最近話題の「アルバローズ」の香り!精油の効能とおすすめの使い方
バラの香りは多くの女性に華やかさと癒しを与えてきました。私たちが普段よく知っているバラである「ダマスクローズ」。これはトイレの芳香剤、アロマによく使用されています。その反対にマイナーなバラとして扱われる「アルバローズ」。アルバローズはかつてヨーロッパの人々や、世界三代美女であるクレオパトラに親しまれてきました。最近では美容にも効果があるといわれ、注目されている話題の「アルバローズ」について精油の効能や香り、おすすめの使い方を紹介していきます。
2018年12月04日更新
記事の目次
[1] そもそも「アルバローズ」ってなに?
みなさんにとって聞き馴染みのない「アルバローズ」。その特徴を3つに分けて紹介していきます。
希少な白バラ「アルバローズ」植物の特徴&香り
花の色は白または薄いピンク色をしています。産地はフランスやブルガリなど様々な地域で、比較的寒さに強いことが特徴的です。アルバローズの香りは、フローラルなバラの香りに加え、かすかにレモンの香りもします。濃厚で芳醇な甘い香りにすっきりとした爽やかな香りが合わさっているのが特徴です。
アルバローズの花言葉
バラは色によって花言葉が違います。アルバローズは白色か薄いピンクのものがあるため、それぞれの色の花言葉を紹介します。
・白いアルバローズの花言葉
「純潔」「無邪気」「恋の吐息」「相思相愛」「心からの尊敬」「約束を守る」
・薄いピンク色のアルバローズの花言葉
「可愛らしさ」「恋の誓い」「温かい心」「気品」「感謝」
また、花の咲いている状態によっても花言葉が違うのをご存じでしたか?それぞれのアルバローズの咲き方や状態別での花言葉を紹介します。
・アルバローズのつぼみの花言葉
「少女時代」「処女の心」「純潔」「愛するには若すぎる」
・一輪のアルバローズの花言葉
「恋をするには若すぎる」
・一重咲きのアルバローズの花言葉
「純粋」「素朴」
・折れたアルバローズの花言葉
「純潔を失い死を望む」
・しおれたアルバローズの花言葉
「束の間の印象」
・枯れたアルバローズの花言葉
「生涯を誓う」
ヨーロッパ中世の伝統ある「アルバローズ」
香水が楽しまれていたヨーロッパ中世では広く栽培されていました。特に「アルバローズ」は絵画に描かれるほど有名なバラとして精油にされたほどです。しかし、精油としてあまり使われなくなってからは希少価値が高くなりました。
ここがすごい「アルバローズ」の強み
よく私たちの身近なバラの香りとして芳香剤やフレグランズに使われているものは「ダマスクローズ」という香りです。しかし、中世において一番ポピュラーなものとして使われていたのは「ダマスクローズ」ではなく「アルバローズ」でした。「アルバローズ」の方が香りが芳醇で、多くの香り成分が含まれています。
[2]「アルバローズ」の効能って?
ここまで「アルバローズ」の概要について触れてきましたが、ただ希少価値が高く香り高いだけではありません。ここからはアルバローズが持つ様々な効能についてご紹介します。
心…「リラックス効果」
ネガティブな感情を抑えるとともに高いリラックス効果があります。
体…「女性特有の不調の抑制」
生理不順・更年期障害など女性特有の症状に効果的です。また、花粉症や吐き気にも効果があります。
肌…「メラニン抑制効果」
最近の研究では「アルバローズ」の香り成分に含まれている「ローズ・アンヒドリド」にメラニンを抑制する成分があると判明しました。さらに、今までシミや美肌に大変効果があるとされてきた「コウジ酸」よりもメラニンを抑制する効果があるとわかっています。
[3]「アルバローズ」の活用法とは?
ここまで魅力溢れるアルバローズのことについて触れてきました。次に、アルバローズのおすすめの使い方について紹介していきます。ぜひ、あなたに合った方法を見つけてみてください。
アルバローズの精油おすすめの使い方
アルバローズには高いリラックス効果があります。そのためアロマオイルとして使うことがおすすめです。アロマオイルの簡単な活用法として、以下の2つがあります。
・お風呂にアロマオイル2.3滴をたらし、ゆったり湯船につかり半身浴する
・ぐっすり寝るためにアロマオイルをフューザーに入れ、おやすみ前を楽しむ
「アルバローズ×◯◯」おすすめの組み合わせ方6選!(効果別)
アルバローズは単体でも十分に効果を発揮しますが、ほかのアロマとブレンドすることでより効果を得られたり、いつもと気分を変えられたりします。今回は、効果別に他のアロマとの組み合わせ方を紹介します。あなただけのオリジナルアロマを作ってみてくださいね。
▼集中力アップ!「ハーブ系」
「パルマローザ×アルバローズ」
・(心への効果)神経系のリラックス
・(体への効果)免疫力の向上・内分泌系、リンパ系への働きかけ
・(肌への効果)保湿力アップ
▼元気にリフレッシュ!「柑橘系」
「オレンジ×アルバローズ」
・(心への効果)エネルギーの循環・前向きな気持ち
・(体への効果)便秘解消・頭痛緩和・食欲増進
・(肌への効果)保湿・炎症の抑制
「ベルガモット×アルバローズ」
・(心への効果)ストレス解消
・(体への効果)安眠・うつ症状の解消
・(肌への効果)肌荒れ
▼優雅に華やかに過ごしたい!「フローラル系」
「カモミールジャーマン×アルバローズ」
・(心への効果)不安、気分の落ち込みの解消
・(体への効果)月経の不調
・(肌への効果)ニキビ・炎症
「カモミールローマン×アルバローズ」
・(心への効果)緊張緩和
・(体への効果)頭痛、筋肉痛などの痛み解消・消化器系の不調
・(肌への効果)肌荒れ、炎症の抑制
「ゼラニウム×アルバローズ」
・(心への効果)不安、ストレス解消
・(体への効果)生理不順、PMS(月経前症候群)の解消
・(肌への効果)シワ・シミ
「ラベンダー×アルバローズ」
・(心への効果)気持ちを落ち着かせる
・(体への効果)冷やし、緊張を和らげる など150種類以上の効能あり
・(肌への効果)火傷
▼気力を高めたい!「スパイス系」
「ベンゾイン×アルバローズ」
・(心への効果)落ち着きをもたらす
・(体への効果)泌尿器系・呼吸器系・咳
・(肌への効果)あかぎれ、しもやけ・日焼け防止
▼テンションをあげたい!「オリエンタル系」
「サンダルウッド×アルバローズ」
・(心への効果)興奮状態を落ち着かせる
・(体への効果)下痢・膀胱炎・呼吸器系・喉の痛みの緩和
・(肌への効果)保湿・炎症の抑制
「ジャスミン×アルバローズ」
・(心への効果)ゆとりをもたらす
・(体への効果)生殖機能を高める
・(肌への効果)保湿
「ネロリ×アルバローズ」
・(心への効果)安心感をもたらす
・(体への効果)不眠症・高血圧・下痢
・(肌への効果)保湿・妊娠線を消す
▼リラックスしたいときに!「樹脂系」
「ベイゾン×アルバローズ」
・(心への効果)心の安定・集中力アップ
・(体への効果)抗炎症作用・利尿作用・冷えの改善・血行促進
・(肌への効果)保湿・抗炎症作用・日焼け防止
[4]「アルバローズ」で身も心も健康的に!
いかがでしたか?アルバローズはエレガントな見た目だけでなく香りなどにもたくさん効能があるなど魅力たっぷりです。そんな魅力的な「アルバローズ」を使わない手はないでしょう。あなたなりに色々試してみて、心身ともに健康的な美しい女性を目指してくださいね。
※アロマオイル(精油/エッセンシャルオイル)を使う際の注意点
アロマオイルは医薬品ではないため、「治療」できるものではありません。ここに掲載されている内容は精油の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。予めご了承ください。症状がひどい場合は医療機関を受診することをおすすめいたします。実際にアロマの香りに癒されるという方はたくさんいます。自分の体の状態や気分に合わせて上手に取り入れてくださいね。