが、ギラギラしたむせかえるような官能感では無く、もっとまろやかに、でも甘く深く存在感のある強い香りです。
最初に感じるのはピーチとライチのジューシーな甘さとベルガモットのフレッシュさ、そこにすぐユリの女性らしさが加わり、ラストはアンバー、ムスク、バニラの深く官能的な甘さにおちてゆく。全体的に甘く重い香りですが、グルマン系の甘さではなくベルガモットやユリが合わさって、とても女性らしい香りです。
重い香りは主張が強いですが、長く香ってくれるのでデートの時に下半身にまとうと、下から上へふんわり甘く長く香ってくれます。
カジュアルな服装の時こそ、甘い香りでギャップを出すのも良いかもしれませんね。
[4]TPOに合わせた付け方で香りの広がりを楽しもう♡
香りのマナー、TPO別の香水の選びか方、香らせ方を知っていれば効果的に香らせる事ができますし、香水をつける場所一つ変えれば同じ香りでも香りの広がり方は変わるので、自分でも思いもよらぬ新しい発見があるかもしれません。
いつも使っている香りに飽きたなと思ったら別の場所につけてみてくださいね。