疲れた心を回復させるヒヤシンス精油(エッセンシャルオイル)のアロマ効果
観賞用やガーデニングで人気のヒヤシンスですが、アロマ効果があることをご存知でしょうか?とても希少で高価なヒヤシンス精油(エッセンシャルオイル)のアロマ効果とヒヤシンスの香りを楽しめるおすすめアイテムをご紹介します。
2020年02月06日更新
記事の目次
[1]ヒヤシンスってどんな植物?
すっと伸びた茎に鮮やかな花が穂のように咲くヒヤシンスは、キジカクシ科・ヒヤシンス属の球根植物です。原産地はギリシャやトルコで、開花時期は2月~4月頃。
ピンクや青色、白色などの香りのよい花をたくさん咲かせ、大きいものでは50cmほどまで生長するものもあります。
ヒヤシンスの名前の由来
ヒヤシンスの名前は、ギリシャ神話の美青年「ヒュアキントス」に由来しています。恋人のアポロンとの仲の良さに嫉妬した風の神ゼピュロスが、突風を吹かせたことでアポロンが投げた円盤がヒュアキントスの額に激突。そのまま亡くなってしまったヒュアキントスの流した血から生えてきた花がヒヤシンスといわれています。
日本には江戸時代末(1860年頃)に伝来したといわれており、明治時代に「飛信子(ひやしんす)」「風信子(はやしんす)」と当てられた字が、現在でも残っています。
ヒヤシンスの種類
ヒヤシンスは日本では10品種ほど栽培されています。1つの細長い茎にたくさん花を咲かせる系統のダッチヒヤシンスと、茎に咲く花は少ないものの、1つの球根から数本の茎を生やすローマンヒヤシンスの系統に分けられます。
<色ごとの品種>※一部紹介。
・白色:カーネギー
・黄色:シティー・オブ・ハーレム
・青色:デルフトブルー、ブルージャケット
・ピンク色:ピンクパール、フォンダン
上記の他に、赤色、薄紫色、オレンジ色などもあります。
ヒヤシンスの花言葉
前述した悲しいギリシャ神話から、全般的な花言葉は『悲しみを超えた愛』。他には、『ゲーム』『遊び』などもあり、花の色別でも花言葉があります。
<ヒヤシンスの色別の花言葉>
・紫:『悲しみを超えた愛』
・赤:『嫉妬』
・白:『控えめな愛らしさ』
・青:『変わらぬ愛』
ヒヤシンス精油(エッセンシャルオイル)の香りの特徴
ヒヤシンス精油は、グリーン調かつフローラルな上品な香りがします。花から溶剤抽出法にて採油されるヒヤシンス精油は、非常に高価で、高級な香水の原料としても利用されています。
100%天然の精油ではなく、混ぜものや合成品が多く出回っているので購入の際は注意が必要です。
[2]ヒヤシンス精油(エッセンシャルオイル)の効果効能
ヒヤシンス精油(エッセンシャルオイル)の効果効能についての情報量はとても少ないですが、鎮静作用や催眠作用があるといわれています。
かつてギリシャ人は、ヒヤシンスの香りには疲れた心を癒やす効果があると考えていたそうです。以上のことから、リラックス効果や疲れを軽減する効果が期待できます。
[3]ヒヤシンスの香りを楽しむおすすめアイテム5選
ヒヤシンス精油はもちろん、手軽にヒヤシンスの香りを楽しめるアイテムを紹介します。
Berceuse ヒヤシンスAbs 2ml
すべてオーガニック、または野生の原料を使用しているBerceuse(ベルスーズ)のヒヤシンス精油です。生花のヒヤシンスそのものの香りを楽しめます。
ヒヤシンスAbs 100% ピュア エッセンシャルオイル 5ml 超高級精油
主産地はフランス、オランダの100%天然精油です。ヒヤシンス特有のグリーン調でフローラルな重厚な花の香りがします。
CANOVA キューヴィンテージ ティンキャンドル ヒヤシンス
英国王立植物園の公式フレグランスCANOVA(カノーバ)のアロマキャンドルです。紅茶の缶をイメージしたパッケージは、蓋がついているため、ホコリがつく心配なし!ソイワックス100%使用のため、すすも出ません。シンプルで上品な香りとパッケージが特徴で、ギフトにもおすすめです♪
ジョーマローン ブルー ヒヤシンス 1.0 oz (30ml) コロン スプレー
現代的な感性で香りを生み出すイギリスの「ジョー マローン ロンドン」の香水です。太陽の光を浴び、うっとりするような香りを漂わせる青のヒヤシンスに、ガーデン ゼラニウムとウッディなベチバーが加わり、爽やかで品良く香ります。
2017年3月に数量限定で発売されたため、なくなり次第販売終了となるようです。気になる方はお早めにチェックしてみてくださいね!
【イル プロフーモ】ブランシェ ジャサント EDP SP 50ml
イタリアのフレグランスブランド「イル プロフーモ」の香水です。「ブランシェ ジャサント」は、フランス語で「白いヒヤシンス」という意味。ヒヤシンスのフレッシュな香りに、オレンジフラワーとジャスミンが華やかさを添え、うっとりするように香り立ちます。
[4]希少で高価なヒヤシンス精油(エッセンシャルオイル)で贅沢な癒しタイムを
なかなかお目にかかれない希少で高価なヒヤシンス精油(エッセンシャルオイル)。グリーン調でフローラルな香りは、きっとワンランク上の贅沢な癒しタイムを演出してくれます。もっと手軽にヒヤシンスの香りを楽しみたいという方は、今回紹介したアロマキャンドルや香水から試してみるという手もありますので、気になった方はぜひ試してみてくださいね♪
☆アロマセラピスト菊池より一言☆
春の花壇を鮮やかに彩るバラエティ豊かなヒヤシンス。元気いっぱいに花びらを広げて咲いている姿に元気をもらいます。そして爽やかな甘い香りが春の風に乗ってくると春が来たな~なんて温かい気持ちにさせてくれます。
上品で甘い香りは心を鎮め心地よい眠りに誘ってくれます。ヒヤシンス精油は希少価値が高く、有機溶剤で抽出されているアブソリュートがほとんどなので、アロマで使用する場合は芳香浴や手作り香水として楽しむとよいでしょう。
※アロマオイル(精油/エッセンシャルオイル)を使う際の注意点
アロマオイルは医薬品ではないため、「治療」できるものではありません。ここに掲載されている内容は精油の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。予めご了承ください。症状がひどい場合は医療機関を受診することをおすすめいたします。実際にアロマの香りに癒されるという方はたくさんいます。自分の体の状態や気分に合わせて上手に取り入れてくださいね。