キラキラと輝きたいあなたに『Tiffany & Co』オードパルファム
世界的ジュエリーブランド”Tiffany & Co(ティファニー)”から約14年ぶりとなるフレグランスの新ラインが2017年に発売。その名も『Tiffany & Co(ティファニー)』。 ブランドの威信をかけたようなネーミング、そこから垣間見えるティファニーの絶対的自信。 新作『Tiffany & Co(ティファニー)』はブランドを代表するようなフレグランスとなり得るのか?!実際使用したレビューと共に徹底解明します。
2019年02月22日更新
記事の目次
[1]ティファニーフレグランスの歴史
ティファニーは1837年に創立されたアメリカのジェリー・銀製品ブランドです。
フレグランスブランドとしての歴史は比較的新しく、第1作目として1987年に『Tiffany(ティファニー)』のオードトワレとオードパルファムが発売。
そこから1995年『Trueste(トゥルーエスト)』、1999年『Sheer Tiffany(ティファニー シアー)』2003年『Pure Tiffany(ピュア ティファニー)』と続き、そして2017年に14年ぶりとなる新フレグランス『Tiffany & Co(ティファニー)』が誕生しました。
[2]新フレグランス 『Tiffany & Co(ティファニー) 』誕生の秘話
『Tiffany & Co(ティファニー)』を作り上げるにあたり、ティファニーは新進気鋭の女性調香師ダニエラ・アンドリエを迎えました。
ダニエラ・アンドリエは独自の水蒸気蒸留法により抽出された、純度が高いアイリスをベースにしたフローラルムスクの香りの調香を提案しました。
出典 blog-imgs-89.fc2.com/n/a/s/nasunokiuri/fc2blog_201512091034413ca.jpg
なぜ、アイリスをメインにしたのか、そこにはティファニーの輝かしい歴史が隠されていたのです。
ティファニーは、1900年のパリ万博で『アイリス・ブローチ』を出品し、なんとグランプリを受賞しました。その事からティファニーにとってアイリスは所縁のある特別な花になったのです。
[3]Tiffany & Co』オードパルファム レビュー
次々と変化して多彩に輝く香り!
■トップノート
レモン マンダリンオレンジ ベルガモット
■ミドルノート
ブラックカラント ピーチ ローズ アイリス
■ラストノート
パチュリ ムスク
■持続力
★★★☆☆ 普通
■香りの強さ
★★★☆☆ 普通
トップノートは目が覚めるような爽やかなシトラス!
レモンの香りがリアルですので酸っぱさすら感じてしまうほどですが、シトラスの酸っぱさはすぐに揮発して消えていきます。
そして次はいきなりガツンと甘く変化。まるでキャンディのようなスイートなピーチとブラックカラントが、ミドルノートでみずみずしくジューシーに香ります。
しばらくすると、今度はフローラルが現れ一気にパウダリーに変化。メインのアイリスが顔をのぞかせます。ゴージャスなローズとアイリスのパウダリーな香りに、ピーチとブラックカラントの甘さが溶け合い、スイートなフルーティーフローラルの香りに。ただし、ラストノートのパチュリも少し香り始めていますので、キュート過ぎることはなく高級感もバッチリ。
ここからどんどんパチュリの苦味が際立って、深く大人っぽい香りに。
ラストノートでは、ムスクの石鹸のような香りと相まってとても上品な香りが肌に残ります。
シャープなシトラスからスイートでキャンディのような香りへ、そしてパウダリーなフローラルから最後は石鹸のようなムスクの香りに…。キラキラと輝くクリスタルのように変化する香りは、まさにティファニーのダイアモンドそのもの!
つけた直後からラストノートに至るまで、次々と香りが変わって行くので、色々な輝きをみせてくれるユニークな香りでした。
香りの経過が似ているイヴ・サンローランの“モンパリ”や、ミドルノートはバーバリーの“マイバーバリーブラック”によく似た雰囲気だったので、“モンパリ”や“マイバーバリーブラック”が好きな方には、おそらくドンピシャではないでしょうか?!
アイリスやムスクの上品な香りが好きな方にもおすすめします。
[4]ティファニーフレグランスの新たな歴史が始まる
ティファニーフレグランスの威信をかけた『Tiffany & Co』。
「エレガントなフローラルムスクの香りである」と一言で表現する事の出来ない、ユニークな仕上がりです。
まさにティファニーフレグランスの新時代を代表する香り。
ボトルもティファニーならではのカットが施されており、飾っておきたくなるほど美しく、様々なシーンで輝きたいあなたにぴったりマッチする特別な一品です。
高級ブランドが次々と本格始動しているフレグランスライン、ティファニーからも目がはなせません♪