女性の加齢臭ってどんなニオイ?原因と対策を徹底解説!気になるニオイは早めに対処しよう
実は女性にもある加齢臭。その原因と特徴をご存知ですか?加齢臭は単なる汗の臭いとは違う、大人特有の嫌なニオイです。ふとした瞬間に漂う加齢臭に周囲の人が気付いているかもしれない・・・そう思うと急に不安になりますよね。しかし原因がわかれば、自分に合った対策方法が見つかりますよ。この記事では、加齢臭の原因や、体の内側と外側から加齢臭を消す対策方法を紹介します。
2024年03月27日更新
記事の目次
女性の加齢臭、その原因は?
女性の加齢臭の原因には、主に4つの点が挙げられます。また、加齢臭が発生する仕組みについても理解しておきましょう。
そもそも加齢臭の正体とは……「ノネナール」
独特のニオイを放つ加齢臭は、皮脂の酸化や皮膚常在菌が関係してノネナールという物質を生成することで発生します。
女性においては更年期の頃から加齢臭で悩む人が多く、加齢に伴って女性ホルモンが減少していることも関係しています。
酸化の働きを抑える役割のある女性ホルモンの分泌が減ってしまうので、加齢臭が目立つようになります。
ここから、女性の加齢臭は主に40歳前後から徐々に発生するようになり、閉経後に強くなる傾向にあります。
老化現象の1つとも言える加齢臭、原因を理解して適切に対処することで軽減することができます。
女性の加齢臭を強める4つの要因
女性の加齢臭は、老化とともに目立つという特徴があります。身体が大きく変化していく中で、ニオイが発生しやすい状況ができあがってしまうケースがあります。
そこで、女性の加齢臭を老化現象の1つとして諦めるのではなく、他にも原因が潜んでいることを知っておきましょう。
・アルコールの過剰摂取
適度な飲酒は身体によいともいわれますが、ビールや焼酎、ワインなどついつい飲みすぎてしまうということもあるでしょう。
飲み会の場や家でのんびりしているときなど、お酒を用意する機会は多いです。そのお酒に含まれるアルコール、過剰摂取を続けていると加齢臭を悪化させてしまうので注意が必要です。
お酒に含まれるアルコールは、体内に入ったときにアセトアルデヒドという物質を生成します。このアセトアルデヒドは体外に排出されるまでにおよそ1日かかるとされており、このときに加齢臭が発生しやすくなっています。
アセトアルデヒドは加齢臭の原因であるノネナールと構造が似ているため、お酒を頻繁に飲んでいると加齢臭を悪化させることになってしまうのです。
・肥満体質
40代や50代に入り中年太りしてしまったという人も中にはいると思いますが、肥満体質になることで加齢臭が悪化するケースもあります。
肥満体型になると、身体の中にたくさんの脂肪を蓄えるようになります。その結果、中性脂肪が蓄積されていき、皮脂の分泌量も増えていきます。
加齢臭は主に皮脂腺から分泌される皮脂が酸化することによって発生するので、皮脂量が多くなればなるほど加齢臭はきつくなってしまいます。
年齢とともに体重が増えてきた、脂肪がたくさん身体についてしまったと感じている人は加齢臭に要注意です。
・喫煙
女性では喫煙している人が男性に比べると比較的少ない場合が多いですが、喫煙を続けている女性もいることでしょう。
そんな喫煙の習慣が、加齢臭を招いている恐れがあります。喫煙すると、体内の活性酸素が増えていきます。
酸化力が強い活性酸素は、パルミトレイン酸という物質を酸化させてノネナールに変えてしまいます。その結果、喫煙から加齢臭が強くなってしまうと言われているのです。
喫煙は簡単にやめられないことではありますが、少しずつ量を減らしていきながら加齢臭を抑えられるようにしてみましょう。
・ストレスを溜めている
喫煙によって体内で増加する活性酸素、実はストレスを溜めていることでも増えるという特徴があります。
2018年10月、化粧品メーカーの資生堂はストレスを感じると人は玉ねぎやネギに似たニオイを発生することを発見し、その結果を発表したことがニュースで話題になりました。
活性酸素はストレスを感じたときに、体内で発生しており、それが蓄積されると加齢臭の要因になります。
ストレスは目に見えないので対策が難しいですが、日々の生活においてリラックスして過ごす時間を作ることは大切です。
知っておこう!女性の加齢臭の特徴
今回取り上げている女性の加齢臭、原因だけでなくその他の問題についても理解しておくことで、適切に対処できます。
女性の加齢臭ってどんなニオイ?
女性の加齢臭、男性の加齢臭と同じようなニオイなのでしょうか?
女性の加齢臭は、ロウソクのようなニオイ、古本のようなニオイと表現されることがあります。
その他にも、以下のように表現される場合があります。
■酸化した油のニオイ
■魚
■ブルーチーズ
■雑誌や古本など紙のニオイ
■押入れや古いタンス
■カビ
■カメムシ
■スイカの皮
どれもあまり嗅ぎたくないと感じてしまうものばかりですね。
このようなニオイが身体から発生し、周りの人に気づかれてしまっているかもしれません。
男性の加齢臭は強烈というイメージがありますが、女性の加齢臭も侮れません。
加齢臭は40代の女性に多い
「加齢臭はいつから発生するのだろう」と疑問に思っている女性も多いのではないでしょうか。
もっとも加齢臭が多い年代は40代です。
40代女性の身体は、女性ホルモンの分泌が減少し、それからノネナールが多く発生するようになります。
この年代を過ぎると、閉経を機に、女性ホルモンよりも男性ホルモンのほうが多く分泌されてしまうことも。
ちなみに、更年期を迎える年代になると、汗の問題も出てきます。
発汗は更年期障害の症状のひとつ。
この時期の汗は、濃度が高く、アンモニアのようなニオイを含むとされています。
そのため、ますます体臭が強くなってしまうのです。
40代以降の女性は、加齢臭や汗臭を含む体臭の変化に注意しましょう。
女性の加齢臭、20代でも発生?
一般的には40代以降に多いとされている女性の加齢臭ですが、実は20代でも発生する恐れがあります。
これは20代後半になると、女性ホルモンの分泌が減少していくため。
その結果、ノネナールが発生しやすくなります。
体の状態が更年期と似たような状態に陥ると、20代でも加齢臭が発生することがあるのです。
20代の女性の中には、生活習慣が乱れがちな人も少なくありません。乱れた生活習慣も影響して、加齢臭を感じることがあります。
どこ?加齢臭が発生しやすい部位
加齢臭は、全身からニオイが発生しているというよりは、特定の部位から発生していることが多いです。
ポイントとしては、皮脂の分泌が活発な箇所から発生しやすいです。
■頭や顔のTゾーン
■胸元
■脇の下
■背中
■陰部 など
このなかでももっとも皮脂が活発に分泌されているのは、頭です。
加齢臭が気になるときは頭皮のニオイからチェックしてみましょう。
ニオイがどこから発生しているのかを把握し、対策を取ることで、効率よく加齢臭を軽減できます。
女性の加齢臭におすすめの対策法
女性の加齢臭、場合によっては20代後半から注意しておく必要があります。そこで、的確に対処してニオイを軽減するために、以下の対策法を試してみてください。
身体の洗い方・ボディソープを見直す
女性の加齢臭対策のひとつ目として、身体の洗い方やボディソープを見直してみましょう。
身体の洗い方については、ニオイが発生しやすい箇所を知り、その部分を丁寧に洗うことが大事。
皮脂腺が多く存在する背中や脇、胸などを優しく丁寧に洗うことで、加齢臭の軽減が期待できます。
また、使っている石鹸やボディソープを見直すのも欠かせません。
つい洗浄力の強いものを選んでしまいがちですが、肌に必要な皮脂までも落としてしまうことになり、返って皮脂の分泌を活発にしてしまいます。
ボディソープは低刺激で優しい成分のものを選ぶようにしましょう。
さらに、消臭効果のある成分が配合してあるボディソープを選ぶのもポイントです。
ミョウバンや柿渋などの消臭効果が期待できる成分が入ったボディソープを使うことで、気になるニオイを軽減できるでしょう。
あのニオイが気になり始めたら「ラフドット インティメイトウォッシュ」
ネットでフェムケアについて調べたことがある方は、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
ラフドット インティメイトウォッシュは、デリケートゾーン専用の弱酸性泡ソープです。
フローラに着目した以下の4つの成分が、健やかな状態へと導いてくれます。
- ダーモソフト®デカラクトリキッド(整肌成分)
- ラ・フローラEC-12®(保湿成分)
- ホスホリルオリゴ糖Ca/バイオエコリア®(保湿成分)
- ツボクサ由来成分マデホワイト
ニオイの原因となる汚れと菌をやさしく洗浄し、清潔感を保つように設計されたインティメイトウォッシュ。
デリケートゾーンのニオイケアにぴったりなアイテムなので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
使いはじめて1週間ほどで、確かに匂いが以前よりも気にならなくなりました!泡もきめ細かくお肌に優しいです、刺激は一切ありません。このお値段なので買うのは勇気いりましたが、2ヶ月は持つのでコスパ的にも悪くないです!
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洗い上がりはさっぱりしています。皮膚がヒリヒリしたりすることもなく、泡も柔らかいので洗いやすかったです。デリケートゾーンの気になる臭いもなくなりました。
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食事の内容を見直す
食事内容を見直すことでも、加齢臭はしっかりできます。
外食ばかり、脂っこいものを多く食べて野菜はあまり食べないといった生活はやめて、栄養バランスの取れた食生活を心がけてみましょう。
ポイントは、腸内環境を改善し、抗酸化力に優れた食材を摂取すること。
加齢とともに悪玉菌が増えやすくなるので、定期的に乳酸菌を取り入れ、善玉菌のエサとなる水溶性の食物繊維をしっかり食べて、バランスを整えましょう。
抗酸化力に優れた食材を取り入れるのもおすすめ。野菜や果物、魚介類を中心に下記の栄養を補給しましょう。
■ビタミンC
■ビタミンE
■βカロテン
■アスタキサンチン
■ポリフェノール
■クエン酸
食後に果物を食べるようにする、
野菜をたくさん使った料理を毎食取り入れてみる、
酸っぱい食べ物を食べてクエン酸を摂取する、など、日々の食事の中で実践しやすいものをやってみましょう。
サプリメントで加齢臭対策を行なう
食生活の見直しを図りながら加齢臭対策を行なうのは、身体の健康にもつながるのでおすすめです。
しかし、毎日完璧な食事を作って食べるのが難しいという人も多いでしょう。
そんなときは、サプリメントで加齢臭対策をしてみるのもひとつの方法です。
サプリメントなら、必要としているものを手軽に摂取できるので、毎日続けられます。
お酒やタバコを控える
適度なお酒はよいものの、飲みすぎて二日酔いが辛いといった状態になるまで飲まないようにしましょう。
タバコの量も少しずつ減らしていくことをおすすめします。
タバコは恐ろしい病気にもつながるので、早めにやめておくと健康面でも安心です。
嗜好性のあるお酒とタバコをやめるのは簡単なことではありませんが、ストレスを溜めない程度に加減できるとよいでしょう。
頭皮のニオイが気になるときは丁寧なシャンプーを
身体の中でも、頭は一番皮脂の分泌量が多い部分にです。
そこで、頭皮のニオイが気になるときには、シャンプーの見直しをしてみましょう。
- 事前にしっかり頭皮や髪を濡らし、汚れを取っておく
- シャンプーをしっかり泡立る
- 指の腹で、頭皮を揉みほぐすように洗う
上記のような点に気をつけると、健やかな頭皮や髪を維持しつつ、ニオイの軽減に期待できます。
加齢臭と相性のよい香水を使う
女性の中で香水が好きという人も多いと思いますが、香水を上手に選んで加齢臭対策を図ることができます。
加齢臭に合う香水として、シトラス系やラベンダー、ローズマリーのような香りが挙げられます。
一方、ムスクやバニラなどの甘い香りは、加齢臭と混ざることで余計にニオイを悪化させてしまう恐れがあるので、注意しましょう。
甘い香りよりも爽やかな香りを選ぶと、加齢臭対策に活用できます。
香水には好みがあるものの、加齢臭対策には向いている香りと向いていない香りがあることを理解して慎重に選んでみましょう。
加齢臭をセルフチェックする方法
女性は男性に比べて加齢臭に敏感だと言われています。 しかし自分の加齢臭は意外と気づきにくいもの。
「私、におっているか不安」と感じている女性もいるのでは?
ここで、女性特有の加齢臭の特徴を踏まえたセルフチェックリストを紹介します。
以下の方法で、自分の加齢臭をセルフチェックしてみましょう。
1. 頭皮や髪の毛のニオイをチェック
手をしっかり洗ったあと、髪の毛を軽くかき上げて、頭皮を指でこすり、ニオイをかいでみましょう。
加齢臭は頭皮の皮脂から発生することが多いので、加齢臭があるかどうか、比較的わかりやすい方法です。
2. 首筋や耳の後ろのニオイをチェック
指で首筋や耳の後ろを軽く押さえたり、コットンやガーゼで拭いたりして、付着したニオイを嗅いでみましょう。
加齢臭は皮脂と古い角質が混ざることで発生するので、この部分も見逃せません。
3. 脱いだ衣類をチェック
背中や胸元は皮脂の分泌量が多い場所です。
下着を脱いだ際に、背中や胸元に鼻を近づけてニオイを確認してみましょう。
女性の加齢臭はどんなニオイ?に関連するよくある質問
加齢臭は男性に発生するというイメージを持っている方もいるかもしれません。ですが、女性にも加齢臭はあるのです。
ここでは、女性の加齢臭についてよくある質問をまとめました。
カメムシみたいなニオイがするのはどんな人?
カメムシのようなニオイは、ノネナールという物質が原因です。
ノネナールは皮脂が酸化することで生成される物質で、加齢とともに増加。特に、40代以降の女性に多くみられます。
脂っこい食事やストレス、睡眠不足などは、ノネナールの生成を促進します。
また、遺伝的な体質やホルモンバランスの影響で、ノネナールを多く生成しやすい人もいます。
おばさん臭はどんなニオイ?
いわゆる「おばさん臭」とは、加齢臭とほぼ同じものです。
ノネナールに加え、2-ノネナールや4-オキセノネンなど、複数の酸化臭が混ざり合っています。
人によって感じ方は異なりますが、一般的には以下のような表現で例えられます。
- 古本のようなニオイ
- 枯れ草のようなニオイ
- 油のようなニオイ
- 酸っぱいニオイ
おばあちゃん特有のニオイはなぜする?
おばあちゃん特有のニオイは、加齢臭に加え、以下のような要因が影響しています。
- 皮膚の薄化:加齢とともに皮膚が薄くなり、皮脂が皮膚表面に残りやすくなる
- 汗の分泌量の減少:加齢とともに汗の分泌量が減少し、皮脂が汗で洗い流されにくくなる
- 筋肉量の減少:加齢とともに筋肉量が減少し、体温が下がる。体温が低いと、皮脂の酸化が促進される
更年期になるとアソコが臭くなるのはなぜ?
更年期になると、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が減っていきます。
その結果、膣内の環境が悪化し、膣内やデリケートゾーンに雑菌が繁殖しやすくなりニオイの原因に。
また、腟内の自浄作用が低下すると、経血、おりもの、汗や皮脂など、デリケートゾーンならではの汚れに細菌が繁殖し、ニオイやすくなってしまいます。
女性の加齢臭、上手に対策をして自分に自信を!
女性の加齢臭、近年の生活スタイルなどから悩みを抱えている人が増えています。ストレスや女性ホルモンの関係、食生活などが影響して発生する体臭なので、上手に対策を取りながらニオイを軽減できるようにしてみましょう。
加齢臭対策を効率よく行なうことで、自分に自信を持てるようにもなります。ニオイで悩まなくて済むことで開放的になり、毎日楽しく過ごせるようになるでしょう。今の自分に加齢臭は発生していないかということをチェックしながら、加齢臭が発生する原因を知っておくと正しく対処できるでしょう。