100%天然素材!話題の『100BON(ソンボン)』より魅惑の甘い香り3選
100%天然素材の香料とビオ小麦由来のアルコールから作られる100BON(ソンボン)の香水は、素材もパッケージも限りなくシンプルでエコロジカル。無駄を省いたこの究極の省エネ香水、いったいどんな香りなのか気になりますよね?今回はナチュラルテイストながらも女心をくすぐる、甘くて美味しそうな香り3本をご紹介したいと思います。
2019年03月25日更新
記事の目次
[1]『100BON(ソンボン)』ってどんなブランド?
大手香水ブランドで経験を積んだクリストフと二コラが創業したライフスライルブランドで、2017年にフランス・リヨンで誕生しました。
ブランドの主軸となる香水は、「本当に必要なものだけで香水を作りたい」という2人の思いから、100%天然素材の香料と、ビオ小麦由来のアルコールで作り上げました。
”ビオ”とは有機、オーガニックのことで、より自然で健康的なイメージを有するものとして最近よく耳にする言葉でもあります。
さらに着色料、石油化学成分、フタル酸エステル不使用で、動物実験も行っていません。
そんな高品質で優しい素材から作られた香水はとても贅沢だとも言えますが、その分パッケージを簡素化したり、詰替可能にしたりと、低価格に抑える工夫がされているところも素晴らしいと思います。
また、15ml、50ml、200ml(詰替用)と、3サイズ展開されているのも嬉しいところ。
まずは15mlで手軽に試し、気に入ったら50ml、もしくは詰替用を買って長く愛用できるのが良いですよね。
これだけでも「試してみたい!」と思わせる企業努力を感じますし、創業者の思いがグッと伝わる、ユーザーにも環境にも優しい商品だと思います。
香調は大きく分けて5種類、香水はなんと20種類!
フローラル……花をベースにした華やかな香り
・シダー&ネロリ オードパルファン
・ネロリ&プチグレン オードパルファン
・ジャスミン&イラン オードパルファン
・ベルガモット&ローズ オードパルファン
・カルヴィ&フィグ オードパルファン
・フルール・ドランジュ&サンタル オードパルファン
・ミモザ&ヘリオトロープ コンソントレ
ウッディー……木々の力強く落ち着いた香り
・ラブダナム&パチュリ オードパルファン
・シダー&イリス オードパルファン
・マキ・エキスキー&イモーテル コンソントレ
・ジンジャー&ベチバー コンソントレ
グルマン……甘くおいしそうな香り
・アマレット&フランボワーズ オードパルファン
・ダヴァナ&ブルボン・バニラ オードパルファン
・トンカ&アーモンド コンソントレ
エスペリデ……フレッシュでピリッと身の引き締まる香り
・ナガランガ&サンタル・シトロン オードパルファン
・アグルーム&トレゾア・アロマティーク オードパルファン
・オー・ド・テ&ジンジャー オードパルファン
オリエンタル……エキゾチックで魅惑的な香り
・ミルラ&アンサンス オードパルファン
・ウード&アミリス オードパルファン
・エレミ&ブラック・アンバー コンソントレ
ネーミングから何となく想像がつくものもあれば、全く想像できないものもありますが、どれも自然界に存在するナチュラルな香りなんだろうなとイメージできます。
「エスペリデ」という香調はあまり耳にしたことがありませんが、どうやらシトラス調のことのようです。
「オードパルファン」と並んで登場する「コンソントレ」とはフランス語で“煮詰めたもの”“濃縮したもの”という意味。
オードパルファンよりも深い香りが長時間続くのが特徴で、天然素材だけで作られていながら香りが長持ちするというのも大きな魅力です♪
[2]思わず食べてしまいそう!? 甘くて美味しそうなこの3本!
カルヴィ&フィグ オードパルファン
甘く熟したイチジク、もしくはイチジクパイみたいなとても美味しそうな甘い香り。
ピーチのようなフルーティさも存分に楽しめるので、“イチジクをふんだんに使ったフルーツパイ”が香りのイメージに近いかなと思います。
暖かな陽気に包まれた春を感じさせ、どこか幸せな気分にさせてくれる香りでもあります。
最初はむわっと鼻に押し寄せてくるような強い甘さを感じますが、だんだんと、より自然な甘さに変化していき、日常にも違和感なく溶け込んでくれる香りに。
可愛いエプロンを付けてお菓子を焼いているお婆ちゃんなんかにもよく似合いそうで、年齢問わず“可愛らしい人”が付けると、本当にラブリーで憎めない可愛いらしい香りです。
フィグ(イチジク)を使った香水は結構ありますが、この「カルヴィ&フィグ オードパルファン」は、今までとはちがう、なかなかありそうでない香りが特徴。フィグ(イチジク)の香りが好きな方にはもちろん、人工的ではないグルマン系の香りをお探しの方にもおすすめです。
「カルヴィ」はフランス、コルシカ島の北西岸に位置する海辺の街ですが、この島の風土や自然を想像しながら香りを楽しむのも良いですね♫
■トップノート
マンダリン、フィグ、フランボワーズ
■ミドルノート
スミレ、ジャスミン、ローズ、キャラウェイ
■ラストノート
シダー、ベルベット、クリーム
ダヴァナ&ブルボン・バニラ オードパルファン
ダヴァナはインドを原産とする植物で、その精油は、甘く洋酒を思わせるようなフルーティーな香りなんだとか。
世界的にも生産量が少なく、高価なオイルの一つでもあるそうです。
私はダヴァナの香りは嗅いだことがありませんが、この香水から感じるのは少しビターなオレンジ。何かの果物のようでもあり、確かに洋酒のようでもあります。
どこかハーブっぽさも感じるのですが、これはホワイトシダーによるものでしょうか。
このハーバリックなオレンジの香りの後、徐々にバニラが現れとても大人っぽい甘さに。
オレンジ+洋酒+バニラのアイスクリームみたいで美味しそうではあるものの、決して普段馴染みのある香りではないので、これまで食べたことのない未知のスイーツを差し出されているようです。
どんな味がするんだろ…?とドキドキしながらも、食べずにはいられないような魅力的な香りですね。
決して重たくはないのですが何となく亜熱帯を感じさせるようなムッとする香りなので、夏以外の季節に使用するのが良いと思いますが、逆に真夏の熱帯夜、ジャングルなんかでこの香りがしてきたら間違いなくハマってしまいそうです。
■トップノート
ダヴァナ
■ミドルノート
ブルボンバニラ、ホワイトシダー、ローズ
■ラストノート
パチュリ
トンカ&アーモンド コンソントレ
第一印象は、アーモンドパイ!
焼き菓子やカラメルのような甘く香ばしい香りがふわふわ舞って、まるで洋菓子屋さんの厨房にいるような気分です。
お酒のような芳醇さと、少しタイヤにも似たゴムっぽい香りもしますが、全てが絡み合ってちょうど良いスパイシーさが生まれ、ほどよく刺激的な香りになっています。
例えるなら、「スパイスを使った大人のアーモンドパイ」といったところでしょうか。
日本ではスイーツにスパイスを使ったものは少なく、あまり日本人には受けない気がするので、この香りも日本ではなかなか思いつかないと思いますが、この「トンカ&アーモンド コンソントレ」は、逆にちょっと食べてみたくなるような美味しそうな香りです。
普段馴染みがない分、嗅いだ瞬間ハッとするような強い印象を残す香りでもあります。
濃厚なオリエンタル調なので冬に付けるのが一番良さそうですが、ラストノート以降のうっすら残る甘い余韻は、季節問わず素敵です。
このじんわり続く余韻こそが、「コンソントレ」のなせる技なのかもしれません。
■トップノート
マンダリン、アーモンド、フランボワーズ、リコリス
■ミドルノート
ローズ、ジャスミン
■ラストノート
ホワイトシダー、バニラ、トンカ豆
[3]ナチュラルだけど個性的な香りが好きな方に
天然素材を使用した『100BON(ソンボン)』の香りは、人工的なわざとらしさがなく、とても自然。
いつのまにか肌に馴染み、自分から香る芳しさについうっとりしてしまいますが、香り自体は決して王道というわけではなく、少し変わった個性的なものが多いように思います。
ナチュラル+ナチュラルで、ごく自然でありながらも新たに個性的な香りが生み出され、それが『100BON(ソンボン)』の香水の特徴になっているところがまた素敵だなと思います。
香りもパッケージもナチュラル過ぎるほどナチュラルですが、その裏には計算され尽くした製造過程とホスピタリティが伺えますよね。
香りを知ることでブランドを知る。
私はすっかり『100BON(ソンボン)』のファンになってしまいました。
他の商品もぜひ試してみようと思っています。