舌回し体操は口臭とアンチエイジングに効果あり?その理由とやり方
自分の口臭が気になったことはありますか?気づかない間に周りに迷惑をかけているかもしれない口臭。さまざまな対策法がありますが、舌回し体操も効果が期待できます。舌を回すだけの簡単な体操で、口臭だけでなく小顔効果も期待できます。
2020年03月17日更新
記事の目次
[1]舌回し体操から期待できる効果
舌回し体操からは口臭軽減だけでなく、その他にもさまざまな効果が期待できます。さっそく舌回し体操が一助となる嬉しい効果を見てみましょう。
口臭や虫歯の予防
1つ目に口臭や虫歯の予防を図ることができます。舌を回すと唾液腺が刺激される関係で、唾液がたくさん出るようになります。
口臭や虫歯は唾液の少なさも原因の1つとして挙げられるため、舌を回すことで唾液が活発に分泌していこうという流れになります。
もし今口の渇きが気になったり唾液がネバネバするような感じがしたら、唾液が少なくなっているサインと思ってよいでしょう。
同時に、すでに口臭や虫歯が発生している恐れがあるので、口内環境の見直しを行ったほうがよいでしょう。唾液の少なさは口内環境の悪化につながります。
口臭は、生活習慣や癖などからひどくなってしまうケースもあるので注意が必要です。
日々の生活を見直しながら口臭の原因を探ると同時に、舌回し体操を実践して口臭を消し去りましょう。
小顔効果や二重あご改善
舌回し体操を継続して行なうと、小顔効果や二重あご改善といった点においても期待ができます。
舌をしっかり回すことで、頬や唇、あごやこめかみといった部位の筋肉を鍛えることができるからです。舌回し体操を日課にするだけでも、徐々に小顔に近づけるのです。
また、舌やその周りの筋肉を鍛えられるという点から、二重あご改善にもつながります。
あごがたるんでしまうのを予防できるので、年齢と共に気になる顔の筋肉の衰えは舌回し体操で解消していきましょう。
舌回し体操を行なうと首の周りの血行も改善されるので、むくみも解消されます。
むくみは顔が大きく見えてしまう場合もあるので、むくみ対策にもなる舌回し体操はぜひ実践してみたいですね。
歯並びの改善
歯並びは生まれ持ったもの、または事故や怪我などによって乱れてしまうことがあります。
歯は頬と舌の力が釣り合った上で成り立っています。そんなときに舌の筋肉が衰えると、歯は内側へ押し出されるようになってしまいます。
ここから、歯並びが悪くなってしまいます。そんな歯並びの悩みを改善してくれるのが、舌回し体操です。
筋肉が衰えやすい舌を意識して鍛えることが出来るので、歯並びの乱れ予防につながります。
継続して舌回し体操を実践すれば、元の正しい位置に戻すことだって可能なのです。
歯並びが改善されると虫歯になるリスクが低くなり、口臭も軽減されていきます。
正しい歯並びを維持するためにも、舌回し体操は有効と言えるのです。
シワやシミ、ほうれい線などを予防してくれる
舌回し体操は、アンチエイジング効果も期待できます。年齢と共に気になってくるシワやシミ、ほうれい線、どの方法がベストなのかわからないという悩みを抱えている人も多いでしょう。
化粧品も多くの種類があり、どれが自分に合っているかを吟味するのが難しいです。
そんなときはお金をかけずにできる舌回し体操をやってみましょう。舌回し体操を行なうと、顔全体の血行が促進されます。
顔の血流が改善されることで肌のターンオーバーを活性化させることができるので、シワやシミ対策に有効と言えるのです。
また、ほうれい線に関しては、舌回し体操で顔のリフトアップが期待できるので、自然と目立たなくなっていくという流れになります。
簡単な舌回し体操を続けることで、顔のエイジング予防にも一役買ってくれるのは嬉しいです。
いびきの改善
舌回し体操によって口内環境の改善やアンチエイジング効果といった点が期待される中、いびき改善にもよい効果をもたらしてくれるといいます。
眠っているときにいびきをかく理由は、舌の付け根が喉の後ろ側と擦れることで気道が狭くなり、いびき特有の音が出るようになります。
そんないびきの悩みも、舌回し体操でしっかり対処していきましょう。
舌の付け根が喉側へ落ちにくくなるので、いびきの症状を改善することができるといわれています。
いびきは自分ではなかなか気づけませんが、一緒に寝ている人ならわかりますので、一度家族に確認してみるとよいでしょう。
いびきが気になるときは、舌回し体操をぜひトライしてみてください。
[2]口臭対策におすすめの舌回し体操、そのやり方は?
口臭対策をはじめ、さまざまな効果が期待できる舌回し体操は方法が簡単なので、毎日続けやすいというメリットもあります。さっそく舌回し体操のやり方とベストなタイミングについて紹介しましょう。
舌回し体操をマスターしよう
舌回し体操は、やり方を押さえておけば思い出したときにいつでもできるので時間がない方にもおすすめです。
そこで、以下のやり方でさっそく舌回し体操をやってみましょう。主に2つのやり方があるので、順に紹介します。
舌回し体操のやり方 その1
歯ぐきなぞりと呼ばれる方法で、口を閉じて少し顔を上向きにした状態で行ないます。舌の先で歯ぐきの表側をなぞるようにして回します。
右回り、左回りをそれぞれ10回ずつ行ないましょう。慣れてくるとそれぞれ50回ずつと回数を増やしてもよいです。
最初の1週間程度は、左右10回ずつがおすすめです。いきなり多くの回数を行なうと、筋肉痛などによって継続できなくなってしまいます。
毎日少しずつでも続けるために、慣れないうちは左右10回ずつと決めておきましょう。
参考動画:
舌回し体操 その2
歯ぐきなぞりの次は、舌出しという体操に移ります。正しい姿勢で顔を少し上向きにした状態で、舌を付け根から思いっきり前に突き出します。
下唇の力を抜くようにすると口角が上がりやすくなるため、その分効果も期待できます。
続いて、舌を上に向けたら10秒、下に向けたら10秒キープします。これを3回繰り返しましょう。
上下の運動が終わったら、今度は右ななめ下と左ななめ下方向にも舌を動かしてみましょう。
文章で説明するとわかりにくく感じますが、動画やイラストなどを見ると理解しやすいです。
参考動画:
舌回し体操を行なうベストなタイミングは?
舌回し体操は思い出したときに実践するといった生活を続けることで、徐々に変化が現れてきますが、ベストなタイミングも知った上で行なうと、より高い効果がきたいできるでしょう。
そこで、以下のタイミングで舌回し体操をやってみましょう。
・朝起きたとき
・日中疲れたなと感じるとき
・就寝前
・食後
・リラックスして過ごしているとき
このようなタイミングで、舌回し体操を試してみてください。
はじめのうちは左右10回ずつを1日に数回行なうと決めて、まずは1週間続けてみましょう。
継続すればするほど、ほうれい線やシワ、シミ、二重あごなどが改善され、鏡を見るのが楽しみになります。
[3]舌回し体操の注意点も知っておこう
舌回し体操は手軽にできる運動で高い効果が期待できるという点から、多くの人が始めています。その中で、舌回し体操に関する注意点についても知っておきましょう。
筋肉痛を感じたら無理はしないこと
顔にはたくさんの筋肉があります。その筋肉は、普段なかなか使わないものも含まれています。
そんなときに急に舌回し体操を1日に何度も行なうと顔の筋肉は疲れてしまいます。
手や足と同じように、顔でも筋肉痛を感じることがあるのです。
そこで、舌回しをするのが疲れた、顔の筋肉が痛いという症状を感じたら、一旦舌回し体操は中断しましょう。
徐々に症状が落ち着いてから再開することをおすすめします。
いきなり激しく行なっても筋肉痛になる恐れがあるので、はじめのうちはやり方を習得するためにもゆっくり少しずつ行ないましょう。
不調を感じたらすぐに中止しよう
舌回し体操はこまめに行なうことで、嬉しいアンチエイジング効果や口臭予防が期待できます。
しかし、不調を感じた場合にはすぐに中止するよう気をつけましょう。
舌回し体操をしすぎると、頭痛や肩こりといった症状に悩まされることがあります。
また口内を刺激しすぎることで気分が悪くなってしまうこともあります。
そのため、少しでも気分がすぐれないといった不調を感じる際には、舌回し体操を中止しましょう。
また体調が回復してから始めるようにして、健康面を最優先に考えましょう。
傷があるときなどは控えよう
口内や顔に傷があるときにも、舌回し体操はおすすめできません。
たとえば、口内炎や虫歯ができているときに無理に舌回しを行なうと、傷口に当たるなどして痛みを感じます。
痛みに耐えながら舌回し体操を行なうのもよくありませんし、余計に傷を悪化させてしまう恐れもあります。
そのため、小さな傷がある場合でも、完治してから舌回し体操を再開しましょう。
顔や口内に傷があるときは、早めに休んでしっかり回復できるよう試みましょう。
体に疲れが溜まっていると不調を感じやすくなります。毎日元気に舌回し体操を続けるためにも、傷の有無や体調管理はしっかり行なっておきたいですね。
[4]簡単舌回し体操で気になる口臭とさよならしよう!
簡単に実践できる舌回し体操は、気になる口臭改善だけでなく、アンチエイジング効果も期待できます。簡単な体操からさまざまな効果が期待できるので、ぜひ毎日の生活に取り入れてみましょう。
やり方を押さえれば、いつでもどこでも実践できます。毎日のちょっとした時間に舌回し体操を行なって、自分に自信を持てるようになると嬉しいですね。数分でできる舌回し体操をマスターして、日常のいろんなシーンで取り入れてみましょう。
信号を待っているとき、家事をしているときなどにもできる「ながら運動」の1つとも言えるので、時間を上手に活用することもできるでしょう。