森の香りでリフレッシュ!パインのアロマ効果・効能、おすすめブレンド紹介
殺菌・消毒作用に優れていることで知られているパイン。古代からギリシャやエジプトでは、感染症の治療などに活用されていたといわれています。パインのフレッシュな森の香りには、気持ちを前向きにさせる効果も!パインのアロマ効果・効能、おすすめのブレンドなどを紹介します。
2019年02月05日更新
記事の目次
[1]パインってどんなもの?
パインというと、果物のパイナップルを思い浮かべると思いますが、ここでいうパインは全くの別物です。今回紹介するパインは、オランダまたはユーラシア大陸が原産の巨大な松の木(針葉樹)を指します。
現在は、ヨーロッパやアジアにも多く生息しており、生長すると樹高は40m、周囲は1mにもなります。中には樹齢が500年近くになるものも確認されています。パインのエッセンシャルオイルは、針葉やときとして若枝や果実の部分から水蒸気蒸留という方法で採られます。
[2]パインってどんな香り?
森の中にいるような爽やかな香りがします。樹木系に分類され、典型的な木の香りなので、不快に思う人はほとんどいないでしょう。まるで森林浴をしているような気分になれるので、リフレッシュもリラックスもできます。
[3]パイン精油(エッセンシャルオイル)のアロマ効果・効能
心への効能
新鮮な森の香りで、気分をリフレッシュさせます。気持ちを元気づけ、明るい気持ちに導いてくれるので、落ち込んだ時や自信を失くした時におすすめです。
体への効能
殺菌・消毒作用に優れているため、空気をきれいにします。風邪の予防やのどの痛み、鼻づまりなどの呼吸器系の不調に効果的です。また、血行を良くする効果が期待できるため、筋肉痛やリウマチ、肩こり、手足の冷えなどにも効果を発揮してくれるでしょう。
肌への効能
皮膚の炎症を抑える働きや殺菌作用があるため、湿疹やニキビなどのケアをサポートします。ただし、刺激が強い場合があるため、敏感肌の人は注意が必要です。少量から使用したほうが良いでしょう。
その他の効能
鎮痛作用、去痰作用、免疫向上作用、抗肥満作用
[4]パイン精油(エッセンシャルオイル)のおすすめの使い方
芳香浴
アロマディフューザーやアロマポットなどを使い、パイン精油の香りを広げれば、部屋にいながら森林浴が楽しめますよ。専用のアイテムがない場合は、ハンカチやティッシュペーパーにパイン精油を1~2滴垂らすだけでも香りを楽しめます。ちょっとした気分転換やリラックスしたいときにおすすめです♪
沐浴
沐浴とは、水やお湯、水蒸気、香料などを使い、体の一部または全身を清めることをいいます。浴槽にパイン精油を落とし、よくかき混ぜてアロマバスを楽しむもよし、小さめの桶にお湯をはり、手浴・足浴を楽しむもよしです。
<精油の使用量の目安>
・全身浴:1~5滴
・半身浴、手浴、足浴:1~3滴
※敏感肌の人には刺激が強いことがあります。心配な場合は濃度を薄めて注意して使用しましょう。
※肌に刺激を感じた場合は直ちに止め、洗い流してください。
ホームケア【せき・のどの痛み・鼻づまりのケア】
ケア方法①:ハンカチやティッシュペーパーなどにパイン精油を1滴垂らし、香りを嗅ぐ。
ケア方法②:温めたタオルにパイン精油を1滴垂らし、首の後ろにのせる。
[5]相性の良い精油(エッセンシャルオイル)・おすすめブレンド
・柑橘系全般
・フローラル系:ラベンダー
・オリエンタル系:ベチバー、サンダルウッド
・樹木系:ユーカリ、シダーウッド、サイプレス
・ハーブ系:ローズマリー
[6]パイン精油(エッセンシャルオイル)の香りで心も体も元気に!
新鮮な森の香りが特徴のパイン。落ち込んでいるときや心が疲れているときにおすすめです。パインの香りを嗅ぐと気持ちが落ち着き、明るい気持ちになれますよ。また、咳やのどの痛みなど呼吸器系の不調にも効果が期待できるので、風邪の予防や風邪をひいているときもおすすめです。
☆アロマセラピスト菊池より一言☆
森のフレッシュで清涼感のある香りが特徴のパイン。パインは、精油蒸気を発散させてくれる植物なので夏に松林を散策すると簡単に自然な松の香りを楽しめるでしょう。
私は、感染症や筋肉系のトラブルに使用する精油のひとつです。風邪で喉が痛むときは、ティートリーやユーカリなどと合わせて蒸気吸入を行うと、スッと呼吸が楽になり気分もスッキリします。
パインは他にも、痛みや炎症にも役に立ちますので、植物油で希釈して患部に塗布してあげると痛みが和らぎます。
しかし、皮膚を刺激することがあるため、必ず希釈してから使用しましょうね!
※アロマオイル(精油/エッセンシャルオイル)を使う際の注意点
アロマオイルは医薬品ではないため、「治療」できるものではありません。ここに掲載されている内容は精油の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。予めご了承ください。症状がひどい場合は医療機関を受診することをおすすめいたします。実際にアロマの香りに癒されるという方はたくさんいます。自分の体の状態や気分に合わせて上手に取り入れてくださいね。