ミモザのアロマ効果とは?匂いの効果やおすすめの使い方を紹介
アロマの香りはたくさんありますが、今回はミモザについてご紹介します。ミモザは、黄色い小さな花をたくさんつけるとても可愛らしい植物で、観賞用としても使われています。ミモザの心や体への効能、おすすめの使い方をご紹介します。
2019年01月04日更新
記事の目次
[1]ミモザとは?
「ミモザ」は、マメ科ネムノキ亜科アカシア属の総称です。「ギンヨウアカシア」や「フサアカシア」というように、多くの園芸品種があります。2月~4月に開花の時期を迎える春の季節のハーブです。開花の時期は木全体が黄色く染まって見えるほど、黄色くて丸い小さな花がたくさん咲きます。花はとてもいい香りを放ち、フサアカシアの花は香水の原料にも使われることも。アロマオイルとして使われるミモザの精油は、フランスやモロッコ産のものが多いです。
まるでミモザの花のよう♡「ミモザサラダ」とは?
「ミモザサラダ」を知っていますか?旧ソ連地域で非常に人気のあるサラダで、チーズやじゃがいも、缶詰、ゆで卵などを層になるように重ねて作るサラダです。黄色い粒状のゆで卵が、雪の上に咲く春のミモザのように見えることからミモザサラダという名前がつきました。
[2]ミモザの効果効能
ミモザのアロマオイル効能
ミモザの花はどんな匂いがするか知っていますか?香りを嗅いだことがある人は分かると思いますが、甘くて優しい匂いがします。甘いといっても主張が強い香りではなく、ふわりと鼻先をかすめるような女性らしい柔らかい香りです。精油の場合、「パウダリーで上品な甘い香り」という風に表現されます。ただし、精油にすると少し香りが強くなるので注意が必要です。自分に合う香りか心配という方は、一度お店などで試しに嗅がせてもらったほうが良いでしょう。
抗うつ作用、鎮静作用
神経性の不調に働きかけ、心を癒すと言われています。不安や緊張、精神的なショック、ストレスなどに効果的です。心を落ち着かせ、安心感を与えてくれたり、前向きな気持ちにさせてくれます。無気力な気持ちの回復にも役立つでしょう。精神的に楽にしてくれる効果があるため、ストレスからくる胃腸トラブルなどの不調の緩和にも役立つと言われています。
[3]ミモザの花言葉
ミモザの花言葉は、「優雅」「友情」。オレンジ色のミモザの花言葉は「エレガント」。黄色のミモザの花言葉は「秘密の恋」です。
人やシーンに合わせてミモザや花束を贈ってみてはいかがでしょうか。
[4]ミモザの育て方
栽培に適した環境
・日当たり、水はけが良い
・あまり風が当たらない
・ある程度のスペースがある
強い風が当たると枝が折れてしまう可能性があります。また、枝が横に張るためある程度のスペースが必要になります。栽培場所は熟考の上、決めたほうが良いでしょう。
温度・湿度
少し乾燥しているくらいの環境が適しています。
土
水はけさえよければ、土はそんなに気にしなくて大丈夫です。気になる場合は、植え付け前に赤玉土と腐葉土を漉き込む(すきこむ)ことをおすすめします。
水やり
乾燥気味を好むため、こまめに水やりをしなくて大丈夫です。地植えの場合は水やりは特に必要ありません。鉢植えの場合は、表土が乾いてから一日あけて水をあげる程度で十分です。ただし、夏場、高温で乾燥が続いたときなどは多めに水をあげるようにしましょう。
肥料
地植えの場合は肥料は必要ありません。花の付き方が悪くなってきたら、土に腐葉土をいれてください。鉢植えの場合は、植え替える際に腐葉土と赤玉土を混ぜ込みましょう。
病害虫(病害と虫害)
カイガラムシという虫が付きやすいので注意が必要です。特に日当たりや風通しが悪いと発生しやすいため、気をつけましょう。カイガラムシは、柔らかいうちは歯ブラシなどで削り落とせます。固くなってしまった場合は、傷んだ枝は剪定し薬剤の塗布が必要です。
ミモザを育てる上での注意点
▼地植えの場合
地植えで育てると5mを超える高木になります。また、根が浅いため倒れやすいので気をつけましょう。植え付けてから根がしっかり安定するまでは添え木で支える必要があります。また、移植に適さない樹木のため、移植はしないようにしましょう。大きくなり過ぎた場合は剪定で整えることができます。
▼鉢植えの場合
鉢の中で根が伸び、鉢の内面に沿って根が回ってきたら植え替えましょう。植え替えるときは一回り大きい鉢にしてください。ただし、急に鉢を大きくすると根だけが生長してしまい花の付き具合が悪くなります。植え替えのときは極力根をいじらないようにしましょう。
[5]ミモザの精油(アロマオイル/エッセンシャルオイル)はどこで買える?
ミモザの精油は、精油を扱った店舗はもちろんのこと、楽天やAmazonなどの通販サイトでも購入できます。
[6]ミモザのオススメの使い方
ミモザの精油は基本的に芳香をメインに使用します。
刺激があるので直接肌へ原液をつけてはいけません。
アロマオイル
他のアロマオイルと同様、アロマディフューザーを使って部屋で香りを楽しんだり、小瓶に分けてハンカチやティッシュなどに垂らしても良いでしょう。
精神の不調に働きかけるため、精神的に疲れたり、落ち込んだりしたときに夜寝る前に嗅ぐと効果的です。アロマセラピーは医療ではないため、精油の効果効能や心身の不調の改善は保証されていませんが、多くの方がアロマを通じて心身のリラックス効果を感じています。
アロマキャンドル
ミモザのアロマキャンドルも販売されています。ほとんどが他のアロマとブレンドしたもので、ミモザ単体とは違う香りを楽しめます。
アロマワックスバー
アロマワックスバーとは板状のキャンドルのことで、火を使わないキャンドルとして知られています。火を使わず、そのまま飾って香りを楽しめる安全で人気のインテリアです。プレゼントとしてもおすすめです。
飾る
ミモザは黄色い丸い花がたくさん咲いたとても可愛らしい植物なので、そのまま花瓶に入れて飾ったり、ドライフラワーなどにしても楽しめます。飾った写真をネット上にあげている方も多いので興味がある方は一度検索してみてくださいね。
人気のミモザを使用した商品
・アロマリゾートのボディミルク マリアージュミモザ&ペアの香り
とろけるミルクとやわらかな香りが特徴のボディミルクです。心と身体をしっとりうるおし、肌を乾燥から守ります。
[7]ミモザと相性の良い香り
シトラス、フローラル、レジン、ハーバル、ウッディ、スパイス系の精油と相性が良いです。
・ストレス緩和、落ち込んだとき→ラベンダー、メリッサ、ローズ、シトロネラ など
・女性らしさを出したい→クラリセージ、イランイラン など
[8]ミモザのアロマ効果で心も体も癒されよう
ミモザは甘い香りを楽しめるだけでなく、安心感をもたらし、精神的に楽にしてくれます。精神的に疲れている方やストレスが溜まっている方、前向きに考えたい方におすすめのアロマです。肌への効果もあるため、ミモザ入りの化粧品を探してみても良いでしょう。まだミモザの香りを嗅いだことがないという方は、アロマオイルやアロマキャンドルなどで一度香りを楽しんでみてはいかがでしょうか。きっと心も体も癒されますよ。
☆アロマセラピスト菊池より一言☆
ポフポフとした優しい黄色の花がなんとも愛しくて可愛らしいミモザ。
見ているだけでも癒され、そしてちょっと背中を押してくれそうなこのミモザが大好きです。近所にある雑貨屋さんのお庭に咲いていた可愛らしいミモザを、しばらくじっと眺めていた事を思い出します。
ミモザの香りが精神的な疲れに役立つというのも納得ですね。
我が家に庭があれば絶対に植えたいミモザ。香りを楽しむのはもちろん、ミモザをお部屋に飾ったりリースを作ったりしてぜひ鑑賞でも楽しんでほしいなって思います♪
※アロマオイル(精油/エッセンシャルオイル)を使う際の注意点
アロマオイルは医薬品ではないため、「治療」できるものではありません。ここに掲載されている内容は精油の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。予めご了承ください。症状がひどい場合は医療機関を受診することをおすすめいたします。実際にアロマの香りに癒されるという方はたくさんいます。自分の体の状態や気分に合わせて上手に取り入れてくださいね。