ブーツが臭い原因とは?なかなか取れないニオイを消すとっておきの方法10選
秋冬シーズンになると活躍頻度が高くなるブーツ。デザイン、素材、丈、カラーなど豊富な種類が揃い、お洒落の幅が広がります。女性にとって魅力的なアイテムであるブーツですが、ニオイに悩んでいませんか?足を覆うブーツは通気性が悪く、汗やニオイがこもりやすい構造になっているため嫌なニオイが発生しやすく、なかなか取れないのです。お洒落なブーツを見た目だけではなく、快適に履きこなすために臭い原因やニオイを消す方法を紹介します。
2018年09月26日更新
記事の目次
[1]ブーツが臭い原因をおしえて!
足のニオイ
ブーツが臭い原因は足のニオイです。ブーツは足を覆うように作られているため通気性がよくないので足のニオイがこもりやすく、悪化させやすくなります。
雑菌
人の足には常在菌が住み着いています。足が臭うのはこの雑菌が原因。足にたまる汗や皮脂、汚れなどを雑菌が分解することで嫌なニオイを発してしまうのです。
代表的なものがイソ吉草酸(きっそうさん)と呼ばれる脂肪酸。雑菌がエサとなる皮脂汚れなどを分解する過程で発生する成分です。このイソ吉草酸(きっそうさん)は納豆のニオイのようなすえたニオイを出すのが特徴。不快感を感じる人が多いニオイです。
角質
足の裏は全身を支える部位のために角質が厚くなりやすいものです。このため垢となって剥がれ落ちることが多くなります。たまった垢は常在菌のエサとなり悪臭物質を発生させやすくなります。
汗がムレやすい
足の裏には汗腺が集中しているため汗をかきやすい部位と言えます。汗自体は無臭であっても雑菌が汗を分解することで嫌な臭いを発してしまいます。また、ブーツの内側は構造的に高温多湿の環境になりやすいので汗がムレやすくなります。常在菌の繁殖を活発にしてしまう悪環境なのです。
足のニオイがブーツに移る
ブーツを長時間履いている環境では足が臭いやすくなります。靴下やストッキングを履いていたとしても足のニオイはブーツに移ります。さらに、通気性のよくないブーツはニオイを逃すことができずに溜め込んでしまいます。このような環境が長時間、連日続くことでブーツにも足のニオイが移り、履いていないときにも臭いということが起きるのです。
ブーツの皮のニオイ
本革のブーツは革自体に独特のニオイがあります。普通は気にならない程度のニオイですが、人によってはこの革のニオイさえも苦手だと感じることがあります。購入後しばらくすると革のニオイは弱まってくるものですが、水に濡れたり、汚れがひどくなると再度ニオイが強くなることもあります。
[2]ブーツの臭いが取れないのはどうして?
足の臭いがブーツの内側にしみつく、雑菌がブーツに移り住んでしまうことでブーツは臭くなってしまいます。一度ついてしまった臭いニオイはなかなか取ることはできません。なぜならブーツは足を覆うように作られているために内側が高温多湿、密閉環境になりやすいからです。ブーツを広げて内側まで日に当てて干すことなどできないのです。なかなか臭いが取れないブーツはできるかぎり臭いをつけないように予防するようにしましょう。
[3]ブーツの臭い消しはどうする?
足のニオイをケアする
臭いの元は足にあります。ブーツの臭いを予防するためには足の臭いを取り清潔にしておくことがもっとも重要です。基本はしっかりと洗うこと、爪の汚れまできちんと落とし、必要に応じて角質ケアをしましょう。
また、吸水性のある靴下を履くことで汗を吸収してくれます。夏場やスポーツの後など汗をかいたときには足の裏を拭いて制汗剤や足の消臭スプレー、ミョウバン水などを利用すると快適さを保てます。
陰干しをする
足の裏は汗腺が多く一日コップ一杯ほどの汗をかくと言われています。ブーツを一日履いたら数日は陰干しをして風を通すことで湿気をしっかり取り除きましょう。紫外線には防臭・殺菌効果があると言われていますが、ブーツの変色など素材を傷めてしまうことがあります。直射日光の当たらない風通しのいい場所で休ませておきましょう。
新聞紙をつめる
新聞紙をつめて湿気や臭気を取り除く方法は手軽にできる臭い消しとして知られています。帰宅後にブーツを脱いだら片方ずつに適量の新聞紙をまるめてつめておきます。湿気を取り除いてくれるので、足のニオイがブーツの内側に移ってしまうのを防いでくれます。
10円玉を入れる
10円玉を靴の中に入れて消臭する方法は生活の知恵として昔から行われていました。10円玉には銅イオンの殺菌成分があるために使われていたと言います。効果が高いとは言えないようですが、10円玉を使う際にはよく洗いブーツの大きさに応じて数枚いれてみましょう。
重曹を使う
重曹は家事全般に万能な頼れる白い粉として愛用されています。ブーツの消臭にも活用できます。いらなくなったストッキングやお茶のパックなどに重曹を入れてブーツの中に入れます。1日ほど置いておくと臭いが吸収されるはずです。
カイロを使う
使い捨てのカイロには消臭効果のある活性炭が使われています。使い終わったカイロはすぐに捨ててしまわずにブーツの中に入れておくと臭いを抑えてくれます。冬場に役立つ便利なアイデアです。
乾燥剤を使う
お菓子の缶などに入っている乾燥剤を集めてブーツの中に入れておくことで、内側にこもりやすい湿気を取り除くことができます。乾燥剤は捨てずにいくつかためておくことでブーツの臭いを消臭するためのアイテムとして使えます。
抗菌タイプの中敷きを入れる
ブーツのなかに抗菌タイプの中敷きを入れて履くことで足から出る汗が直接ブーツの内側に浸透することを防ぎます。抗菌・防臭靴下なども出ているのでチェックしてみましょう。
靴スプレーを使う
靴に直接吹き付けて消臭する靴スプレーも販売されています。根本的なな臭い対策にはなりませんが、他のケアと併用してブーツを快適に履けるようにしましょう。
[4]臭いブーツを洗う方法が知りたい!
ブーツの洗い方
大切なブーツはできるかぎり靴クリーニングの専門店にまかせる方が安心できます。自宅でケアをしたいという方は、革ブーツをクリーニングできる洗剤を購入し指示通りに洗いましょう。
革
革靴専用の洗剤を指示通りの水、またはぬるま湯に薄めやわらかいスポンジなどでていねいに洗います。ブラシ類で細かい汚れを取り除いたあとによくすすぎましょう。洗ったあとは新聞紙などを詰めてよく乾かします。直射日光は革を傷めてしまうので風通しのよい日陰に干しておきます。きれいに乾くまでしっかりと乾燥させます。仕上げに革靴クリームや保護スプレーなどをしておきます。
ムートン
ムートンのブーツの場合にも専用の洗剤を使用します。革のブーツと同じ要領で洗いよく乾燥させておきましょう。ムートンの場合は内側の繊維部分に汚れが溜まりやすく、また水分も残りやすいので注意してください。
ブーツのクリーニング
自宅でのケアが心配な方はブーツのクリーニングを利用してみましょう。専門的な機械を使用して除菌・消臭を徹底的に行い、ていねいな手洗い、自然乾燥、保湿クリーム類を使った磨き上げなどプロならではの高度なケアがかないます。見違えるほどきれいになったという嬉しい声も届きます。ブーツ一足、約3,000円~8,000円程度の料金がかかると言われています。
[5]ブーツの臭いニオイを徹底ケアして快適にお洒落を楽しもう!
お洒落なブーツから臭いニオイがしてしまっては周囲を幻滅させてしまうかもしれません。外出先で突然ブーツを脱がなくてはいけない場面でも慌てずに済むように日頃からブーツのニオイケアを行いましょう。ちょっとした工夫で快適に過ごせますよ。