アロマディフューザーおすすめ7選とエッセンシャルオイル(精油)の基礎知識!【2023最新版】
心地よい香りで心を癒してくれるアロマディフューザー。ストレス社会の現在において、家の中で手軽にリラックスできる素敵アイテムとして注目されています。しかし、意外と知らないアロマディフューザーの知識。ここでは、アロマディフューザーの種類やインテリアに馴染むおしゃれなデザイン、おすすめのエッセンシャルオイル(精油)をご紹介いたします。ぜひ参考にしていただき、ご自身に合ったものをお選びくださいね。
2020年02月16日更新
記事の目次
[1]アロマの効能とは?
アロマテラピーに使用するエッセンシャルオイル(精油)は、植物から抽出した天然の化学成分であり、植物本来が持つ香りや様々な働きを利用し、「リラックス効果」「美容効果」「健康維持」と心身のトラブルを解消してくれます。
リラクゼーション効果、ストレス解消はもちろんのこと、ヨーロッパ諸国では医薬品と同じように取り扱われる「漢方」の役割もあります。
うつ病や認知症、アルツハイマー病などにも効果があると言われており、効能は幅広いです。
[2]アロマディフューザーとは?
以前はアロマテラピーを楽しむ方法として「アロマポット」が主流でした。上のお皿に水を入れエッセンシャルオイルを素敵垂らし、下に小さなキャンドルをセットして火をつけ、蒸発して香りを楽しむというものです。
ただ、火の危険やセットが面倒だったりとだんだんと廃れているようです。
アロマディフューザーの語源としては、ディフューズ(diffuse)=「拡散する」「広める」という意味で、霧と共にエッセンシャルオイルの微粒子を拡散させて使うものです。
アロマディフューザーの種類と使い方を徹底比較!
アロマディフューザーは様々な種類、使い方があり、目的に合ったお好みのものを探しだすもの楽しいですよね。それぞれの使い方、メリットとデメリットをご紹介いたしますので、比較してみましょう。
・アロマポット式
カップにお湯か水を入れ、エッセンシャルオイルを数滴垂らし、キャンドルに火をつけてその熱によってオイルが温まり香りが広がるという仕組みです。
昔から雑貨屋さんにもよく見られるおなじみのアロマテラピーですね。
≪メリット≫
- キャンドルの自然の温かみが癒し効果になる
- レトロな雰囲気で味わい深く、雰囲気が出る
- コンセントが必要ないため、置く場所が限られない
≪デメリット≫
- キャンドルの火を使うので、子供のいる家庭には安心して使えない
- オイルがなくなると空焚きしてしまう可能性がある
- 就寝中に使えない
- 品質の良くないキャンドルを使用すると、消した時ににおいが気になる
- 使用中は容器が高温になり、扱いに注意が必要
・アロマドロップ式
丸まったガラス容器の中に、エッセンシャルオイルの原液を入れ、空気の振動によってオイルを微粒子状態にし拡散するアロマドロップ式は、エッセンシャルオイルの成分を水や熱によって薄まったり変質させることなく拡散力も強いです。
≪メリット≫
- 火を使わず安全に扱える
- エッセンシャルオイル本来の香りを十分楽しみたいという方におすすめ
- 壺のようなかわいらしい形でコンパクトなデザインなので、お部屋のどこに置いてもマッチしやすい
≪デメリット≫
- 香りが拡散力が強いため、香り調節のコントローラーがついているものがおすすめ
- アロマドロップ式は主に店舗や広いお部屋で使用しているユーザーが多いので、一人暮らしなどお部屋が狭いと、香りを強めに感じやすい
- オイルを薄めず使うため、オイルの使用消費が多くコスパが良くない
- 本格的なガラスの作りなので、取り扱いに気をつける
・アロマランプ式
電灯、電球の熱によってエッセンシャルオイルを温めて香りを拡散するタイプのもの。アロマライトとも呼びます。
高熱ではないので、ジワジワと香りが広がっていきます。アロマランプ式には大きく2つのタイプがあります。
プラグ式:コンセントに直接繋ぐタイプなので場所を取らないが、コンセントのある場所に限られる。
置き型コード式:コードで繋ぐため場所を選ばない。プラグ式より高価。
≪メリット≫
- 火を使わず安全に扱える
- コンセント型のアロマランプは、間接照明やフットライトなどインテリアとしても馴染みやすく、アロマディフューザー以外にライトとしての用途もある
- ほのかでやわらかい香りを漂わせたい方におすすめ
- 香りとともに間接照明として光の癒しもあり、ダブルで効果が期待できる
- 超音波式に比べるとリーズナブルに購入できる
- エッセンシャルオイルを垂らすだけなので、簡単に準備ができる
- デザインがシンプルなものからおしゃれなものまで、バリエーションが豊富にあり、香り以外に目でも楽しめる
≪デメリット≫
- 受け皿が小さいと、水やオイルが入れづらく、すぐ蒸発してしまう
- ほのかに香りが広がるため、香りを楽しみたい方には物足りない
・超音波式とフィルター式
ENERG e's Vase 超音波式卓上加湿器 アロマディフューザー 400ml お洒落な木目調インテリア・タイプ 空焚き...
水に数滴のエッセンシャルオイルを垂らし、超音波による振動でミスト状(霧状)にし、香りを拡散させます。
エッセンシャルオイルの他に機種本体に専用オイルが付属していることがあります。
超音波式の中には、エッセンシャルオイルを水タンクに溶かず、風を取り込む吸気口付近のフィルターにオイルを垂らし、ミストと一緒に香りを拡散させる「フィルター」を使った気化式タイプもあります。
フィルターに原液を垂らすため香りの即効性が高いのが特徴ですが、複数のオイルを試したい場合は香りが混ざるため、フィルターを交換した方がよいでしょう。
≪メリット≫
- 熱や火を使わず安全に扱える
- スイッチひとつでアロマを楽しめる手軽さがある
- 水と風だけを利用しミスト状に香りを拡散させるため、エッセンシャルオイル本来の香りを強制滴に部屋中に届けてくれる
- デザインが豊富にある
- タイマーや香りの強弱など、機能が充実しているものが多い
≪デメリット≫
- 長時間水タンクの水をそのままにしておくと、水カビなどの雑菌が発生するので、こまめにお手入れする必要がある
- 季節によっては、部屋の湿度が上がる
- 「アロマ加湿器」と似ており、間違って選ぶ可能性がある
※「アロマ加湿器」はあくまでも加湿器に特化したものになり、副機能としてアロマテラピーがついているものなので、アロマの効果はそこまで得られない
アロマディフューザーを選ぶポイントとは?
さて、アロマディフューザーといっても、これだけの種類があると、どうやって選んだらよいか迷うものですよね。
プレゼントとしても人気の高いアロマディフューザー。最適なものを選ぶポイントを3点抑えておきましょう。
・アロマディフューザーを使用する部屋のサイズ
まずはアロマディフューザーをどこで使用するか、です。寝室なのかリビングなのか、店舗など広い場所で使用する場合もあるかと思います。
使用する広さに対し、どのアロマディフューザーが最適か選ぶとよいでしょう。
6畳未満のスペースであれば、ジワジワと香りが広がる「アロマポット」「アロマランプ」がおすすめです。
逆に、6畳〜20畳ほどであれば、拡散力の強い「超音波式」や「アロマドロップ式」、20畳以上の広いスペースであれば「フィルター式」がおすすめです。
・アロマディフューザーを使用するタイミング(時間帯)
リラックスしたいタイミング、香りを楽しんで癒されたいタイミング、人によって様々かと思います。
例えば、就寝中であれば、タイマー機能のついている「超音波式」でコントールします。この場合は「アロマポット」は火を使用するためおすすめできません。
帰宅してすぐに香りで癒された場合には、即効性のある「アロマドロップ式」がおすすめです。
また、香りの楽しみたいけれど、インテリアのひとつとして目でも癒されたい、という方も多いかと思います。
お気に入りのデザインを選び、好きなインテリアに囲まれて視覚的にリラックスできることでしょう。
このように、生活のどんなシーンにアロマディフューザーを取り込みたいかを想像してみると、選びやすくなります。
・お気に入りのエッセンシャルオイル
お気に入りのアロマディフューザーを選べても、専用オイルに好きな香りがなければ意味がありません。
アロマディフューザーの主役は何と言っても「アロマ」の香りです。まずはご自身のお好みのエッセンシャルオイル(精油)を探してみてはいかがでしょうか。
また、リフレッシュしたいとき、集中したいときなど、効果を発揮するおすすめのオイルもありますので、調べてみるとよいでしょう。
[3]おすすめアロマディフューザー7選!おしゃれなデザインが人気
アロマディフューザーは、お部屋の雰囲気をぐっと素敵にさせてくれる手軽なアイテムです。香りの癒しはもちろんのこと、デザインやランプの光で視覚的にも癒されるアロマディフューザー。
見た目も非常に重要です。男性女性問わず、プレゼントとしても喜ばれるアイテムのひとつとしても注目されています。
数あるアロマディフューザーの中から、特にデザイン性に優れインテリアに馴染むおしゃれなアロマディフューザーをご紹介いたします。
無印
言わずと知れた無印のアロマディフューザー。無駄のないシンプルなデザインが美しいです。温かみのある丸みを帯びたシルエットで柔らかい光を発し、どんなテイストのインテリアにもマッチします。
また、男女問わず人気のシリーズです。超音波式アロマディフューザーでLEDライトの二段階調節が可能となり、間接照明としての使い道もあります。
【基本スペック】
- 拡散能力:約12~15畳
- 連続使用時間:約3時間
- 4段階のタイマー付き
- LEDライトの2段階調節付き
「Stadler Form(スタドラフォーム)」Jasmineアロマディフューザー
スイス発のプロダクトデザインブランド「「Stadler Form(スタドラフォーム)」」が出しているアロマディフューザー。
シンプルで無駄のないミニマルデザインは、お部屋をスタイリッシュに演出してくれます。カラーバリエーション豊富なので、好みの色を探しみてはいかがですか?
【基本スペック】
- 拡散能力:約10畳
- 連続使用時間:約21時間
- インターバルボタン機能:10分稼働、20分停止
- タンクの水がなくなると自動的にOFFになるシステム
LADONNA ラドンナ 噴霧式アロマディフューザー
アロマの香りに癒されながら、インテリアライトとして、スピーカーとして、一度に楽しめるアロマディフューザー。
本体には天然木を使用し、トップカバー部分にはすりガラスを使用しており、全体的に「竹」をイメージしたすっきりとしたデザイン。
ライトはグラデーション機能を搭載しており、気分でお好みの光を楽しむことも。さらに、お手持ちの音楽プレーヤーを繋げることで、お好きな曲を聞きながらリラックスタイムを過ごすこともできます。
本体にはもともと、水の流れる音、鳥のさえずりなど、5種類のヒーリング音楽を内臓してあり、スイッチひとつで癒しの空間が作れます。
【基本スペック】
- 拡散能力:約6~8畳
- 連続使用時間:連続モード(1時間・2時間)→間欠モード(6時間)
- ライトモード3段階調整付き
アロマディフューザー アンティークホワイト
アンティークホワイトのレトロチックなアロマディフューザー。フロントグラスのため柔らかいランプの灯りが特徴的です。
また、超音波の振動で繊細なミストを出し、静かな作動音で香りを楽しめます。アンティーク加工されているため、シャビ―な空間を演出したい方にぴったり!女性へのプレゼントに喜ばれます。コンパクトで置く場所も選びません。
【基本スペック】
- 拡散能力:約6~8畳
- 連続使用時間:連続モード(1時間)間欠モード(3時間、6時間)
- タンクの水がなくなると自動的にOFFになるシステム
- LEDライトの2段階調節機能、明滅機能付き
ウッディーボールミニ
超音波式アロマディフューザー。ガラスと木を使用したナチュラルで優しい素材感でコロンとした木の実のような可愛らしいデザインです。
ライトはオレンジのような柔らかい光で癒されます。サイズは約φ120×119(H)mmと小さめですが、割と重みもあり安定感があります。
【基本スペック】
- 拡散能力:約6~8畳
- 連続使用時間:連続モード(1時間・3時間)間欠モード(6時間)
生活の木 YUN(ゆん)
カエデの天然木と透明ガラスを使用したナチュラルテイストのミストのアロマディフューザー。
そのガラスドームは高級感もあり、上質なインテリアの空間にマッチします。ガラスドームからミストがふわーっと出てくる様子が見られる珍しいタイプで、それを見ているだけでも癒されます。
スピーカー機能もあり付属のケーブルで音楽機器との接続することもできます。
【基本スペック】
- 拡散能力:約6~10畳
- 連続使用時間:3時間
- 音楽再生機能あり
- ランプ:通常のランプ・イルミネーションランプ
陶香 とうか
2012年にグッドデザイン賞を受賞し、よく見るアロマディフューザーとは一味違い、陶器製ならではの高級感があります。
オブジェのような美しいデザインなので、お部屋の中でも存在感があるでしょう。
和モダンなインテリアテイストにも馴染みます。毎秒250万回の振動によってとても細かいミストを発生させ、きめ細かい質の良い香りを楽しめます。
【基本スペック】
- 拡散能力:約6~11畳
- 連続使用時間:間欠7時間
- タイマー付き
- LEDライト
[4]アロマディフューザーを使うときのおすすめのエッセンシャルオイル
エッセンシャルオイルとは?
アロマディフューザーを使用する上で大切なエッセンシャルオイル。100%天然素材から抽出されたものを言います。香りを楽しむだけでなく高い効能も期待できます。
100円均一などで安価に売られているオイルは、香りだけを似せた合成香料タイプの場合が多くボトルなど見た目は同じなので、選ぶ際は要注意です。
よく耳にする「アロマオイル」はエッセンシャルオイルを含め表現されることが多いですが、合成香料タイプのものも含まれています。
化学物質の含まれたオイルを体に取り込むと悪影響を及ぼす可能性もありますので、少し高価であったとしても、「精油」と表記されている信頼できるブランドのエッセンシャルオイルを選ぶようにしましょう。
エッセンシャルオイルの選び方
エッセンシャルオイルは種類が豊富なので、アロマテラピー初心者の方ですと、どのオイルから始めたらよいか分からないものですよね。
まずは、店舗に行き、様々なオイルの香りを嗅いでみましょう。
何よりもご自身が心地よく感じる香りであることが大切です。また、どんな時にアロマの効能を感じたいか、アロマディフューザーを使用する時におすすめのオイルをご紹介いたします。
■リフレッシュしたいとき
気分の切り替えに役立つすっきりとした香りである、グレープフルーツやレモングラスなどシトラス系がおすすめです。
■リラックスしたいとき
ラベンダーやサンダルウッドなどの香りは、ゆっくりしたい時や安眠したい時におすすめです。
■集中したいとき
勉強や仕事など何かに没頭する時間には、集中力アップにローズマリーやレモンのオイルがおすめです。
■空気清浄したいとき
ユーカリやジュニパーベリーは、抗菌効果があるだけでなく、香りもウッディ系でさわやかで心も浄化してくれそうです。
[5]おすすめアロマオイルブランドをご紹介
アロマオイルのブランドは世界中にたくさんあり、どこも魅力的なのですが、ここでは厳選した5ブランドをご紹介いたします。日本に直営店のあるブランドもありますので、一度足を運び、実際にスタッフにご相談してみるのもおすすめですよ。
ニールズヤード レメディーズ
本場イギリスの老舗ブランドで信頼抜群です。日本の直営店は28店舗もあり、高品質が高い評価を得ています。オーガニックにこだわり、アロマセラピストや美容家にも人気のブランドです。
生活の木
日本のアロマブランドの草分け的な存在。日本の直営店舗も100店舗以上あり、取り扱っているオイルも170以上と業界トップクラス。お試し用の小さいサイズからプロ用の大きいサイズまでニーズに合わせて購入できるのも嬉しいです。
プリマヴェーラ
オーガニック先進国であるドイツのブランド。ルームフレグランス用のブレンド精油も種類が豊富で人気が高く、度々雑誌にも登場しています。
表参道に直営店があり、スタッフがお好みのオイルが見つかるよう丁寧にカウンセリングしてくれます。
プラナロム
プロに愛用者が多いフランスのブランド。アロマディフューザーなどで香りを楽しむのはもちろんのこと、ボディマッサージやセルフケアなどにも力を入れている方におすすめです。
フレーバーライフ
アロマ関係者の間で話題のブランド。イギリスの老舗供給社から輸入した高品質な精油を取り扱っており、リーズナブルな価格帯が初めての方にも手が出しやすいのが魅力です。Amazonなどに取り扱いがあります。
[6]おしゃれなアロマディフューザーで生活をより豊かに
健康とは「からだ」だけではなく「こころ」が豊かに元気であることが大切です。アロマの香りでゆったり心をほぐし、リラックスする時間を1日のどこかで作りたいですね。
アロマディフューザーはそれを手軽にできる素敵なアイテムです。お気に入りのアロマディフューザーを見つけ、生活の一部に取り入れてみてくださいね。