蓄膿症が口臭の原因になるの!?喉や鼻から臭う蓄膿症の症状やニオイの特徴、改善方法を徹底解説
蓄膿症という症状を知っていますか?慢性化してしまった副鼻腔炎を一般的に蓄膿症と呼ぶことが多いようです。風邪や鼻炎をきっかけにこの蓄膿症にかかってしまうことが知られていますが、実は蓄膿症は口臭の原因になるのです。喉のあたりや鼻から嫌なニオイがするようなら蓄膿症にかかっているかもしれません。口臭を引き起こす蓄膿症について、ニオイの特徴、治療法や改善方法まで詳しく紹介します。
2019年01月17日更新
[1]蓄膿症を知ろう!
蓄膿症とは?
実は蓄膿症は正式な医学用語ではありません。風邪や花粉、カビなどが原因となり鼻腔に炎症が起きることがあります。それが長引くことで鼻の奥の副鼻腔(頬や顔、目などの周りの骨に囲まれた空洞)に炎症が起こってしまいます。さらに副鼻腔の炎症が長引き炎症部分に膿ができてしまうことがあるのです。
一般的にはこの状態を蓄膿症と呼んでいるようです。ですので慢性化した副鼻腔炎で特に膿が副鼻腔内に溜まる症状を表しています。副鼻腔炎は急性のタイプと慢性のタイプがあり、急性の場合は1ヵ月以内に症状が消えますが、慢性の場合は3ヵ月以上症状が続きます。こうなると溜まった膿が排出されずに炎症が悪化、その膿自体が原因となって症状が長引いてしまうようです。
参考:日本耳鼻咽喉科学会
蓄膿症はどんな症状がでるの?
蓄膿症は男性、女性、子どもすべての人が罹る可能性があります。蓄膿症になると副鼻腔の炎症がひどくなり粘膜が腫れることがあります。この状態が続くと”鼻茸(はなたけ)”と呼ばれる鼻のポリープができる場合があります。
悪性の腫瘍となる心配はあまりないようですが、この鼻茸が鼻腔をふさいで深刻化した鼻づまりを起こすことがあります。また蓄膿症の鼻水の特徴として粘度の高い黄色や緑色の鼻汁が出るようになります。鼻をかんでもかみきれずに不快な状態が続きます。この鼻汁は喉へ垂れてネバネバとした状態が続き咳が出たり息苦しいこともあります。
さらに鼻や喉の不快感だけにはとどまらず頭がもやもやとして集中力が落ちる、頭痛がするなどの症状を伴うことがあります。さらに副鼻腔内の膿が溜まることで顔が圧迫されて顔面や目、鼻の周り、歯まで痛くなることがあります。そして臭覚が落ちていくため食べ物のニオイや味がわからない、自分の鼻汁が臭い、口臭がするという症状があらわれてくることもあるようです。
参考:小林製薬
自分ではわからない臭いの特徴は?
副鼻腔に溜まった膿が喉の方へ垂れ出てくることで嫌なニオイが喉から口の中に広がることがあります。生臭さや腐敗臭のようなニオイがすると表現されることがあります。
また、ドブ臭いような強烈なニオイと言う方もいます。また蓄膿症になると鼻がつまるので口呼吸になりやすく口腔内が乾燥します。抗菌作用のある唾液の分泌が悪くなることで口のなかに雑菌が増殖し、口臭が強くなることもあります。この場合も腐敗臭のようなニオイを発することが多いようです。
自分でニオイを確認するには?
蓄膿症による口臭の場合、副鼻腔内に溜まった膿が原因となることが多いので自分でも不快なニオイを感じやすくなると言われています。しかし、ニオイは慣れてしまうことで感じづらくなることもあるので自覚がないまま口臭を発していたということもあります。
気になる方は口臭チェッカーやブレスチェッカーを使ってみる、また歯科医の診察を受ける、耳鼻科を受診するなどしてみましょう。口臭チェッカーは種類豊富に市販されているようなのでチェックしてみましょう。
・タニタ ブレスチェッカーグレー
息を吹きかけるだけで簡単に測定します。口臭レベルは0~5までの6段階で判定。コンパクトサイズなので収納にも便利です。
・ロゼンスター 口臭チェッカー SR-104
口臭レベルを6段階のイラストで表示する口臭チェッカー。外出先でもチェックできるスリムなタイプなので口臭ケアを完璧にしたいという方におすすめです。
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蓄膿症になる原因とは?
蓄膿症は副鼻腔炎が悪化、慢性化した状態のことです。鼻水が止まらない、鼻がつまるなどの初期症状から始まり、鼻のなかの粘膜が炎症を起こすことが原因のようです。きっかけは風邪やウイルスによる鼻水、鼻づまりが長引くことで炎症が起きやすくなる、また直接ウイルスが副鼻腔内に侵入し、炎症を起こすことがあります。
また、花粉症や細菌、ハウスダスト、カビ、ダニなどのアレルギー物質のために鼻水、鼻ずまり、鼻炎へと悪化し、蓄膿症へと至る場合もあります。さらに蓄膿症になりやすい鼻の形というものもあるようです。鼻を左右に分けている真ん中の仕切りが曲がっているような場合には鼻の通りが悪く、鼻づまりなどを起こしやすくなり副鼻腔内に炎症を起こしやすくなってしまいます。
参考:eo健康 ヘルスケア情報
蓄膿症の気を付けたい合併症
まずは自分は蓄膿症であるかどうかをしっかりチェックしましょう。風邪と蓄膿症の違いは発熱があるかどうかです。また花粉症の場合の鼻水はさらさらとしていますが、蓄膿症はどろっとした黄色や緑色をしていることが多いです。
しかし、風邪も花粉症も長引くことで鼻炎を起こし蓄膿症へと至る場合もあるので、長引く場合はきちんと受診して蓄膿症になっていないかどうかを確かめることが大切です。副鼻腔は顔の重要な器官に接しているため、その副鼻腔内で炎症が起きたり、膿が溜まる蓄膿症は重篤な合併症を引き起こすこともあります。
まずは中耳炎です。耳と鼻はつながっているために副鼻腔内の細菌が伝わり耳の炎症を起こすことがあります。また目やにが増えたり、目の疲れを招くこともあります。さらに稀ではありますが脳の合併症を引き起こすこともあります。髄膜炎や脳膿症という意識障害や麻痺などの恐ろしい症状につながることもあるので十分注意が必要です。
参考:eo健康 ヘルスケア情報
タバコが蓄膿症を引き起こすこともあるの?
タバコには有害な化学物質が大量に含まれています。このためタバコの煙を吸うことで刺激を受け、副鼻腔炎を引き起こすこともあるようです。また、タバコに含まれるニコチンは血流を悪くさせるため鼻の粘膜も傷つきやすく、ウイルスや細菌の侵入を防御するちからが弱くなってしまうことも要因です。
タバコは”百害あって一利なし”と言われるようにできる限り早く禁煙をしたいものです。自分が喫煙者ではなくとも副流煙によって副鼻腔炎になることもあるので注意が必要です。
蓄膿症は子どもでもかかることはあるの?
子どもも大人と同様に副鼻腔炎から蓄膿症を引き起こすことがあります。原因は風邪などの感染症から鼻水、鼻づまりがひどくなり炎症が起きてしまうということがほとんどのようです。蓄膿症になると膿が喉へ垂れて痰となって出たり、副鼻腔内の膿が排出されずに溜まることで炎症がひどくなり発熱することもあります。
また特に幼児の場合には鼻水と痰が絡む咳がひどくなり、”喘息用気管支炎”になることもあります。子どもも蓄膿症にかかるリスクは高く、なかなか自分では症状をはっきりと訴えられないことが多いので保護者の観察が大切になってきます。
できるだけ風邪などの感染症を長引かせない、鼻水をすすることはやめさせ、きちんと鼻をかむ、適切にマスクを利用し、うがい手洗いを徹底する、規則正しい生活と健康的な食事を心掛け、身体を健やかな状態にしておくことが重要です。もしも鼻炎や副鼻腔炎の症状が疑われるような場合は早めに受診し、治療することで予防できるはずです。
参考:ドクターズミー
[2]蓄膿症と口臭の関係を理解しよう
蓄膿症になると口臭が強くなるメカニズム
蓄膿症によっておこる口臭は主に2つに分けられるようです。一つは膿によるものです。風邪やアレルギー、鼻炎などの刺激により副鼻腔内にできた炎症は悪化すると膿を出します。膿が溜まっていくことで鼻や喉の奥から強烈な膿のニオイを発することがあります。
よくある蓄膿症の口臭として喉の奥から臭う嫌なニオイがありますが、これは副鼻腔炎が慢性化し膿を出す蓄膿症になり、後鼻漏(こうびろう)という膿が喉へ垂れていく状態になることです。ドブのようなニオイと表現されるような悪臭はこの流れで発生するようです。
また、もう一つは、蓄膿症になる過程でひどい鼻づまりになることが多いのですが、鼻がつまると口呼吸中心の生活になってしまいます。口呼吸は口腔内を乾燥させ唾液の分泌を阻害してしまうのです。口のなかにはもともとたくさんの雑菌がいますが、唾液によって殺菌され、口臭を抑えてくれているのです。
唾液の分泌が悪くなる状態が続くようですと食べ物の腐敗臭のような口臭を引き起こしてしまうことがあるのです。口臭だけではなく虫歯や歯周病に罹りやすくなることもあります。
喉の奥から臭う症状は蓄膿症以外にもあるの?
喉が臭うのは蓄膿症、副鼻腔炎、咽頭炎など炎症によるものがありますが、これ以外にもいくつか原因が考えられます。
・後鼻漏(こうびろう)
後鼻漏(こうびろう)と呼ばれる症状があります。鼻水は本来鼻の方へ流れるべきですが、喉に垂れてきてしまう状態がこの後鼻漏です。鼻水のなかには菌やウイルスがたくさん含まれているので、この菌やウイルスが喉に張り付いてしまうと炎症を起こしたり、口臭を発生させることがあります。蓄膿症になると膿が後鼻漏として喉に垂れることがあるので、強烈なニオイになってしまうようです。
・膿栓(のうせん)
扁桃腺と呼ばれる喉の奥部分に膿栓(のうせん)という白い玉ができることがあります。これは粘液や細菌の残骸などが原因でできる臭いニオイの玉です。喉が詰まるような違和感を感じることもあるようです。
・膿汁(のうじゅう)
膿汁(のうじゅう)と言われる痰のような黄色や茶色の粘液が喉から出ることがあります。これは扁桃から分泌される一種の免疫物質に菌が繁殖した粘液です。この膿汁が食べかすなどと混ざり固まったものが先ほどの膿栓になります。
・舌苔(ぜったい)
舌の表面に汚れ、雑菌が溜まり舌苔(ぜったい)と呼ばれる白いコケがつくような症状が原因で口臭がする場合があります。
・逆流性食道炎
また胃酸が食道に逆流して炎症を起こす逆流性食道炎に罹っている場合にも喉の奥から臭うことがあります。逆流してきた未消化の食べ物のニオイや胃のなかで細菌による炎症を起こしているニオイです。
奥歯の虫歯や歯周病
口臭の原因としてはもっとも多い虫歯や歯周病。これらの症状に奥歯が罹患すると喉の奥から臭いように感じることがあるようです。
[3]口臭を招く蓄膿症の対策ガイド
自分でできる蓄膿症セルフケア
蓄膿症の原因となる風邪や花粉、鼻炎などによる鼻水、鼻づまりを放置しないことが大切です。鼻水をすすることはやめましょう。鼻水が出るときはこまめにかむことが重要です。しかし鼻水が出にくく、鼻づまりがするときは注意が必要です。
蓄膿症は粘度の高い膿が溜まってくるため、鼻水も出にくくなってきます。力まかせに強くかむと中耳炎を起こす危険もあります。左右どちらかが詰まっている場合は通りのよいほうからゆっくりていねいにかんでいきます。どうしても通らないという場合は入浴時など鼻が十分湿った状態でやさしく行ってみましょう。
また蓄膿症の改善、予防のために”鼻うがい”という方法があります。とても有効だと言われている反面、トラブルも多く注意が必要です。”鼻うがい”とは鼻づまり、喉の痛みを改善する、蓄膿症などによる膿を取り除く、アレルギー性鼻炎や花粉症などの症状を和らげることを目的として行われるものです。鼻に生理食塩水を入れて洗浄することでウイルスやアレルギー物質、膿を取り去るのです。しかし粘膜を傷つける恐れがあるため頻度にも気をつけなくてはなりません。
また、鼻のなかに食塩が残っている場合中耳炎などの原因にもあることがあります。さらに使用する水が清潔なものでない場合に菌が入り込み、稀ではありますが髄膜脳炎になり命を落としたという症例もあるようです。片方の鼻から食塩水を吸い込み、出す、次はもう片方を同じように行うという鼻うがいは子どもはもちろん大人にとっても苦痛となることが多いので、できるだけ耳鼻科で相談して専門科の指示に従い正しい方法で行うようにしたいものです。
参考:ドクターズミー
蓄膿症に効く薬&ケアアイテムとは?
・ハナノア 鼻うがい
鼻の奥に入り込んだ花粉や雑菌を取り除く鼻うがいの専用液。ノズルを鼻の穴に入れて専用液を流し込むうがいをするとすっきりすると評判です。爽やかなミントの香りが心地よく鼻水の嫌なニオイをすっきり流してくれるようです。
・ハナクリーンS ハンディタイプ鼻洗浄機
耳鼻科医と共同開発により誕生したハナクリーンは誰にでも使いやすい鼻洗浄機。ポイントは3つ。一つ目は温度計、水量メモリにより鼻に刺激が少ないやさしい温度設定ができます。二つ目は付属の洗浄液により鼻のなかがツーンとしない濃度になっていること。三つ目はボディプッシュにより心地よい水圧に調整できることです。ハンディタイプで携帯にも便利。5歳くらいから使用できるとのことなので鼻うがいが苦手なお子さんにも活躍しそうなアイテムです。鼻の炎症がひどいときや耳にトラブルがある場合は使用を控えて耳鼻科医を受診しましょう。
・チクナインb 56錠 【第二類医薬品】
蓄膿症、慢性鼻炎に有効な市販薬。9種類の生薬”辛夷清肺湯(シンイセイハイトウ)”により膿を抑える効果が期待できます。妊娠中の方は控えましょう。また胃腸が弱い方や持病がある方は医師や薬剤師に相談してから服用することが大切です。医薬品なので注意をよく守って安心して使用することが第一です。
・ピジョン 鼻づまり改善薬 指定医薬部外品
6種の天然生薬成分を配合し、鼻づまりやくしゃみなどの鼻のトラブルを改善する薬。胸に塗るだけの簡単ケアで6カ月の赤ちゃんから使用可能です。べたつかずにのびのよいクリームタイプなのでいつでも使いやすいはずです。皮膚の弱い方は注意して試してみましょう。
耳鼻科での治療はどう行われるの?
耳鼻科を受診すると視診や画像診断により蓄膿症の状態を詳しく診ていきます。急性の副鼻腔炎の場合は菌を除去するための抗生物質や鼻づまりを解消するための薬が処方されるようです。または鼻の奥に溜まった鼻水や膿などを機械を用いて吸引する局所療法が行われることもあります。炎症がひどい場合は一時的にステロイドを使用することもあるようです。腫れや痛み発熱を伴うような場合には解熱鎮痛剤が処方されることもあります。
お子さんの場合も同じように診察、施術、薬の処方が行われるようですが、薬に関しては症状を細かく観察しながらより安全なタイプを選んでくれるようなので相談してみましょう。また妊娠中の方でも蓄膿症の治療ができる薬もあるので無理せず受診してみることが大切です。蓄膿症の原因となっているものが何らかのアレルギーの場合は抗アレルギー薬が処方されることもあります。また漢方薬を用いてじっくりと治療を進めることもあるようです。
さらに症状が重い場合、薬による治療により改善は見られず悪化していくような場合に手術を行うことがあります。蓄膿症を招く原因や鼻腔、副鼻腔の構造により行う処置や手術法は変わってきます。現在では比較的負担の少ない内視鏡下の副鼻腔手術も行われているようです。信頼できる医療機関で十分な説明を受け正しく理解することが重要です。蓄膿症はその原因もさまざまで治療法も多岐に渡ります。まずは受診して専門医に相談し、納得のいく治療方法を選ぶようにしましょう。
参考:くさの耳鼻咽喉科
蓄膿症にならないための日常生活とは?
蓄膿症を予防するためには基本的に風邪予防の対策を徹底することがポイントです。風邪ウイルスや花粉などのアレルギー物質が副鼻腔へ入り込まないように普段からマスクを着用すること、手洗いうがいを習慣化することです。
またほこりや汚れ、ダニ、カビなどが口や鼻から体内に取り込まれないようにできるだけ掃除をまめに行い、必要に応じて空気清浄機を設置する、加湿を十分に行うことも必要です。耳鼻科医の指導のもとで正しく行えるようであれば鼻うがいも有効です。
またウイルスや細菌が喉や鼻に入り込んでしまった場合でも免疫力があれば重症化しないはずです。規則正しい生活、特にバランスのよい食事や睡眠を大切にして免疫力をつけておきましょう。花粉症やその他アレルギーによる症状、鼻水、鼻づまりなど風邪の症状がある場合は早めに受診し、長引かせないことが何よりも大切です。
普段からかかりつけの耳鼻科をもち、すぐに相談できるようにしておくと心強いはずです。お子さんの場合は保護者の方がしっかり指導、観察することが欠かせません。風邪が長引いていないか、風邪をひきやすくはないかなどを気にしてあげましょう。
蓄膿症予防に役立つおすすめアイテム
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・アイリスオオヤママスク立体Vフィット 大きめ50枚入り
風邪や花粉、ハウスダストなどを予防する立体的な構造のマスク。日々の予防によって蓄膿症へと至る原因を取り除きましょう。
[4]口臭と深い関係のある蓄膿症を改善・予防して爽やかな息を目指そう!
蓄膿症は突然発症するものではなく風邪や花粉症、鼻づまり、鼻炎などを長引かせたり、悪化させてしまうことが原因だということがわかりました。人によって鼻がつまりやすい形だということもありますが、日々の予防や正しいケア、早めの受診などによって防げるものです。蓄膿症を予防して口臭の悩みのないきれいな息を手に入れましょう。