プレシャンプー徹底解析!今までのシャンプーでは汚れを落としきれていなかった!?
日々のシャンプー、1回で済ます人、2回でしっかり洗う人とさまざまです。2回洗う場合、1回目のシャンプーのことを「プレシャンプー」と言いますが、プレシャンプーとは一体どんなものなのでしょうか。プレシャンプーの必要性や、プレシャンプー専用につくられたシャンプー剤についてご紹介します!
2018年01月30日更新
記事の目次
[1]プレシャンプーとは?
美容院でシャンプーをお願いすると、2回シャンプーしてくれる美容院がほとんどです。1回目のシャンプーは「プレシャンプー」と呼ばれ、2回目のシャンプーへ向けてのクレンジングのようなものです。毎日のシャンプーは、人によって1回のシャンプーで済ませたり、2回シャンプーしてしっかり洗うなど違いがありますが、プレシャンプーの有無で何か変わるのでしょうか?
プレシャンプーの役割
- 洗浄の妨げになる汚れやホコリを洗い流す
- 低刺激シャンプーの良さを最大限引き出す!
「1回のシャンプーだとなかなか泡立たない」という経験をされたことありませんか?それは日々のスタイリングで使うワックスやオイル、セットローション、スプレーなどのスタイリング剤やトリートメント剤、1日かけて分泌された汗や皮脂汚れ、髪に絡みついたホコリなどが洗浄の妨げとなっているからです。
現代人は、動物性脂肪をよく摂取するようになったことから脂っぽい皮脂分泌が多くなり、さらに排気ガスや花粉などの空気中の汚れによって、実は頭皮がかなり汚れています。まずはプレシャンプ―でそのスタイリング剤や汚れ、ホコリを落としてから、2回目のシャンプーをしましょう。
プレシャンプーは顔でいう「クレンジング」と同じです。プレシャンプーを行わないと、髪は皮脂や汚れでどんどん重たくなっていき、ボリュームがなくペタッとしてしまったり、スタイリングが上手くいかなかったりします。また、美容院でのカラーやパーマも薬剤が髪に浸透せず色が入りづらい、パーマがかかりづらいというトラブルを引き起こします。
2回目で使うシャンプー剤を「メインシャンプー」と言いますが、このメインシャンプーの効果を最大限引き出してくれるのも、プレシャンプーの役割です。低刺激シャンプーを使うようになって、頭皮がべたつくようになったり、しっかり洗えていないと感じる人は多いです。
市販のシャンプーに配合されている洗浄剤の多くは、ラウレス硫酸Naやラウリル硫酸Naなどの高級アルコール系界面活性剤が選ばれています。これらは泡立ちが良く洗浄力が高いですが、頭皮に与える刺激が強く、肌が敏感な人にとっては刺激的です。
皮脂を必要以上に除去してしまうので、頭皮が乾燥してしまいフケを発生させてしまったり、逆にべたつく原因になってしまいます。そこで、最近増えている洗浄剤が低刺激であるシャンプーに変える人が多くいます。日々高級アルコール系界面活性剤の配合されているシャンプーを使ってすっきり洗っていた人が、いきなり低刺激のアミノ酸系界面活性剤、ベタイン系界面活性剤に変えると洗い上がりに違いを感じます。
洗い上がりだけでなく、頭皮も急に低刺激シャンプーに変えられると、しっかり洗われて乾燥を防ぐために皮脂を分泌していたサイクルから低刺激シャンプーに合うサイクルに合わせるのには時間がかかります。低刺激シャンプーに期待して変えても、低刺激シャンプーの良さが現れる前に皮脂の過剰分泌やフケ、かゆみなどの不満を感じる人もいます。そんな時にプレシャンプー剤を使ってみてください。
プレシャンプーで汚れやホコリを洗い流し、低刺激のメインシャンプーを使ってみると、洗い上がり仕上がりも良く、頭皮への刺激も少なく低刺激シャンプーの良さを引き出して洗うことができます。
プレシャンプーのやり方
「プレシャンプー」と「メインシャンプー」で使うシャンプー剤は、別のものを使います。メインシャンプーはそれぞれ好みのものを選んでいいですが、プレシャンプーについては「プレシャンプー専用シャンプー」を選ぶことをおすすめします。
プレシャンプーの手順としては、普段のシャンプーと一緒で、髪を濡らす前にブラッシングして頭皮に溜まったホコリを浮かし、お湯でしっかり予洗いして頭皮までしっかり濡らします。
毛量に合った量を手にとり、泡立ててから頭皮を洗います。スタイリング剤やトリートメント剤が毛先についているようなら、毛先も優しく洗いましょう。時間はかけなくていいですが、すすぎはしっかりしましょう。それから、メインシャンプーでのシャンプーをしてください。
[2]プレシャンプーで使用するシャンプー剤の選び方
整髪料などを落とすことができる洗浄力
プレシャンプーとして作られているシャンプー剤には、頭皮の汚れはもちろん、ワックスやスプレーなどのスタイリング剤、オイルやヘアパックなどのトリートメント剤を落とすような機能があります。
スタイリング剤やトリートメント剤のような整髪料には、シリコン剤や鉱物油などが含まれますが、これらは髪などに膜を張るためラウレス硫酸Naやラウリル硫酸Naなどの高級アルコール系界面活性剤でもなかなか落とせません。このような皮膜汚れを除去する成分を配合しているシャンプーを選びましょう。
肌への刺激が少ない
2回もシャンプーするとなると、頭皮はもちろん手への刺激も気になります。肌への刺激の少ないシャンプーを選びましょう。プレシャンプーは、前述のように皮膜汚れを落とすチカラがあるものがありますが、これらの成分は刺激が少なくアトピー性皮膚炎や敏感肌の人も安全に使うことができます。
[3]プレシャンプー専用のシャンプー剤がある!編集部おすすめプレシャンプー4選
ディアテック/デザイニングエッセンス カウンセリングプレシャンプー
洗浄剤は「ラウレス-6カルボン酸Na」という低刺激でありながら高い洗浄力があります。弱酸性の酸性石鹸なので、アトピー性皮膚炎や敏感肌の人も使える洗浄剤になっています。また、皮膜汚れを落とす洗浄剤としては「トリイソステアリン酸PEG20グリセリル」「ジステアリン酸PEG150」というノニオン界面活性剤が含まれています。
これらが整髪料などの皮膜汚れを自ら選んで落とすチカラを持っています。頭皮の皮脂を過剰に除去しないので、程よい洗浄力でフケやかゆみも出ません。オレンジの爽やかな香りのプレシャンプーです。
シーブリーズ/シャンプー前の毛穴すっきりクレンジング
植物性の優しい洗浄剤で頭皮のホコリや毛穴につまた汚れを浮かします。こちらの商品は泡立つものではなく、クリーム状のクレンジングのようなものなので、適量を手にとり直接頭皮につけてマッサージします。整髪料などを落とすチカラはあまりありません。
シーブリーズ特有のスース―とした清涼感があるため、汗をかきやすい夏に使用すると気持ち良いプレシャンプーです。
シュワルツコフ/BCクア ヘア&スキャルプ プレシャンプーピーリング
新開発されたホホバオイル由来でなめらかな表面を持つ「ピーリングビーズ」が毛穴の汚れや頭皮の皮脂汚れを優しく浮かし出します。また頭皮の新陳代謝を促す成分も配合されており、健康な頭皮と毛髪を保つことができます。
他にもパンテノールが頭皮の水分バランスを整え、うるおいのある頭皮を保ちます。殺菌作用のあるレモングラスエキスが頭皮を健やかにし、メントールによる清涼感で、こちらも暑い夏に使いたくなるようなプレシャンプーです。
アヴェダ/プラマサナ ピュリファイング スカルプ クレンザー
ネロリ、グレープフルーツ、サイプレスなどの植物エッセンスのアロマブレンドにより、フレッシュな香りです。アヴェダ独自の「海藻エキス」「ラクトバチルス」「タマヌオイル」3つの成分のブレンド「スカルプクリーンコンプレックス」が頭皮の水分バランスを整え、頭皮の本来のバリア機能をサポートし、空気中の汚れや紫外線などの外的刺激から頭皮を守ります。成分が気になる方におすすめのオーガニックプレシャンプーです。
[4]プレシャンプーでべたつく頭皮とサヨナラしよう!
毎日シャンプーしてるのに、翌日夕方には頭皮がべたついてくるという悩みを持つ人は多いです。だからこそ低刺激シャンプーに変える人も多いのですが、余計べたついてしまったり、整髪料が落ちないトラブルが多くあります。低刺激シャンプーの良さを最大限引き出すためには、プレシャンプーは必須です。プレシャンプーによって頭皮のべたつきが無くなると、毎朝のスタイリングも楽になり、夕方にはペタンコ頭になったり、わざわざセットしたヘアスタイルを崩すことも少なくなりますよ。