アロマ石鹸を手作りしよう!美肌レシピやアレンジ方法をご紹介
見た目も可愛くて良い香りのするアロマ石鹸は近年ますます人気となり目にする機会も増えてきました。手作りアロマ石鹸に挑戦したいという方も多いのではないでしょうか?石鹸ってどうやって作るの?難しそう?という声も上がりそうですが、実は基本的なやり方さえ覚えれば小さなお子様でも簡単に楽しく作ることが出来るのです。色々な方法での石鹸作りはありますが、今回は簡単でかつ美肌効果も期待できるおすすめレシピもご紹介していきます!
2018年12月06日更新
記事の目次
[1]アロマ石鹸とは?
アロマ精油をブレンドして作る、天然のハーブの香りが漂うアロマ石鹸は、防腐剤などの合成化学物質の含まれない無添加の安全で優しい石鹸です。精油には『ティーツリー』などニキビや吹き出物に効果的なもの、鎮静作用のある『ラベンダー』、肌を活性化させ皮膚の再生を助ける効能によりシワやたるみなどアンチエイジングに効果的な『ゼラニウム』『フランキンセンス』など様々な効能を持つものがあります。
また、小さなお子様や敏感肌の方でも安心して使える『カモミール』『マンダリン』などがあり、それぞれの目的・お悩み・使う人に応じてその都度適したものを選ぶことができます。手作りアロマ石鹸の魅力は、そんな癒しの効果のある無添加石鹸を自分好みにアレンジして、世界でたったひとつのオリジナル石鹸として作れて実際使用できる点です。また、デザイン性の面においてもたくさんのアレンジ法があるので、可愛くおしゃれに楽しく作ることができます。
[2]美肌レシピ!アロマ石鹸を手作りしてみよう
天然素材の精油やハーブを使って、美肌に効果的な成分を導入した優しいアロマ石鹸を手作りしてみましょう。
<用意するもの>
- 石鹸素地 300g(石鹸2個分・1個150g)
- アロマ精油(ラベンダー・ゼラニウム・フランキンセンス)
- ローズヒップハーブティー 約50cc(濃いめに抽出したもの)
- ハチミツ 小さじ2
- ジップロック2枚 (2重にして使用します)
<作り方>
1.ローズヒップハーブティーを約50cc分小鍋で煮出し、濃い目に抽出します。
2.ジップロックを2重にしたものに、石けん素地300gを入れて、(1.)で抽出した濃いめに淹れたハーブティーが、自然に冷めたら少しずつ注ぎながら、ジップロックをよく揉み石鹸素地と練りこみます。ドロドロになりすぎないよう注意しながら少しずつ調整して入れていくことがポイントです。
※ハーブティーは一気に投入すると泡立ってしまう場合がありますので、少しずつよく練りこみながら入れてやることがポイントです。
3.ハチミツ小さじ2と、アロマ精油50滴を(2.)に入れていきます。今回のブレンドではラベンダー15滴、ゼラニウム約25滴フランキンセンス約10滴とします。(ハチミツを加える事で洗い上がりがよりしっとりとしたマイルドな石鹸になります。)
4.耳たぶくらいの硬さに固まってきたのを確認したら、中身をジップロックから取り出しお好きな形に成型します。お好みでクッキー型などの使用もできます。
5.出来上がった石鹸はバッドの上などに置き、風通しの良い冷暗所に2~3週間置いて乾燥させましょう。日光の当たる場所や高温多湿な場所には保管しないよう注意してください。蛍光灯の光にも当たらないようにしましょう。
お肌のトラブルの改善に効果のある精油
手作りアロマ石鹸は、使用する精油によって様々な効能を持つ仕上がりとなります。アンチエイジングやニキビの予防など美肌効果のある精油の特徴を知っておけば、より目的に合った石鹸づくりを楽しむことができます。
- ラベンダー(肌の再生、湿疹や炎症の鎮静作用)
- ゼラニウム(皮脂分泌のバランスを整える、抗菌・抗炎症作用)
- フランキンセンス(収斂作用、癒傷作用、抗炎症作用、しわ・たるみの改善)
- ローズウッド(抗菌作用、抗ウイルス作用、抗真菌作用)
- サイプレス(皮膚の引き締め、肌荒れ・ニキビ)
- サンダルウッド(抗真菌作用、消毒作用、消炎作用)
[3]手作りアロマ石鹸におすすめの材料とブランド
『石鹸素地』おすすめブランド
・生活の木 純植物石けん素地
150種類以上もの精油を取り揃えており、ハーブとアロマテラピーの専門ブランドとして圧倒的な人気を誇る「生活の木」。厳選された世界51ヶ国のパートナーファームと提携し、有機栽培で育った植物から蒸留&商品加工される精油は、厳しいオーガニックの基準を栽培から加工までの全工程で満たし、各機関でその高い品質は認証されています。
「生活の木」の石けん素地は、無香料・無着色の純植物性の素材です。お好みのハーブや精油を練り合わせて目的に合わせたオリジナルの石けん作りが楽しめます。
『ローズヒップティー』おすすめブランド
・農薬不使用 野生 ローズヒップティー シェルカット
サプリメント事業で長い実績を誇るnichie(ニチエー)の商品は美容、健康における様々なシーンをサポートしてきました。安全で高品質、かつ続けやすい価格帯の商品が人気の秘訣。より良い品質の商品をお届けするためにハーブセラピストやスーパーフードエキスパート、コーヒーマイスターなど様々な専門分野の有資格者が在籍しているのも特徴です。
nichie在籍のハーブセラピストもおすすめするローズヒップティーはチリ産の農薬不使用、野生の実を使用。ビタミンをふんだんに含み実まで食べられるハーブティーとして人気の商品です。
『フランキンセンス精油』おすすめブランド
・ドテラ dōTERRA フランキンセンス
天然素材にこだわり抜いた100%純粋な『do TERRA社』のエッシェンシャルオイルは、アロマテラピーのプロも多く使用する人気の精油です。合成化合物、有害物質は一切含まれておらず、世界最高等級を誇る今日手に入る精油の中でも「最も安全で体に優しいエッシェンシャルオイル」と言われています。
古代から使用されてきた最も貴重と言われるフランキンセンスは神秘的で高い美容効果が期待できます。dōTERRAのフランキンセンス精油は上品な香りと高品質な成分が特徴で、様々なシーンで幅広く使用されています。
『ゼラニウム精油』おすすめブランド
・GAIA (ガイア) エッセンシャルオイル ゼラニウム
「本質的で本物であること、そして常に最高の品質を求めること」をテーマに優れた品質のエッセンシャルオイルの研究開発に取り組む『ガイア』。優れた蒸留技術を持つメーカーで製造された、『ガイア』の精油は純度が高く、混ざり気のない高品質な製品に定評があります。
アロマ専門店や医療機関などでも高い評価を得ており、様々なシーンで長年活用されています。『ガイア』のゼラニウム精油は、水蒸気蒸留法で花と葉から抽出したエッセンシャルオイルでローズ調の上品な香りが特徴です。ミドルノートに属します。
『ココナッツオイル』おすすめブランド
・カフェ・ド・サボン 精製 ココナッツオイル
目的に応じて相性の良いオイルを選ぶことは、「手作り石鹸の特徴を決定するのに最も大切なプロセス」とし、『手作り石鹸とアロマ、ハーブのお店ーカフェ・ド・サボン』では体に優しい良質なオイルを数多く取り揃えています。泡立ちのよい石鹸を作りたいときは、ミリスチン酸とラウリン酸を多く含むココナッツオイルが欠かせません。
『アボカド』おすすめブランド
・tecolo(てころ)アボカドオイル未精製【バリューオイル】
自然派の安心できる素材のみの品揃えを誇る、日本で初めての「手作り石鹸と材料道具」に特化した専門店。tecolo(てころ)のアボカドオイルは、オーストラリア原産の実そのものを原料とし、濃いグリーンでリッチな使用感が特徴です。赤ちゃん用石鹸の材料としても人気の高い自然派オイルです。
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[4]販売はしてもいいの?廃油で石鹸は作れるの?手作りアロマ石鹸を楽しむための注意点
手作りアロマ石鹸、販売はしてもいいの?
手作りアロマ石鹸はハーブや精油など人気の素材を使用して手軽に作れ、さらにデザイン性にも優れ見た目も可愛いことからも、近年ブームとなり、興味を持つ人も増えています。洗顔やボディソープとして使用する場合、これらの手作りアロマ石鹸はあくまで「化粧石鹸」となりますので、販売する際には、医薬品医療機器等法にもとづく許可が必要です。
ただし、洗濯用や台所用としての、人体に使用する目的ではない石鹸の場合は「雑貨」という扱いになり、医薬品医療機器等法にもとづく許可は不要とされています。「化粧石鹸」「雑貨としての石鹸」を問わず、使う人の安全性を十分考慮し、社会責任をしっかりと自覚した上で慎重に取り扱いましょう。
廃油で石鹸は作れるの?
揚げ物など使用済みの食用油を再利用して作る、「廃油石鹸」という手作り石鹸があります。これは家庭用食用油による海や河川の環境汚染防止対策の一つともされており、合成洗剤を含まないことから、食器用や浴槽洗い用として環境に優しい石鹸として生成され役立ってきました。
しかし、「廃油石鹸」を作る際は苛性(かせい)ソーダという劇薬を使用しなければなりません。苛性ソーダは試薬の中でも極めて危険とされ、本来は薬剤師など知識を持った専門家が取り扱うべき薬剤です。薬局などでお買い求めいただけますが、購入時には印鑑や身分証明書が必要な場合もあります。苛性ソーダは、例えば皮膚についた場合は激しい損傷の恐れがあり、1滴でも目に入ると失明の可能性もあるとされています。苛性ソーダを取り扱う際には、保護用の手袋・メガネを装着し厳重に注意し、慎重に扱い使用しなければなりません。特にお子さんやペットのいるご家庭では絶対に手の届かない場所に保管し、使用後のゴミにも細心の注意を払う必要があります。
「廃油石鹸」とはこのような危険で取扱注意の必要のある薬剤を使っての石鹸作りとなりますので、十分に安全な設備を整え、知識を得た上で、自己責任で行わなければなりません。少しでも不安があり準備が整っていないと感じる場合は、できるだけ苛性ソーダを使用した石鹸作りは作成しないほうが良いと言えるでしょう。
[5]本格的に学んでみよう!手作りアロマ石鹸資格取得コースと検定について
精油やハーブを使用して作るアロマ石鹸は知れば知るほど奥が深く、専門的な知識があるとより幅が広がる分野です。基礎から本格的に学べるコースや講座を受けて新しい可能性へ向けチャレンジしてみるのもいいですね。
生活の木 手作り石鹸資格対応コース
ハーブとアロマテラピーの専門店としても知られる生活の木では、手作り石鹸資格取得コースが開設されています。石鹸作りの基礎から応用まで、じっくり丁寧に体系的に学び、美肌に役立つ安心で安全なオリジナル石鹸を自分で手作りすることが出来ます。
諒設計アーキテクトラーニング コールド・プロセスソープマイスターW資格取得講座
自宅にいながらも資格取得講座を受講できるということからも、人気の通信教育です。初心者の方でも分かりやすく丁寧に楽しく石鹸作りについて学ぶことが出来、オリジナルの手作り石鹸が自分で作れるようになるまで学べる講座です。
本講座は日本アロマメディカル心理セラピー協会主催の「コールド・プロセスソープマイスター」という資格と、日本インストラクター協会主催の「手作り石鹸インストラクター」という2種類の資格取得に対応しています。楽しく学びながら将来インストラクターとして人に教えていきたい方におすすめです。
一般社団法人 ハンドメイド石けん協会
<ホームソーパー検定>
手作り石鹸を安全に楽しく作るための知識と技術を問う検定。ハンドメイド石鹸協会指定の検定キットを使用した規定の講習を事前に受講します。講習終了後に筆記試験を実施する流れとなっています。
<ジュニア・ソーパー資格>
ジュニア・ソーパー資格とは、手作り石鹸についての基本的知識と製造法を身につけており、他の人へ指導することができるレベルのスキルであることを認定する資格です。特に危険材料とされる「苛性ソーダ」等の正しい取り扱い方法を身につけており、医薬品医療機器等法(旧薬事法に当たります)などの法令遵守について知識があり、自ら実践し指導できることが有資格者に求められます。
[6]初心者にも簡単でお子さんの自由研究にも大人気!手作りアロマ石鹸の楽しいアレンジ法
手作りアロマ石鹸の基礎が分かれば、ブレンドするオイルやトッピングの材料、成形時に使用する型などをアレンジして、様々な石鹸を作ることが楽しめます。デザイン性も幅広くクリエイティブな発想力で「作って楽しい!」「使って嬉しい!」石鹸作りに挑戦できます。様々なアレンジ法の例を参考にして是非お子様とも一緒に楽しんでみてください。
色々な形の石鹸を作ってみよう
様々な型に入れてデザインにも一工夫。キュートな石鹸作りでより楽しめます。
- 牛乳パック
- ヨーグルトパック
- 豆腐パック
- クッキー型
- シリコン型(星、動物、花、ハートなど)
ドライハーブを入れてみよう
ドライハーブを入れるタイミングは、石鹸が固まる前、型入れ時に一緒に入れましょう。ドライハーブを細かく砕いて石鹸全体に混ぜ込む方法もあります。
- ラベンダー
- ローズヒップ
- カモミール
色々なキャリアオイルを試してみよう
アロマ精油を天然の植物油であるキャリアオイルで希釈することで、より美肌に効果的なお肌に優しい石鹸を作ることが出来ます。各オイルの効能を参考にして目的にあった手作りアロマ石鹸を楽しみましょう。
- キャスターオイル(鎮痛・抗炎症作用がありシミや傷跡に効果的、乾燥や肌荒れに有効)
- オリーブオイル(抗酸化作用が高く肌の老化を防ぐ効果に期待ができ、保湿効果に優れている)
- ココナッツオイル(殺菌作用・抗炎症作用に優れ、ニキビやアトピー性皮膚炎に有効)
- アボカドオイル(保湿、抗酸化効果に期待ができエイジングケアにも有効)
- スウィートアーモンドオイル(エモリエント効果で皮膚を柔らかくし、美白効果にも有効)
- ホホバオイル(肌にハリやツヤを与える、優れた保湿力、皮脂バランスの調整に有効)
★トッピングを工夫してみよう
- 牛乳
- はちみつ
- 蜜蝋
- アロエ
- コーヒー
- 泥(クレイ)
★色をつけてみよう
- 食紅
- クレイ
- スパイス(ターメリックなど)
- 茶葉
[7]プレゼントにも最適!可愛くておしゃれな手作りアロマ石鹸を楽しもう
いかがでしたでしょうか?知れば知るほど奥の深い手作りアロマ石鹸。世界でたったひとつだけのオリジナル石鹸を自分で手作りできたら楽しいですね。色々な作り方はありますが、思ったほど難しくはなく材料さえ揃えれば今日からでも作ることができるのです。色々工夫してバラエティー豊かな手作りアロマ石鹸をお楽しみください。
※アロマオイル(精油/エッセンシャルオイル)を使う際の注意点
アロマオイルは医薬品ではないため、「治療」できるものではありません。ここに掲載されている内容は精油の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。予めご了承ください。症状がひどい場合は医療機関を受診することをおすすめいたします。実際にアロマの香りに癒されるという方はたくさんいます。自分の体の状態や気分に合わせて上手に取り入れてくださいね。