気になるサンダルの臭いをケアしよう!素材別のお手入れ方法をご紹介
夏も盛りを過ぎ、少しずつ秋めいてきましたね。今年の夏は特に暑かったので、連日サンダルを履いて過ごしたという方も多いのではないでしょうか?夏中履いたサンダルの臭いと汚れを早めにケアすれば、来年も気持ちよく使うことができます。今回はそんな気になるサンダルの臭いと素材別のお手入れ方法をご紹介します。
2018年09月10日更新
記事の目次
[1]オフィスで、野外で…サンダルの気になる臭いの原因とは?
意外と蒸れるサンダルには多くの雑菌が
サンダルは素足で履くものなので、通気性が良く臭いがしにくいと思っていませんか?でも履き続けているとなんだか臭いが気になってくる…その原因は蒸れによる雑菌です。素足で履いているサンダルは、通気性が良いように見えて実は悪いのです。
サンダルの素材は汗を吸収しにくい革などの素材でできているものが多く、足の裏でかいた汗が吸収されず、雑菌が発生・繁殖し、臭いの原因となってしまいます。また、特にレディースサンダルは足の指が密着した状態で履くタイプが多く、足の指の間にたまった汗が雑菌の原因となります。
[2]キーンやtevaの臭いもスッキリ!サンダルの素材別お手入れ方法
ラバー・EVA・ポリウレタン
■水に強い素材は水洗い
ビーチサンダルなどのラバー、EVA、ポリウレタン素材のサンダルは水に強い点が特徴です。この素材のお手入れ方法は水洗いが適しています。
まず、サンダルについた汚れをシャワーなどでざっと洗い流します。その際、中性洗剤をつけたブラシで擦っても良いでしょう。いきなり水洗いするのは抵抗があるという場合は、水で薄めた中性洗剤を染み込ませたタオルでさっと拭きましょう。その後、サンダルを水でよくすすぎます。
注意点は、ラバー素材は長時間日光に当てるとヒビ割れてしまう場合がある点です。そのため、ラバー素材は洗った後、陰干しするのがおすすめです。
本革
■デリケートな素材は専用クリーナーがおすすめ
「皮革」とも呼ばれる本革は、動物の皮をなめした非常にデリケートな素材です。水洗いや洗剤の使用は控えたほうが良いでしょう。
そのため、革靴専用のクリーナーを使ったお手入れがおすすめです。サンダルにクリーナーを適量塗り、汚れを優しく拭き取ります。仕上げに防水スプレーをすると良いでしょう。
クリーナーがない場合は水で濡らした布を固く絞り、汚れを拭き取ります。その後、しっかりと乾かすことが大切です。
合皮
■中性洗剤を活用しよう
本革に似せた合皮は、ナイロンやポリエステルなどの布の上に合成樹脂をコーティングしたものです。そのため素材としてはビニールやポリウレタンに近くなります。合皮は本革と違い水に強いので、丸洗いできるものもあります。まずはサンダルの絵表示で丸洗いができるか確認しましょう。
丸洗いが可能なら、始めに目につくほどの大きな汚れをさっと洗い流します。次に、中性洗剤を溶かしたぬるま湯につけ置きします。目安としては大体30分ほどです。その後、濡らしたタオルで全体を優しくこすり洗いします。その際、タオルは水ではなく薄めた中性洗剤で濡らしても良いでしょう。
また、インソールはブラシで軽くこすり洗いするのがおすすめです。洗い終わったらしっかりとすすぎ、風通しの良い場所で陰干ししましょう。
丸洗いができないものは、本革と同じようにお手入れするのがおすすめです。ただ、本革のように専用のクリーナーではなく、水や薄めた中性洗剤をしみこませたタオルで軽く拭くお手軽なお手入れ方法でも十分でしょう。その後、風通しの良い場所で陰干しします。
麻・綿
■自然素材は基本的に水洗いはNG
麻や綿などの自然由来の素材は水気が大敵です。また、色落ちしやすく十分に注意して扱う必要があります。
まず、柔らかい布をぬるま湯で濡らししっかりと絞ります。水滴が完全に出切ってしまうまで、固くしっかりと絞ります。次に弱酸性の洗剤をその布に少しだけ含ませます。その後、サンダルの目立たない場所を軽くこすります。布にサンダルの色が移っていないことを確認してください。色移りしなかったら、優しく全体の汚れを拭き取ります。
汚れが落ちない場合は強く擦るのではなく、優しく擦るか水と洗剤をつけたブラシでそっと洗いましょう。その際は一定の方向に布やブラシを動かします。最後に乾いた布で水分と洗剤をしっかりと拭き取ります。その後、風通しの良い場所に干しましょう。
[3]サンダルの臭い対策は買ったその日から!
まずは足を清潔に
サンダルの気になる臭いの原因は、足の裏の汗による雑菌が原因。なので、対策としてまずは足のケアから始めましょう。入浴時にタオルや軽石で足の角質を取り除くようにします。また、重曹を溶かしたお湯で足を洗うのもおすすめです。さらに、足用のデオドラント剤の活用も効果的です。汗拭きシートでまめに汗を拭き取ることも臭い対策の一つです。とにかく足を清潔にし、雑菌を少なくすることが大切です。
インソールを活用しよう
いくら足を清潔にしても、やはり汗はかくものです。そこで、汗を吸収してくれる素材をサンダルと素足の間に挟むことで雑菌を減らし、臭いを抑える方法もあります。速乾性・吸湿性のあるインソールを敷くことで、足裏の汗が吸い取られて雑菌の繁殖を抑えます。また、サンダル専用に作られたフットカバーを履くのもおすすめです。
履く前に防水スプレーをかけよう
サンダルに防水スプレーをするのもおすすめです。サンダルの全体に防水スプレーをかけることで汚れがつくのを防ぎます。また、その際にはインソール部分にもスプレーをしましょう。そうすることで、インソール部分に汚れや足の指跡が染み込みにくくなります。
サンダルは数足を履き回そう
気づいたらお気に入りのサンダルばかり履いている…そんなことはありませんか?臭いの元となる雑菌は、湿った場所が大好きです。お気に入りのサンダルばかり履き続けていると、サンダルは湿った状態が続いてしまいます。
雑菌の増殖を抑えるためにも、サンダルはなるべく乾いた状態を保つようにしましょう。そのため、1日履いたら次の日は別のサンダルを履くようにしましょう。
[4]来年もまた履きたい!サンダルの保管方法
湿気は大敵!風通しの良い場所に保管しよう
サンダルを保管する前に、必ずサンダルはきれいな状態にしておきましょう。上記のお手入れ方法をしたうえでインソールもチェックし、インソールがボロボロになっていたら取り換えましょう。靴屋さんで2000円程度で交換できるところが多いようです。
サンダルは夏の短い間しか履かないため、保存期間が長くなります。そのため、湿気の多い場所で保管しているとカビが生えてしまいます。風通しの良い場所で保管しましょう。下駄箱で保管する際は、通気性の良い不織布に包んでおくのが良いでしょう。不織布は靴を買った際についてくるものでも良いですし、100円ショップで購入することもできます。
また、靴箱に入れて保管する際には、靴用の除湿剤も一緒に入れておきます。さらにカビ防止のスプレーをしておくことと、可能なら乾燥する冬に陰干しをするとより一層効果的です。
サンダルにもシューキーパーをしよう
ブーツやパンプスの型崩れを気にする方は多いと思います。しかし、サンダルも意外と型崩れしやすいことをご存知ですか?サンダルは布の面積が少ないデザインが多いので、へたりやすく型崩れしてしまうことが多いのです。保管の際はシューキーパーをしましょう。
新聞紙を丸めたもを入れれば、乾燥剤代わりにもなります。サンダルの形に合わせて新聞紙の量を調節し、サンダルの表面が心持ち張るくらいまで詰めましょう。
[5]お気に入りのサンダルをいつまでも履けるように臭い対策はしっかりと!
今回はサンダルの臭いの原因と素材別のお手入れ方法・臭い対策をご紹介しました。臭いや汚れがついたまま放置したら、翌年履けなくなってしまった…なんてことがないよう、夏の間にたくさん履いたサンダルをしっかりケアし、次の夏も気持ちよく履けるようにしたいですね!