【必見】すぐにできるにんにくの口臭対策!食前、食事中、食後にできることを紹介
にんにくを食べることで口臭に悩まされることって多いですよね? 今回は食前、食事中、食後のそれぞれの場面で簡単にできるものから本格的なものまでご紹介します。対策をしてにんにくをおもいっきり食べてみてください。
2018年10月12日更新
記事の目次
[1]にんにくの口臭の原因は?
にんにくの口臭の原因は「アリシン」という物質です。
この「アリシン」は生にんにくを切ったり、すりおろしたりしてにんにくを傷つけることで「アイリン」という栄養成分が反応して「アリナーゼ」という酵素と結びついてつくられます。
「アイリン」は空気に触れることで「アリシン」になりやすくなり、ニオイが発生しやすくなります。そのため口の中の舌の上や歯の間に食べカスが残るだけで口臭の原因になってしまいます。他にも体内の胃や腸から食道を通って湧き上がってくるにんにくのニオイも口臭の原因になります。
[2]にんにくの口臭は何時間続く?
口の中のにんにくの口臭はしっかりと歯磨きなどをして口の中の食べかすをとることで約3時間ほどで解消することができます。口の中のにんにくが口臭の原因になるのは3時間であるにもかかわらず、にんにくが原因で口臭が長続きするのはなぜでしょう。
その原因は口の中のにんにくの食べカスを上手く取り除けていないか、体内からのニオイが強いかのどちらかが多いです。にんにくが原因の体内のニオイは約16時間は残るといわれています。しかも完全に消えるまでには48時間かかるといわれています。
にんにくの口臭は、口の中のニオイ原因と体内からのニオイの原因の両方を対策する必要があります。
[3]にんにくの口臭を調理で予防するには?
にんにくのニオイは調理でも対策することができます。注意点としては火を通してしまうと栄養成分が変わってしまうので栄養価が下がってしまうことがあります。
調理のポイントしては
・しっかりと加熱すること
・にんにくの実を傷つけないこと
の2つです。
しっかりと加熱することでニオイを抑える
にんにくのニオイの原因物質は熱を加えることでニオイの発生を抑えることができます。にんにくのニオイに効果がある牛乳で煮たり、油であげたり電子レンジで調理することが効果的です。奥まで火が通っていないとニオイが発生してしまいますのでよく火を通しててください。
にんにくの実を傷つけない
にんにくの実を気づ付けた時点でニオイが発生しやすくなってします。調理をするときはなるべく実を傷つけないように調理をしてください。おすすめは素揚げや電子レンジでの調理です。
[4]食前にできるにんにくの口臭対策
食前にできる、にんにくの口臭対策を紹介します。
今回は、急ににんにくを食べるようになったときにもすぐできる対策を中心に紹介します。
牛乳を飲む
牛乳に含まれるたんぱく質が「アリシン」と先に反応することでニオイ成分に反応することを防いでくれます。牛乳の量はコップ一杯分の200mlで充分です。
牛乳のなかでもたんぱく質が多く含まれる「低脂肪乳」がおすすめです。
簡単に飲める量なので飲み会やにんにくを食べる前に飲んでみてください。
お茶を飲む
お茶に含まれる成分が「アリシン」をニオイのしない成分に分解する作用があります。
お茶は、にんにくと一緒に飲んでも効果はありますが、特に効果的なのは食事の前です。また「フラボノイド」や「茶カテキン」の殺菌作用と消臭作用があるので体内が原因のニオイに効果があります。
[5]食事中にできるにんにくの口臭対策
食事中に一緒に食べることや飲むことでにんにくの口臭の対策になるものがあります。
「フラボノイド」や「茶カテキン」の殺菌作用と消臭作用のおかげで体内が原因の口臭にも効果があります。
肉や魚料理を食べる
肉や魚にも「たんぱく質」はあります。
一緒に食べることで体内が原因のにんにくの口臭を改善してくれる効果があります。
酢の物を食べる
酢には「アリナーゼ」の酵素の反応を抑え、「アリシン」ができるのを防いでくれる効果があります。
酢だけでとるのは難しいので酢の物やもずくで食べたり、同じにんにくの口臭対策になるりんごジュースで割って酢を飲むのもおすすめです。
酢で口をゆすいだり、うがいすることも口の中が原因のにんにくの口臭に効果的です。
お茶を飲む
お茶に含まれる「茶カテキン」などの殺菌効果や消臭効果で口を流しながら食事することができるので口の中が原因の口臭にも大変効果的です。軽くうがいをしながら飲むと口の中もスッキリするのでおすすめです。
ごぼうを一緒に食べる
食物繊維が豊富な食べ物であれば効果がありますが、特に効果的なのは「ごぼう」です。
食物繊維が多いものをにんにくと一緒に食べると「アリシン」が体全体に広がることが防げます。ごぼうは食物繊維が食べ物の中で特に豊富なだけではありません。消臭に効果がある「ポリフェノール」や「アク」「酵素」といった成分を多く含んでいます。そのためごぼうは、にんにくの口臭に効果的です。
ごぼうの皮には消臭成分が多く含まれているので皮は捨てないようにしましょう。
にんにくを食べるようなときは、つまみでごぼうチップスとかを食べるのがいいかもしれません。
青汁を飲む
にんにくのニオイを抑えてくれる「茶カテキン」ですが、青汁には緑茶の5~6倍も含まれています。飲む時間と量としては、にんにく料理を食べ始めてから1時間以内に500mlほど青汁を飲むのがおすすめです。
また青汁に含まれるビタミンB1はアリシンと結びつくと「アリチミン」という物質になります。「アリチミン」は滋養強壮や健康促進効果が期待できます。
体内が原因のにんにくの口臭には大変効果的です。
自宅でにんにくを食べるときに試してみてください。
チーズを食べる
にんにくを食べる理由も牛乳をのむ理由と同じです。たんぱく質が「アリシン」の反応を抑えてくれる事で体内からのにんにくの口臭を防いでくれます。飲み会などでもセットで食べやすいと思うのでぜひ一緒にたべてください。
コーヒーを飲む
コーヒーに含まれるタンニンには強い消臭効果があります。
また高い抗酸化作用のある「ポリフェノール」が、にんにくのニオイのもととなる「アリシン」と結びついて反応を抑えてくれます。
アメリカンコーヒーは「タンニン」が多いのでおすすめです。
口の中が原因の口臭にも体内が原因の口臭にも効果的です。
[6]食後にすぐできるにんにくの口臭対策
チョコレートをたべる
チョコレートに含まれる「ポリフェノール」が、口の中が原因の口臭と体内が原因のにんにくの口臭の2つを抑えてくれます。
チョコレートはかばんやポケットで簡単に持ち運びができるので、食後すぐに口臭の対策ができます。
ガムを噛む
食後すぐは、ガムを噛むことが、歯磨きよりも口臭に効果的です。
ガムを噛むことで唾液がでやすくなります。唾液で口の中のにんにくのカスが流されるだけではなく、胃の中での消化も助けてくれます。
ガム自体の味やガムのニオイでにんにくの味やニオイをすぐに解消できます。
かばんやポケットで簡単に持ち運びができるので、食後すぐに口臭の対策ができます。
リンゴ(皮つき)を食べる
りんごは「ポリフェノール」が含まれています。「ポリフェノール」は口の中と体内が原因の口臭を抑えることができます。「ポリフェノール」が特に入っている場所は皮と実の間なので食べるなら皮付きりんごがおすすめです。
パセリを食べる
パセリに含まれる「アルファーピレン」という成分はにんにくのニオイを分解する能力があります。体内が原因の口臭に効果的です。居酒屋などでは食べ物の付け合わせについていることが多いので、ぜひ食後に食べてください。
水をとにかく飲む
水をとにかく飲むことで口の中の原因にも体内の原因にも対策することができます。
水を飲むことで口の中のにんにくのカスは落とすことができます。しかも水で体内のニオイの原因物質を水で薄めて、汗や尿などで排出しやすくできるので効果的です。
歯磨きをする
歯磨きをすることで、口の中のにんにくのカスをキレイにすることができます。歯間ブラシやデンタルフロスを使うことで、口の中の約9割をキレイすることができます。
口の中のカスを落とすだけで全然ちがうのでためしてみてください。
歯磨きの時は舌についているカスをキレイにするのも忘れずに。
ブレスケアでお口をスッキリする
ブレスケアは口の中からのニオイを消すものと、体内からのニオイを消すものがあります。2つとも簡単にコンビニなどで購入ができます。また持ち運びも簡単にできるので口臭対策としてはおすすめです。
ただし、にんにくに対しては効果が弱い物が多いです。
物足りないように感じる方は他の対策と合わせて使ってください。
お茶を飲む
お茶に含まれる「茶カテキン」などの殺菌効果や消臭効果があります。食後にうがいや歯磨きの代わりに、口の中のにんにくの食べカスを流すことできます。
口の中が原因の口臭には大変効果的です。また、体内が原因の場合にも効果があります。
[7]にんにくの口臭をすぐ消してくれる胃薬サクロフィールとは?
サクロフィールって聞いたことありますか?
二日酔いや口臭除去に効果があるエーザイが出している胃薬です。
葉緑素から作られた緑の成分が、体の中でニオイの原因物質に作用して体内が原因の口臭を取り除いてくれます。薬を飲んでから15~30分で効果が出るのですぐにニオイを消したいときにも使えます。
にんにくのニオイが強い次郎系ラーメンを食べた後でもすぐににんにくのニオイが消えるなど口コミが多くあるので、にんにくをよく食べる人は常備しておいてもいいかもしれません。
[8]手についたニオイを消すには?
にんにくが手のしわの間や歯の間にはいってしまうとなかなかニオイが取れなくなってしまいますよね?。そこで取れやすい方法を調べてみました。
歯磨き粉で洗う
歯磨き粉は歯を洗うものですが手を洗ったときにも消臭効果があります。研磨剤がはいっているので擦ることで手のシワのなかの汚れや爪の中の汚れも落とすことができます。普通のせっけんやハンドソープを使う前に試してみてください。
レモン汁で洗う
レモン汁で手を洗うことで、レモンのニオイでにんにくのニオイが薄まります。また、にんにくのニオイ成分は酸性の成分に弱いので効果的です。レモンやオレンジの皮を絞って汁を手に塗るだけでも全然違います。手に長い間付けているとヒリヒリしてしまうことがあるので注意してください。
お茶の出がらしで洗う
お茶には殺菌効果や消臭効果があります。そのため、手についたにんにくのニオイを落とすことができます。お茶で洗うことでもニオイはとることができますが、お茶がもったいないのでお茶の出がらしを握ったり、手ににじませることでニオイを落としましょう。
[9]口臭に気にせず、にんにくをおいしく食べよう!
にんにくの口臭対策紹介してきましたが、いかがでしたか?デート前や会議前でもにんにくが入っている料理を食べたくなる時がありますよね?
そんなときは今回紹介したように、にんにくのニオイの対策をしてにんにくを思いっきり食べてみてください。