コパイバオイルは心にもお肌にもいい!?香りの特徴と効果・効能を紹介
コパイバは南米の熱帯雨林に自生し、成長すると30m以上になる大樹です。その樹脂から抽出されるエッセンシャルオイルは、昔から肌トラブルのケアや芳香として使用されてきました。香りだけではなく、肌にもいいコパイバオイルの効果・効能について紹介します。
2019年01月23日更新
記事の目次
[1]コパイバとは?
コパイバは、ブラジルのアマゾンや南アメリカ、アフリカなどに生息するマメ科の樹木です。成長すると20~30mの巨木になります。南アメリカの先住民は、何千年も前からコパイバを炎症や肌のトラブルに使っていたと言われています。ヨーロッパでは、何世紀にもわたり医療用に、ブラジルでは肌の軟膏に、アフリカでは芳香に使用していたこともわかっています。
コパイバオイルについて
コパイバオイルはコパイバの木の幹から出る天然の樹液で、乾燥させ、水蒸気蒸留法という方法で採取されています。樹木を伐採せずに採取するため、少量しか採れない希少な精油です。
コパイバオイルの香りの特徴
コパイバはほのかに甘く、しっとりしたウッディー調の香りです。樹脂系に分類されるだけあって、森林のような香りがします。
[2]コパイバオイルの効果・効能
心への効能
心配や不安といったネガティブな気持ちを取り除き、心を落ち着かせてくれます。緊張をほぐし、明るい気分になります。
体への効能
強い抗炎作用と鎮痛作用があります。体の痛みや炎症をやわらげる効果があり、呼吸器系の炎症や筋肉痛などに効果的といわれています。
肌への効能
抗炎作用の他に収れん作用にも優れているため、炎症を抑えるだけでなく、肌を引き締める効果もあります。傷やシミ、ニキビを治す効果も期待できます。
その他の効能
殺菌作用、駆虫作用、免疫向上作用 など
[3]コパイバオイルの使い方
芳香浴
アロマディフューザーやアロマランプなどを使い、部屋に香りを拡散させれば、家にいながら森にいるような気分を味わえます。
マッサージオイル
コパイバオイルを植物油で希釈してマッサージオイルとして使うこともできます。コパイバの香りも楽しめてリラックスタイムにピッタリです。
アロマバス
抗炎効果と収れん作用が期待できるのでお風呂に入れることもおすすめです。コパイバオイルを乳化剤で希釈し、お風呂に入れるだけです♪
虫除けスプレー
コパイバオイルには忌避効果があることが確認されており、実際に市販の虫除けスプレーや虫除けミストなどに使用されています。
<虫除けスプレーの作り方>
▼用意する材料
・ガラス製のスプレーボトル(50mL容器) ※光を通さない色付きのボトルがおすすめ
・コパイバオイル:10滴
・無水エタノール:5mL
・精製水:45mL
▼作り方
①無水エタノールとコパイバオイルをよく混ぜ合わせる。
②精製水を加え、スプレーボトルに詰めれば完成です!
[4]おすすめのコパイバオイル3選
ドテラ(doTERRA)ドテラ コパイバ 15mL アロマオイル
厳しい品質管理基準をクリアした、純粋な100%天然エッセンシャルオイルで有名なドテラのコパイバオイル。100%純粋なので、アロマディフューザーやアロマランプなどで楽しめるのはもちろんのこと、肌への塗布や料理・飲み物にも使える優れものです。
コパイバ マリマリ10ml
アマゾンの原住民インディオが太古から継承してきた特別な樹木「コパイバマリマリ」を使用した黄金樹液オイルです。添加剤や防腐剤などを一切加えない100%天然バージンピュアオイルのため、塗っても飲んでも安心。花粉症やお口のトラブル、自己免疫力が弱まっている方などにおすすめです。
生活の木 コパイバ 3ml
生活の木のエッセンシャルオイルは、世界中のパートナーファームで採取しています。アロマテラピー初心者からプロまで幅広く使用されているんです。芳香器(アロマディフューザー)、お風呂、マッサージに使用されています。
[5]相性のいい精油・おすすめブレンド
・ハーブ系:クラリセージ
・柑橘系:ローズ、ジャスミン、オレンジ
・オリエンタル系:イランイラン
・樹木系:シダーウッド
・樹脂系:ミルラ
[6]コパイバオイルで心も体もいたわろう
知る人ぞ知る精油「コパイバオイル」。初めて知った方も多いのではないでしょうか。古来より先住民のインディオが生活の中で使用してきた天然の万能薬です。体調管理やリラックスタイムに一度試してみてはいかがでしょうか?
☆アロマセラピスト菊池より一言☆
南米の熱帯地に生息し、古来よりアマゾンやインディオの人々に愛され使用されてきたコパイバ。お肌や呼吸器、泌尿器系へと様々な疾患に役立つ万能な樹木です。多種な芳香成分が含まれているため、様々なトラブルに働きかけるのでしょう。
樹脂から採れるオイルは傷を癒す働きに優れています。他にフランキンセンスやミルラ、真正ラベンダーなどをブレンドして傷や皮膚トラブルに、軟膏やクリームを作って救急箱に常備しておくのもいいですね。
また、心にも働きかけてくれるので、瞑想タイムにもぜひ♪
※アロマオイル(精油/エッセンシャルオイル)を使う際の注意点
アロマオイルは医薬品ではないため、「治療」できるものではありません。ここに掲載されている内容は精油の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。予めご了承ください。症状がひどい場合は医療機関を受診することをおすすめいたします。実際にアロマの香りに癒されるという方はたくさんいます。自分の体の状態や気分に合わせて上手に取り入れてくださいね。