冬はアロマの香りで癒されよう!おすすめの使用方法をチェック
冬、外の寒さから家に入ってくるとほっと一息つくことができます。そんな寒い日には、暖かい部屋でリラックスしながらのんびり過ごしたいものです。冬をより快適に過ごすためには、アロマを活用するのがおすすめです。いろんな種類があるアロマ、それぞれ得られる効能や香りが異なり、楽しみ方も様々です。ここでは、冬におすすめのアロマや使用方法についてご紹介します。
2018年11月05日更新
記事の目次
[1]冬にアロマ(精油)がおすすめな理由4つ
素敵な香りに包まれて気分を落ち着かせることができるアロマ、なぜ冬におすすめなのでしょうか?その理由として、4つの点が挙げられます。
空気の乾燥から肌を守ってくれるから
冬は湿度が低くなる上に暖房器具を使うため、ますます乾燥した中で過ごすことになります。喉がいがいがしたり、肌の乾燥が気になったり…空気の乾燥から感じる不調はいくつかあります。
そんな空気の乾燥から肌を守ってくれるのが、アロマです。蒸気となって出てくるアロマによって室内には潤いが与えられ、空気が乾燥するのを予防できます。その結果、肌の乾燥対策にもつながるので、冬のアロマはおすすめと言えるのです。
風邪予防の効果も期待できるアロマ
空気の乾燥が続く冬、風邪やインフルエンザなどの感染症が広がる季節でもあります。帰宅時の手洗いうがいに加え、栄養バランスを意識した食事、睡眠時間の確保などに注意しながら過ごす中で、アロマも加えるとより風邪予防が効率よく実践できます。
アロマを焚いている部屋は徐々に湿度が高まってくるので、風邪などにかかる確率を下げることができます。また、アロマによってはウイルスや細菌などをやっつけてくれるパワーを持ったものもあるので、よりしっかりと風邪予防ができるようになっています。
やっぱりアロマといえばリラックス効果
冬は、寒さからつい身体に力が入り、緊張状態になってしまっていることが多いです。
そのように固まってしまった身体をほぐしながら癒してくれるのが、アロマです。アロマの香りを嗅ぐだけで気分が落ち着く、夜眠りやすくなるなど、嬉しい効果を実感している人もたくさんいます。
冬は日照時間が短くなる関係で、気分が塞ぎがちになったりマイナス思考になる場合もあります。そんなときにもアロマを焚いてリラックスする時間を作れば、一日の疲れを取り除くことができるでしょう。
寒い冬に身体の血行を促進してくれる
寒い冬、アロマを部屋で焚くことでリラックス効果を得られるという面は大きいですが、身体の血行を促進してくれるという効果も期待できます。
冬は湯船に身体をつけて温めることが増えますが、入浴剤代わりにアロマを数滴垂らしてみるだけで血流を改善することができます。
冷えに効くアロマもあるくらい、血行促進のためにもアロマは使われるようになっています。
たとえば、ガーデニングの際に選ぶことの多いローズマリー。血行促進や殺菌、強壮、鎮痛などといった効果が期待できます。冬は冷え性が悪化するので辛いという人も、ローズマリーのアロマを数滴湯船に垂らして浸かることで、身体が温まってくるのを実感できるでしょう。
[2]アロマオイルの基本的な活用法を知っておこう
冬にいろんな効果を発揮してくれるアロマオイル、基本的な使用方法を知って日々の生活に取り入れてみましょう。手軽にできる方法ばかりなので、疲れて帰った日にはアロマを楽しむ時間を作ってみてはいかがでしょうか
湯船に数滴垂らす
血行促進にもアロマがおすすめということで少し紹介しましたが、アロマオイルはそのまま数滴湯船に垂らすだけでも、その効能を感じることができます。
リラックス効果のあるもの、血行を促進してくれるもの、単純に香りが好きなものなどその日の気分で選ぶのもいいですね。好きな香りでも皮膚刺激のある精油は避けましょう。
湯船の大きさやお湯の量によっても入れるアロマオイルの量は加減する必要がありますが、目安としては5滴ほどで十分です。ほのかにアロマオイルの香りを感じながら、リラックスして身体を温めることができるでしょう。
専用の器具に入れて使用する
店頭のアロマオイルコーナーに、アロマディフューザーという商品が一緒に売られていることが多いですが、電源を入れると蒸気とともにアロマの良い香りを放ってくれるアイテムです。
【ドリテック】 アロマディフューザー ホワイト DF-701WT
アロマディフューザーには見た目が可愛らしいものがたくさんあり、柔らかな暖色系の明かりを灯してくれるものが多いので、寝室や自室などに置いて稼働させておくとアロマオイルの香りをしっかり楽しむことができます。
アロマディフューザーの使い方は、指定の箇所にアロマオイルを数滴垂らしてスイッチを入れるだけという簡単な方法で使用できるものがほとんどなので、手軽にセッティングができます。
ティッシュやハンカチなどに染み込ませる
アロマオイルの香りを外出先でも楽しみたい、気分を落ち着かせたいというときには、ティッシュやハンカチなどにアロマオイルを染みこませておく方法もおすすめです。そうすれば、バッグから取り出したときに素敵な香りを楽しむことができます。
オイルを少し多めに染み込ませておけば、長時間香りを維持することができるでしょう。アロマオイルは日常生活の様々なシーンで活用できる、手軽で健康や美容とも相性がよいアイテムと言えます。
[3]冬におすすめのアロマオイル6選
乾燥や風邪が気になる冬、毎日元気に過ごせるようにアロマオイルのある生活を送るのはいかがでしょうか。ここでは、冬におすすめのアロマオイルを6つ紹介します。
定番のラベンダーで心身ともにリラックス
アロマオイルの種類を聞かれて思い浮かべるものに、ラベンダーという人が多いと思います。それほどラベンダーはアロマオイルの定番であり、私たちにとっても身近な植物と言えるでしょう。
【ニールズヤード】 レメディーズ エッセンシャルオイル ラベンダー 5ml
そんな真正ラベンダーには筋肉を和らげて、心身ともにリラックスさせてくれる効果があります。冬は寒さから身体に力が入ってしまい、筋肉が硬くなっていることも多いです。
そんなときにも真正ラベンダーのアロマオイルを使用すれば、身体を力を抜いてリラックスすることができるのです。アロマオイルを扱っているお店になら必ずあると言ってもよいほど、真正ラベンダーは定番であり、1本持っておいて損はないアロマオイルです。
風邪予防によいティートリー
冬は風邪やインフルエンザといった病気にかかる確率が高まるため、日頃からしっかりと予防をしていきたいです。
アロマオイルの中にも風邪予防におすすめなのがティートリー。オーストリアやニュージーランドなどで自生する木で、オイルは葉から採取されます。
【無印良品】エッセンシャルオイル 30ml (ティートリー)
オーストリアのアボリジニーたちが切り傷やヤケドなどの傷を治すのに活用していたという事実があるほど、古くから使用されてきました。
実際に、ティートリーには、インフルエンザウイルスの増殖を抑えることができるという研究結果も明らかになっており、「テルピネン4オール」という抗菌作用のある成分がポイントになっています。
加湿器やアロマディフューザーに数滴垂らして利用する以外に、スプレーボトルに入れた水の中に数滴ティートゥリーオイルを垂らして、部屋にスプレーするだけでインフルエンザや風邪予防ができます。
空気をきれいにしてくれるユーカリ
ユーカリといえばコアラが食べる葉っぱというイメージがありますが、冬におすすめのアロマにもランクインするほど人気のアロマです。
【GAIA (ガイア)】 エッセンシャルオイル ユーカリ ラディアータ5ml 【AEAJ認定精油】
ユーカリには1.8シネオールという成分がたくさん含まれており、抗菌作用や抗ウイルス作用などが期待できます。
ユーカリは空気をきれいにしてくれる働きもあるので、ティートリーと同じような利用方法でスプレーを用意しておくと、冬の風邪対策に活用できます。
冷える日にはカモミールを
可愛らしい花をつけるカモミール、庭の花壇に咲いているのを見るだけでも癒されますが、冬のアロマとしても万能です。特に冷える日には、カモミールのアロマがおすすめです。
【薫玉堂】 フレグランスオイル (794)
リラックス作用が期待でき、質の良い眠りにも導いてくれます。そして、心と身体を温める作用もあるため、湯船に入れたり、寝室でアロマを焚くなどすると冷えを感じずに快適に過ごせるようになります。
リラックス作用と不眠改善によいベルガモット
ミカンの一種になるベルガモットも、冬のアロマとしておすすめです。リラックス作用や不眠改善の一助になるともいわれ、寒さで身体が強張りがちな冬にぜひ試してもらいたいアロマです。
免疫向上のためには良質な睡眠は不可欠ですので、日中元気に活動できるためにもぜひベルガモットの香りを取り入れてみてください。
安眠効果が期待できるマンダリン
柑橘系に含まれるマンダリンは、比較的香りが穏やかです。ミカンのような甘い香りに癒されることもできます。そんなマンダリンもアロマオイルとして活用することで、安眠効果が期待できます。
【生活の木】 オーガニックエッセンシャルオイル マンダリン 10ml
ヨーロッパでは子どものための精油と言われているほど、作用が穏やかになっているのも特徴です。冬、ぐっすり眠って朝元気に起きられるように、寝室にマンダリンのアロマオイルを用意してみましょう。
[4]アロマオイルをブレンドして新しい香りを楽しもう
アロマオイルは単体から得られる効能も素晴らしいですが、ブレンドすることで新しい香りや効能を得ることもできます。
冷えが気になるときにはヒノキ+ラベンダー
寒さが厳しくなる冬、冷えが気になる日には、ヒノキとラベンダーの組み合わせでのんびり過ごしてみましょう。
【GAIA (ガイア)】 エッセンシャルオイル ヒノキ5mL 【AEAJ認定精油】
ヒノキの豊かな香りを感じながら、血行促進を図ってくれるので、むくみや身体の疲れなどが取れていきます。
また、ラベンダーからはリラックス効果や血行促進効果が期待できるので、身体の冷えが気になる日にはヒノキとラベンダーのアロマを混ぜて使用してみましょう。湯船に入れて混ぜると、身体がポカポカと温まってきます。
ぐっすりと眠りたいときにはイランイラン+ゼラニウム+真正ラベンダー
寒くてなかなか寝付けない、朝すっきり起きられるようになりたいという人には、イランイランとゼラニウム、真正ラベンダーをブレンドしたアロマがおすすめです。
【ニールズヤード】 レメディーズ エッセンシャルオイル イランイラン・オーガニック 5ml
南国を思わせる甘い花の香りが特徴的なイランイランは、真正ラベンダーと同じく緊張や疲れから開放してくれます。
さらに、ここにゼラニウムを加えることで、むくみやストレス解消、ホルモンバランスを整えるといった効果が期待できます。身体のコリやむくみ、疲れを取って眠りにつけるので、朝までぐっすりと眠れるようになるでしょう。
ティートリーとラベンダーで風邪予防を
冬は風邪予防が欠かせないという人もたくさんいるでしょう。そこで、ウイルスをやっつけるパワーを持ったティートリーとラベンダーをブレンドして、ウイルスを撃退するアロマを作りましょう。
ブレンドしたものをスプレーボトルに入れて、玄関やリビング、寝室などに吹きかけるのもよいですし、マスクに染みこませておくことでウイルスを寄せ付けないで済むでしょう。
冬は風邪やインフルエンザにかかる確率が高まるので、秋のうちからアロマオイルを上手に活用して対策を取っておきたいです。
冬におすすめのアロマオイルとブレンドレシピは種類が共通していることも多いので、冬に活用できるアロマオイルを数本用意しておくと安心ですね。
[5]冬はアロマの香りに癒されながらのんびり過ごそう
冬は、他の季節に比べると、家の中でのんびりと過ごす時間が増えます。そんな中気になるのが空気や肌の乾燥、風邪やインフルエンザ、身体の冷えなどでしょう。これらの不調を改善する助けになるアロマオイルは多数あり、万能なものをいつでも利用できるように常備しておくと便利です。
最初に揃えておくとよいアロマオイルとして、ラベンダーやティートリー、ユーカリ、ゼラニウム、ヒノキなどがおすすめです。どの香りもリラックスさせてくれるので、湯船に入れたりスプレーにして吹きかけたり、アロマディフューザーにセットしたりして香りと効能を身体で感じてみましょう。
一日の終わりにリラックスして過ごせると、翌日も元気に活動ができます。よりリラックスして疲れを取り除くためにも、冬のアロマオイルは欠かせなくなりそうですね。
☆アロマセラピスト菊池より一言☆
気温の差が激しくなる秋から冬にかけて、必ずと言っていいほど私の息子は呼吸器系に不調がでます。
もともと喘息を持っているので、酷くなる前に精油を使って早め早めの対策を毎年しています。
おかげ様で、我が家は病院に行く事はほぼありません。また、お部屋にはティートリーやユーカリ、レモンなどをブレンドしたアロマスプレーを常備しています。お部屋に漂わせておけば自分だけではなく大切な家族の健康も守れるので、ぜひアロマを取り入れて元気に寒い冬を乗り切りましょう!
※アロマオイル(精油/エッセンシャルオイル)を使う際の注意点
アロマオイルは医薬品ではないため、「治療」できるものではありません。ここに掲載されている内容は精油の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。予めご了承ください。症状がひどい場合は医療機関を受診することをおすすめいたします。実際にアロマの香りに癒されるという方はたくさんいます。自分の体の状態や気分に合わせて上手に取り入れてくださいね。