あなたは知ってる? 王道香水の影に潜む、隠れモテ香水5選
今やあちこちで見かける“モテる香水特集”や“モテ香水ランキング”。”異性を意識した香水”への関心も年々高まっている気がします。「モテ香水」で検索すると、だいたい同じものが上位を占めている印象ですが、ここではそんな誰もが認める王道モテ香水を除き、意外にも男性から好評だった”隠れモテ香水”をご紹介したいと思います。
2019年02月07日更新
記事の目次
- 1 [1] そもそもモテ香水って?
- 2 [2] よく見る王道モテ香水は女性からも好かれる
- 3 [3]実は男性にも人気!? 隠れモテ香水5選
- 3.1 ばら園 オードパルファム RX/資生堂
- 3.2 clinique happy(クリニーク・ハッピー)/CLINIQUE(クリニーク)
- 3.3 pleasures Eau de Parfum Spray(プレジャーズ・オードパルファム・スプレー)/ESTEE LAUDER(エスティ・ローダー)
- 3.4 Flews Se Cerisier EAU DE TOILETTE(チェリーブロッサム オードトワレ)/L’OCCITANE(ロクシタン)
- 3.5 BLACK OPIUM EAU DE PARFUM(ブラック・オピウム・オードパルファム)/YVES SAINT LAURENT(イヴ・サン・ローラン)
- 4 [4]モテる努力とモテ香水で自分に自信をつけよう
[1] そもそもモテ香水って?
ハッキリ言って、モテ香水と言われる香水をつけたからといって、それだけでモテるわけではありません!
香りだけの力で続々、愛の告白をされたり片思いだった人がいきなり自分のことを好きになってくれるなんてことも、まずありえませんよね。そんなことがあれば、それはもはや香水ではなく魔法水です。
ただ、男女逆に考えた時に、良い香りのする男性とすれ違ったり、男友達や知人から良い香りがした時など、“その男性”に、というよりは“その香りがする男性”に、心惹かれたり少し意識してしまったりすることはないでしょうか。
香りはあくまでもキッカケですが、自分の中でちょっとした感情の変化が生まれたり、今まで気にも留めていなかったのになぜか意識するようになってしまったり…結果それが恋愛感情に繋がっていく、ということはあると思います。
男性の意識を自分に向けさせるキッカケとなる香水、それが“モテ香水”と言えるのかもしれません。
[2] よく見る王道モテ香水は女性からも好かれる
・Chloe EAU DE PARFUM(クロエ・オードパルファム)/Chloe(クロエ)
・ECLAT D’ ARPEGE(エクラ・ドゥ アルページュ)/LANVIN(ランバン)
・Eau de White Floral(リラックス・オードホワイト・フローラル)/JILLSTUART(ジルスチュアート)
・Green Tea(グリーン・ティ)/Erizabeth Arden(エリザベス・アーデン)
・incanto charms(インカント・チャーム)/Ferragamo(フェラガモ)
・Miss Dior(ミス・ディオール)シリーズ/Christian Dior(クリスチャン・ディオール)
“モテ香水”で検索したことがある方は、上記の香水をよく見かけるのではないでしょうか。
もちろんこれだけではありませんが、上に挙げた香水は、“モテ香水”に限らず、売上ランキングや口コミ評価の上位も占めているように思います。
それはつまり、同性からの支持も厚く多くの人に受け入れられている香り=モテ香水、だと言えるかもしれません。
そう考えると、マニアックで個性の強い香りはあまり男性ウケしないように思います。
それって、一般的な男性の“好みの女性のタイプ”に比例してると思いませんか…?
個人的には、香水も人間も個性やアクが強めの方が好きですが、やはりこういったランキングでは、正統派で王道の香りが人気だということがよくわかりますね。
[3]実は男性にも人気!? 隠れモテ香水5選
モテ香水ランキングではあまり見かけないけれど、男性から評判の良い香水は数えきれないほどたくさんあると思います。
その中でも、実際に自分がつけていた時に複数の男性から「イイにおい!」と褒められた香水をご紹介したいと思います。
ばら園 オードパルファム RX/資生堂
香りに大きな変化はないシングルノートで、バラの香りが最後までずっと続くザ・ローズ香水。
ほどよい青臭さも残り、瑞々しく上品でとにかく良い香り。ラストがややパウダリックで昭和を感じさせるクラシカルな香りになりますが、バラ好きにはたまらないと思います。
天然ブルガリアンローズ、ティーローズ、リビングローズが織りなすローズノートは、派手さはなく優しくふんわり、フェミニン。アロマ効果もありリラックスさせてくれる香りでもあります。
ドラッグストアでも販売されているのでご存知の方も多いと思いますが、あまり人気香水として大々的に取り上げられている印象はありません。
でも、これをつけていると男女問わず「バラの香りがする」「いい匂い〜」「すごく良い香りですね」などなど、親しい人から初対面の方まで、褒めてくれることが多いです。
資生堂香水の中でも根強い人気を誇る、隠れた名品だと思います。
モテ香水ランキングに入っていてもおかしくないと思いますが、大きく宣伝されている様子もなく、どちらかと言うとひっそり販売されている印象です。
また、資生堂の香水自体があまり現在の香水市場にガツガツ介入している感じでもないので、資生堂の香水に注目している方が少ないのかな、と思ったりもします。
実は、資生堂の香水は非常によく研究されていて質もピカイチ。歴史ある名香もたくさんあるのですが、香水業界のメインストリームから少し離れたところで、安定した人気を静かに保ち続けているという感じがします。
この「ばら園」も、ファンに静かに愛されて息の長い人気を獲得しているのでしょう。
ほどよく華やかで癒される女性、というのは男性からも女性からもモテますよね。「ばら園」もまさに、ほどよく華やかで癒される香りです。
そういう女性をタイプとしている男性とお近づきになりたい場合は、ぜひお試しください♫
clinique happy(クリニーク・ハッピー)/CLINIQUE(クリニーク)
■トップノート:マンダリンフラワー、ベルガモット、ボイセンベリー、ハニーサックル
■ミドルノート:ブッシュフラワー、グレープフルーツ、モス
■ラストノート:ハワイアンウェディングフラワー、レモン、フリージア
スキンケアブランドとして有名な『CLINIQUE(クリニーク)』が開発したということで、低刺激で敏感肌の方でも安心して使える優しい処方がされているという「happy(ハッピー)」。
年齢やシチュエーション、ファッション問わず、どんな時でもつけられるナチュラルなシトラス・フローラルは、大ヒットした後も愛用し続けている人が多いというのも頷けます。
大量につけても香害にならないので、バシャバシャ惜しみなくつけて出かけた時は、「ん?何これ?イイにおい〜」とか「どこかで嗅いだことのある匂いがする」など、何らかのリアクションを受けることが多いです。
「happy(ハッピー)」の香りが一番好き、と言う男友達もいます。
つけたてはシトラスの爽やかさが全面に出ますが、時間と共にフローラルの甘みが増し、最後はダージリンティのような心地よい苦味を伴った香りに変化します。
ありきたりな香りではありませんが、とても自然で、確かに“どこかで嗅いだような香り”な気がします。それが懐かしさや既視感となって男性の記憶に結びつくのかもしれないですね。
決して“セクシー系香水”にカテゴライズされる香りではなく、むしろそれとは対極にある清潔感あふれる爽やかな香りですが、男性の気持ちをホッコリさせ、安心感を与えてくれるに違いありません。
pleasures Eau de Parfum Spray(プレジャーズ・オードパルファム・スプレー)/ESTEE LAUDER(エスティ・ローダー)
■トップノート:ホワイトリリー、バイオレットリーブス
■ミドルノート:ベイローズ、ブラックライラック、ホワイトピオニー、ピンクローズ、カロカロンデ
■ラストノート:ウェストインディアン、パチョリ
透明感のあるシアーフローラルと言われている「プレジャーズ」。
つけたては、溢れんばかりの喜びを表現したような花々の香りがツンと鼻を突き、勝気な印象ですが、この香水の真骨頂はラストノートにあります。
うるさいぐらいのフローラルは良い感じに落ち着いて、賑やかだった第一印象も、グッと大人びたものへと変化。花々の香りがどこまでも自分にまとわりついてくるような、フワフワ心地良い感覚を味わえます。
美しく澄んでいて、プライドさえ感じるこのラストノートはつくづく良い香りだなと思いますが、それは第三者にとっても同じようで、無言で鼻をクンクンと近付けられたり、「花の匂いがする」「綺麗なお姉さん風の香り」などと言われたことがあります。
自分が褒められているわけではないのですが、香りを褒められるのは嬉しいですよね。
普段使いできる香りですが、この香りに恥をかかせないようなキレイめで品のあるファッションだと、相乗効果でより女性を美しく見せてくれると思います。
自分史上最高に美しいと思われるメイク、ファッションに身を包み、仕上げにはこの「プレジャーズ」をシュッとひと吹きして、気になる男性に話し掛けてみてください。
絶対に嫌な気はしないと思いますから。
Flews Se Cerisier EAU DE TOILETTE(チェリーブロッサム オードトワレ)/L’OCCITANE(ロクシタン)
■ヘッドノート:チェリー、フリージア
■ハートノート:チェリーブロッサム、スズラン
■ベースノート:ウッド、アンバー
ロクシタンが贈り出す春の香り、「チェリーブロッサム」。ネーミングの通り、この香りから連想されるのは、春、桜、チェリーからなる薄桃色の可愛らしい世界。
男性ウケなんて考える余地もないぐらい癒される、女性のためにあるような香りだと思いますが、男性からもやたらいい匂いだと言われた記憶があります。
確かに良い香りなんですが、こういう女性が好きな可愛らしい香りにも男性が反応するのか、と少し意外でした。
例えばキレイなお花や可愛いお菓子など、女性は喜びますが男性はあまり反応しませんよね?何か思ったとしてもその感想を口にすることは少ないように思います。
この香りがなぜ男性からも好評なのか考えてみたのですが、この香水をつけたのは“春”だった、というのが大きな要因なのかなと思いました。
『L’OCCITANE(ロクシタン)』が春にふさわしい香りを作り出したわけですから、この香りが最大限に生かされるのは春。
普段なら何も感じない男性も、思わず良い香りだと本能が感じ取ったのかもしれません。
香りも適材適所、その魅力が100%生かされるか否かは、つける時期や季節にも大きく関わっているということですね。
あとは、桜餅に似てるとも言える甘い香りが、女性だけでなく男性にも安らぎを感じさせてくれるのだと思います。どこかホッとしますもんね、桜餅。
春、心機一転、新しい恋を始めたい方、新しい出会いを求めている方にオススメの、ぽかぽか暖かいピュアな香りです。
BLACK OPIUM EAU DE PARFUM(ブラック・オピウム・オードパルファム)/YVES SAINT LAURENT(イヴ・サン・ローラン)
■トップノート:ブラックカラント、ペアー、グリーンマンダリンピール
■ミドルノート:ジャスミンティーペタル、オレンジブロッサム、フローラルソーラー
■ラストノート:ブラックコーヒー、ホワイトムスク、ブロンドウッド
個人的にも大好きなこの香水。口コミ評価も高くコアなファンも多い、でもモテ香水ランキングにランクインしているのは見たことがありません。
“男性が好きな香り”はダントツで“石鹸やシャンプーのような香り”らしいですが、この「ブラック・オピウム」は、簡単に言うとコーヒーバニラのような濃厚な香りで、石鹸やシャンプーとは無縁のオリエンタル・グルマン系。
確かにあまり男性ウケはしなさそうです。
私はこの香りが大好きなあまり自分でもつけ過ぎだと思うぐらい、ついたくさんつけてしまうのですが、そういう時は誰からも何も言われたことがありません。
良い香りと思われるどころか、恐らく香害になっていたんだと思います…。
この香水を布団や枕にひと吹きして寝た時、少量にも関わらず3日も4日もずっと香りが持続しました。その残り香がかすかに鼻をくすぐるのがたまらなくて、これぐらい微かに香るぐらいがちょうど良いんだなと、そこで初めてこの香りのベストな使い方がわかりました。
以降、自分ではあまり香りを感じられないぐらいの少量を纏って外出するようにしていますが、男性とすれ違う時などに「めっちゃイイ匂いですね!」と絶賛されることが多くなりました。
季節は冬、時間は夜じゃないとこの香りを纏うのは難しいと思っていましたが、控えめな量を、“外”ではなく“内”に閉じ込めるように纏えば、朝でも昼でもそれはもう魅力的に香ってくれます。
ただし、季節はやはり冬が良いですね。
少し色っぽい女性が好みで、やや危険な香りがする男性には特に響きそうな香りだと思いますが、「ブラック・オピウム」は、直訳すると「黒い阿片」。
この魅惑の名前を持つ香りに、どのぐらいの男性が反応するのか、いろんなシチュエーションで試してぜひ小悪魔になってみてください。
イヴサンローラン(Yves Saint Laurent) ブラック オピウム オードパルファム 90ml YVES SAINT LAURENT BLAC...
[4]モテる努力とモテ香水で自分に自信をつけよう
冒頭でも書きましたが、モテると言われている香水をつけてるだけでモテることは、まずありません。
でも、自分の存在を印象付けたり、会話のキッカケや自分を知ってもらう糸口にはなります。
「モテる=好きになってくれる」…ということですよね。
好意を持ってもらうキッカケは作れたとしても、そこから先は、香りではなく自分自身の問題です。
魅力的な香りに負けないぐらい、いや、それ以上の魅力的な人になれるよう自分を磨き、自信をつけ、素敵な男性からモテるようになると良いですね♫