寝つきの悪い時は、疲れた体を癒やす“香り”でリラックス
疲れているのに どうしても寝つけない、目を閉じても気持ちよく眠りにつけない。 そんな疲れた体を癒やして気持ちよ~くスゥーーーと快適に眠りに誘うには「香り」を上手に使うことで解決できちゃいます。美肌と健康のために効果的な香りをご紹介します。
2019年02月01日更新
記事の目次
[1]なぜ香りで疲れがとれて癒やされるの?
香りというのは、実は脳へアプローチするのがとても得意な性質があるんです。
特にリラックス効果をはじめ、肩や首など凝った体をほぐしたり、イライラしたメンタルを落ち着かせる効果など。
疲れているのに寝つきが悪い原因は、そもそもが緊張している状態のまま寝ようとしていること。
ならば眠りに着く前から、緊張状態からリラックスした状態へ香りをつかってモード変更してあげればいいんです。
[2]香りを上手に使う方法とは?
深呼吸でリラックス
手軽な方法として、マグカップに熱湯をいれてそこへアロマオイルを2滴ほど垂らし、香りをたたせる方法があります。
この時ふわっと立ち上がる水蒸気を吸い込んで アロマオイルの効能を楽しみます。
シャワーでリラックス
バスルームの隅の方へ、アロマオイルを1~2滴垂らします。
そこへめがけてやや熱めのシャワーを当てて香りをたちあがらせると楽しむことができます。
この時、浴槽に入れる入浴剤を同じ系統のものにすると、相乗効果でよりリラックス効果があがりますね。
手軽に足浴でリラックス
お風呂よりも、雑誌や本を読みながらできる方法として洗面器を使った足浴があります。
これは洗面器に約40~42℃ほどのお湯をいれたら、アロマオイルを2~3滴垂らします。
体をしめつけないウェアで力を抜いてゆったりとした状態で椅子に座って10~15分ほどこの洗面器に足をつけて足浴をします。下から立ち上がるアロマの香りに加えて、ゆっくり足から全身が温まってくることで 自然とリラックス効果を体感できます。
枕元においてリラックス
コットンへアロマオイルを1~2滴垂らします。
これを枕元の近くにおくことで、自然にリラックスできて眠りにつきやすい効果があります。
[3]疲れた体をリラックスさせる香りはこちら
ラベンダー
安眠効果といえばラベンダーが有名ですね。
体や目の疲れやこわばった体をほぐす効果があります。
オレンジスイート
ストレスでイライラした状態をほぐしたり、消化を促進したり体を温める作用を促進する効果があります。
フランキンセンス
夜になると 咳や鼻がつまったりとまらなかったりと症状のある方にはこの香りはおすすめです。
呼吸系に特に効果があるといわれています。
古代エジプト時代では、神にささげる香りとして高貴な身分ではないと身につけることが許されなかった、とても神聖な香りなんですよ。
サンダルウッド
日本では白檀と呼ばれている香木の香りです。
お香にも用いられてるので 馴染みやすいかもしれないですね。
菊
昔、日本には乾燥させた菊の花びらで作った安眠枕「菊枕」があったそうです。
現代風にアレンジするなら 9~10本ほどの菊の花びらを2日間ほど天日干しをした後、小さな布の袋につめて枕元へおくといいでしょう。
ヒノキ
ヒノキといえば「ヒノキ風呂」が有名ですが、そもそもヒノキの香りには、緊張をほぐす物質「セドロール」というものが含まれているんです。ヒノキ風呂が作られたのも昔の人は、ヒノキで作った風呂に入ると疲れがほぐれる感覚をしっていたんでしょうね。
手軽にアレンジするなら、ヒノキの木片やヒノキオイルを枕元におくことで疲れがほぐれて自然と深い眠りにへ入りやすいでしょう。
[4]アロマオイルはハードルが高いと感じるなら
アロマオイルを選ぶのも買うのも ちょっとなぁ・・・と思う方には ハンドクリームやボディローション・クリームから始めてみるのもおすすめですよ。
どちらも使う時はお風呂上りの体が温まった状態がベストです。
上記でご紹介した精油が入った香りで、ご自分が「これ好き!」と思える香りのものを選んでみてください。
手の平にクリームをだしたら両手ですり合わせて温めて、両手でボディへゆっくりなじませてあげることで、マッサージしながら同時に呼吸もしているので、アロマの香りで脳とボディの緊張をほぐすことができますよ。
特にデコルテや耳の後ろは丁寧にしてあげることで、鼻に近い部分なのでベッドで横になった時に自然と香りを吸い込めるので効果的です。
[5]わたしのおすすめ
私個人としては、お風呂の床のタイルにアロマオイルを垂らした上にシャワーをかける方法がわりと効果を早く感じました。
更に、湯船につかることでゆっくり体を温めてほぐすので相乗効果ってあなどれないなぁと感じました。
夏の暑さで疲れた体は、意外とダメージを受けたまま疲れが残った状態で秋へ持ち越しているケースが多いそうです。
なんとなくだるい、体が重い、眠りたいのに寝つきが悪くて結局寝不足状態といった“負のスパイラル”で疲れを増幅させる前に、香りのもつ作用でリラックスした状態へ体をいたわってみてはいかがでしょうか?
※アロマオイル(精油/エッセンシャルオイル)を使う際の注意点
アロマオイルは医薬品ではないため、「治療」できるものではありません。ここに掲載されている内容は精油の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。予めご了承ください。症状がひどい場合は医療機関を受診することをおすすめいたします。実際にアロマの香りに癒されるという方はたくさんいます。自分の体の状態や気分に合わせて上手に取り入れてくださいね。