噂の人気香水 JOY by Diorをどこよりも詳しく徹底解説!
「女性を美しくするだけではなく、女性を幸せにしたい」 そんなクリスチャン・ディオールの想いを実現してきたDiorからジャドール以来、約20年ぶりとなる待望の新作香水JOY by Diorが9月1日に発売されました。 調香師は『ディオールの鼻』と呼ばれるほど、Diorが絶大な信頼を寄せている天才、フランソワ・ドゥマシー。彼のクリエイトする新しい香りはどのようなものか、実際の使用感、JOY by Diorの誕生の秘話など、どこよりも詳しく徹底解説していきたいと思います!
2018年12月25日更新
[1]Joy by Dior ‐ジョイ‐ 誕生秘話
JOY誕生の立役者、クリスチャン・ディオール専属調香師のフランソワ・ドゥマシーは「喜び」という特別な感情を光に見立てて、光を香りで表現しようと試みました。
光のさまざまなニュアンスや色とりどりのファセットを表現した香りは、まるで点描画のように多彩です。しかし、最終的には1つのはっきりとした香りとなるように構成される事となりました。
こうして喜びの『光の香り』を表現した香水「Joy by Dior」が誕生したのです。
[2]天才調香師 フランソワ・ドゥマシー
Francois Demachy(フランソワ・ドゥマシー)
1949年 フランス カンヌ生まれ
代表作
クリスチャン・ディオール
プワゾン・ミスディオール・ジャドール・アディクト・ソヴァージュ・ファーレンハイト・ディオールオムなど
ジバンシイ
ダリアディバイン
フェンディ
ラクアロッサ
ケンゾー
ケンゾーオム
ティファニー
ティファニーパルファム
フランソワ・ドゥマシーはシャネルで29年間、調香師ジャック・ポルジュの補佐として働いてきた影の功労者です。
クリスチャン・ディオール初の専属調香師になるまで、彼はほとんど無名の調香師でしたが、2006年にフレグランス部門のスーパーバイザー兼ディオール専属調香師に抜擢されてから以降フランソワ・ドゥマシーによってLVMHグループ(傘下にはルイヴィトン、クリスチャンディオール、ジバンシイ、フェンディ、セリーヌなど70の高級メゾンが所属)の香水快進撃が始まったのです。
JOY by DIORの完成後のインタビューではこのように語っています。
「JOY by Dior – ジョイは、光を香りで解釈することで、喜びという特別な感情を表現しています。
この香水はまるで点描画のような緻密な技巧がふんだんに使われているにも関わらず、それが表立って見えないのです。様々なニュアンスが最終的にひとつのはっきりとした香りの表現を生むように構成されています。」引用元:公式ホームページ
[3]JOY by Dior レビュー
■トップノート
ベルガモット マンダリンオレンジ
■ミドルノート
ジャスミン ローズ カシス ピーチ
■ラストノート
サンダルウッド パチュリ ムスク シダーウッド ベンゾイン
■持続力
★★★★☆ 長め
■香りの強さ
★★★☆☆ 普通
シトラスのトップノート・ブーケのようなミドルノートからは想像もつかないほど
濃厚な香りに変化します。光のように多彩なニュアンスを放つ香りなんです。
トップノートはベルガモットとマンダリンオレンジの目の覚めるような
爽やかな香りで始まります。すぐにジャスミンが現れ、爽やかなフルーティフローラルに。
とても軽く若々しい香りですが、のちに驚くべき変貌を遂げます。
ミドルノートではシトラスが去り、ジャスミンとローズがエレガントに香りに。
そして、ピーチとカシスが甘さとみずみずしさを表現します。
ここまではピュアなフルーティフローラルで、明るくキラキラと輝くような香りが特徴です。
そしてここからどんどん重厚感のある甘くセクシーな香りに変化します。
サンダルウッドを中心に、ムスクとベンゾインが重く甘く香ります。
パチュリの苦味がさらに甘さを引き立てより一層深みのある香りに。
その変貌ぶりは、もはやトップノートとミドルノートの原型を留めていないほどです。
次々と変化していく香りは、本当にキラキラゆれる光のように多彩なニュアンスを表現した香りでした。
[4]Diorの光と喜びをぜひみにつけて
新しい香水の誕生はメゾンにとって一大イベントです。
一流の専属調香師をもつクリスチャン・ディオールなら尚更のこと。世界中から注目されていたであろう約20年ぶりの新しい香りには並々ならぬプレッシャーもあったと思われます。
JOY by DIORは光を香りで表現するという斬新なアプローチで見事世界を驚かせる事ができました。
トップノートの軽さに驚き、ミドルノートの若々しいフルーティフローラルに驚き、ラストにいきなりガツンと濃厚に変化する事に驚き…
嬉しい驚きで思わず笑顔になってしまうJOYはディオールの信念である女性を幸せにする、 “喜びの香り”と言えるのではないでしょうか。ぜひ一度お試しください♪